幸せになる『赤毛のアン』の言葉−3
松本侑子ホームページ
「小鳥たちは歌っていた。あたかも今日が、一年でただ一日の夏の日であるかのように」
『赤毛のアン』第2章
今日という日を、精一杯に生きる。今日が、一年でたった一日しかない美しい夏の日であるかのように、思い切り楽しんで……。
もともとは、アメリカの詩人ローウェルの一節。養家グリーン・ゲイブルズのマシューが、孤児院から来るアンを、駅に迎えにいく場面に引用されている。
松本侑子
『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用。