アンの青春の明日が輝く言葉 第133回

「ベッドに入ってから泣くね。明日は目がはれて、泣いたってわかるかな? だけど泣けば気が楽になりそうだもの」ポールの台詞──『アンの青春』第26章

十八歳のアンは、カナダ本土の大学に進むことになり、教職をやめ、プリンスエドワード島を離れることになりました。アンの教え子たちは、ポールはもちろん、みんなが、先生との別れを嘆き悲しみます。
悲しいことがあったときは、温かい涙が、あなたを慰めてくれます。泣くことを恥ずかしがらないで、存分に涙を流して、悲しみを洗い流してください。ポールの言うように、泣けば、いくらか気が楽になります。(松本侑子)

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