幸せになる『赤毛のアン』の言葉−95
松本侑子ホームページ
「今日は記念日だから、特別にいい子でいようと思っていたのよ。マリラ、去年の今日、何があったか憶えている?」
「これといって特に思いつかないね」
『赤毛のアン』第20章
アンがグリーン・ゲイブルズへ来て一年たちました。マリラには特別な日でなくても、アンにとっては人生が大きく変わった大切な記念日。誰にも、そんな自分だけの大切な一日がある。
松本侑子
『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.4.10.