アンの青春の明日が輝く言葉 第58回

恋人たちの小径は、ブナとカエデの葉がきらきら輝く森の奥へと続いていた。森はすべて燃えるような赤と金に色づき、目も綾(あや)なすばらしい錦秋の午後、華やかな静寂と安らぎのなかに広がっていた。──『アンの青春』第21章

カナダ東海岸の紅葉は、国旗にもついているカエデ(メイプル、砂糖カエデ)の葉が、赤や黄色、オレンジ、金色に染まり、森ごと、山ごと輝いて、息をのむような壮大な美しさです。5年前の秋、カナダで見た紅葉を鮮やかに思い返しています。
今年は、紅葉を見に行かれましたか。遠くへ出かけなくても、近くの街路樹の紅葉も、味わって眺めてあげたいと思います。(松本侑子)

★お知らせ
11月28日(木)18時〜、都内でシンポジウムに出演します。「日中文学シンポジウム〜21世紀の作家と現代生活」です。入場料は無料です。
日時=2002年11月28日(木)18時〜20時
会場=日本プレスセンタービル 10階ホール(定員300名)
住所=千代田区内幸町2-2-1
最寄駅=地下鉄千代田線・日比谷線・霞ヶ関駅C-4/丸の内線 霞ヶ関駅B-2/都営三田線・内幸町駅A-7
申込方法/日本ペンクラブ宛に、往復ハガキでお申し込み下さい。
〒103-0026中央区日本橋兜町20-3(社)日本ペンクラブ
お問い合わせ=03-5614-5391(担当:宮川)
出演者=張平氏(男性)池莉氏(女性)畢四海氏(男性)李玲修氏(女性)辻井喬氏(作家・詩人)津島佑子氏(作家)立松和平氏(作家)茅野裕城子氏(作家)
司会=関川夏夫氏(作家)/コーディネート=松本侑子
テーマ=現代の中国文学、日本文学の実力派作家が集まり、それぞれの執筆テーマについて語ります。
1)都市と農村
2)新しい家族関係と文学
3)作家と消費生活
4)21世紀の文学とメディア
主催=社団法人日本ペンクラブ、国際交流基金

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