「ギルバートったら、『もう一人あり、それは妹にあらず』というところで、まっすぐアンを見たわよ」 ダイアナの台詞
『赤毛のアン』第19章
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大切な人がもう一人いる、しかしそれは妹ではない、愛する娘だ、という意味のことを言いながら、ギルバート少年はアンを見つめた……。
女の子同士で、気になる男の子のことを語りあう愉しさ……。そんな青春の日を大切にして下さい。この一節は、イギリスの女性詩人ノートンの詩『ライン河畔のビンゲン』。
松本侑子
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『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.3.25. |