2009(h21)年9月25日(金) 「コクコクの会」代表 土屋公献 弁護士 御逝去 |
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当会代表 土屋公献 先生 を 悼む
土屋先生は、「人権派」、「平和擁護派」弁護士としてつとに知られ、常に「権力」により人生を翻弄され人権を蹂躙される国民(弱者)の側に立ち切り、弁護士法第一条にあるように「人権擁護」と「社会正義」の実現を使命とした真の「弁護士魂」が生涯に渡ってぶれないお方でありました。 人権擁護活動に心血を注ぐ弁護士としての先生のお姿は、「在野法曹の鑑」とも評される斯界の重鎮ではありましたが、その業績への国家からの栄典(叙勲)は固辞されるなど気骨ある姿勢を貫かれていました。
また、米国での同時多発テロ(2001/9/11)では、これは戦争ではなく「犯罪」として裁くべきとして、戦争屋・ブッシュ米国大統領(当時)を担ぐ小泉首相(当時)を厳しく弾劾しました。 過去には「吉展ちゃん事件」の国選弁護人を務めたり、「死刑制度は新たな殺人」として執行停止を呼びかけたり、また、オウム真理教事件での坂本堤弁護士問題や阪神・淡路大震災の被災者救済や被災地復興にも精力的に取り組まれました。 更に、先生は「市民運動」にも力を注ぎ、数々の市民集会の発起人に名を連ねるばかりでなく、ご病気が重くなるつい最近まで諸集会に足を運んだりメッセージを届けたりなさっていました。 日常の土屋先生は、こうした「権力」と「果敢に闘う弁護士」のイメージからはほど遠く、いつも大らかで明るくとても謙虚でしかも逞しいお方で、誰彼の分け隔てなく公平に優しく接して下さるお方でした。 上述したように、土屋先生は、生来の弁護士としての資質や卓越したご見識はもとより、人間的にも素晴しいご人格を備えておいでになりました。そうした土屋先生のご謦咳に接することの出来た私たちはそれを誇りとするものです。 |
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![]() 告訴告発ブックレット |
![]() 在りし日の土屋公献先生 |
「コクコクの会」代表 土屋公献 弁護士を偲んで 土屋先生、長い間いろいろと本当に有り難うございました。 ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 |
![]() 「コクコクの会」共同代表 土屋公献氏と後藤昌次郎氏 |
![]() 石原起訴への上申書提出 |
![]() 告訴告発一周年集会 |
![]() 地裁へ「付審判請求」へ |
![]() 「付審判請求」記者会見 |
![]() 「検察審査会」へも申立 |
![]() 司法記者クラブで記者会見 |
![]() ガンバロウ集会での挨拶 |
![]() 石原訴追 ガンバロウ集会 |
![]() ガンバロウ集会 |
![]() 学習指導要領学習会 |
![]() 学習指導要領学習会 |
![]() 理由補充書等提出 |
![]() 付審判請求、高裁へ「抗告」 |
![]() 「抗告」記者会見 |
![]() 最高裁へ「特別抗告」 |
![]() 「特別抗告申立書」 |
![]() 「特別抗告」理由補充書 |
![]() 「新たなたたかい」集会 |
![]() 新たな闘いに向け「挨拶」 |
![]() 新たな闘いへ決起集会 |
![]() 石原訴追 と 土屋公献弁護士 T、「10.23通達」と「コクコクの会」 極右政治家として有名な石原都知事らが進める「日の丸・君が代」強制に対して、多くの教職員は、そこに「民主教育の破壊」や「国家主義・国粋主義教育」、「人権の蹂躙」と「全体主義的統制」、「思想良心の自由の蹂躙」や「表現の自由の抑圧」等々を感じ、それは即ち、「平和への脅威」や「戦争への地ならし」であることを敏感に感じ取りました。 ![]() その石原都知事らへの刑事訴追に関しては、当時の自公与党に阿った「国策司法」の下、東京地検は2005(h17)年12月28日に被疑者・石原らを「不起訴処分」としました。 しかしながら、最終的には2007(h19)年4月23日に、最高裁で「日の丸・君が代」強制事件の付審判請求「特別抗告・棄却」の決定がなされ、残念ながら被疑者・石原らは「罪とならず」として「不起訴」が確定し一応の司法決着が謀られてしまいました。 V,「日の丸・君が代」強制
と 思想良心の自由 W,国策司法 X,土屋先生の御遺志 こうした時期に、「コクコクの会」の代表たる土屋公献先生を失うことは私たちにとって計り知れないほど大きな損失です。しかし、私たちは、今また戦争政策へうごめく策動を断固阻止し、日本に真の平和と人権擁護と社会正義の実現を目指した土屋先生の御遺志をこれからもしっかりと引き継いでいかなければなりません。 その為には、いまなお反動的な「日の丸・君が代」強制を続けている石原都知事らの権力犯罪を断罪し、彼をその地位から引きずり降ろすための闘いを継続していくことで、この民主教育の危機を克服し、憲法19条をはじめとする民主条項の形骸化を許さず、真の憲法理念の定着を図っていかねばなりません。 |
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故・土屋公献 氏 葬儀日程 (喪主: 土屋冨美子(妻)) ○ 通 夜 2009(h21)年10月2日(金)午後6時〜7時 ○ 告別式 2009(h21)年10月3日(土)午前11時〜12時 於: 東京都文京区湯島4-1-8 天沢山 麟祥院(りんしょういん) Tel. 03-3811-7648 【地図】 連絡先:: 土屋総合法律事務所 (新代表: 高谷 進 弁護士) 【URL】 〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-21 第21中央ビル6階 Phone 03-3567-6101(代) Fax 03-3567-6110 |