アンの青春の明日が輝く言葉 第51回

「誰だろうと、理想通りにはいかないものですよ。でもね、ローウェルも言っているわ、『失敗は罪ではない、低い志こそが罪である』と」アラン牧師夫人の台詞──『アンの青春』第15章

アラン牧師夫人は、アンを励まします。誰もが理想通りにはいかないのです。でも、決して高い理想を捨ててはなりませんよ、と。
『失敗は罪ではない、低い志こそが罪である』とは、19世紀アメリカの詩人ローウェル作『署名のために』の一節です。
失敗すると、何もかも嫌になり、また取りくむことに後込みします。
でも、失敗は罪ではありません。
未来をあきらめ、目標を捨ててしまうことが罪なのです。
失敗してもいいではありませんか。くじけずに、めげずに、あなたの夢を忘れずに少しずつ進んでいきましょう。（松本侑子）

この文章は、新刊エッセイ集『アンの青春の明日が輝く言葉』（ディスカバー21発行、1200円）46〜47頁に掲載しています。書店でご覧下さい。

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