『物語のおやつ』(WAVE出版 1470円 2003年9月)
児童文学に出てくるおやつのエッセイ集です。それぞれの童話の舞台となった欧州、北米の国々を取材して、いろいろなお料理を食べた経験をもとに、物語の背景となる食文化についても、くわしく、楽しく解説しました。月刊誌「きょうの料理」(日本放送出版協会)に連載したエッセイに加筆して、1冊にまとめた本です。
それぞれのおやつを、料理研究家の先生に作って頂き、飲み物・食器・クロスも合わせてきれいにテーブルコーディネートしたカラー写真、作り方のレシピを掲載しました。
帯の写真は、エーリッヒ・ケストナーの名作『エーミールと探偵たち』で、事件が解決したラストに、男の子たちが、ベルリンのお祖母さんの家で、みんなでおいしく食べるドイツのアップル・ケーキとココアです。
◎印は、物語の舞台、または作者の家をたずねて、取材をした童話です。その旅で撮影したカラー写真も、約20枚ほど掲載しました。

「ぐらとぐら」 かすてら 日本
「風にのってきたメアリー・ポピンズ」 ジンジャー・パン イギリス ◎
「大どろぼうホッチェンプロッツ」 プラムケーキ ドイツ ◎
「赤毛のアン」 木いちご水 カナダ ◎
「あしながおじさん」 レモンゼリー アメリカ ◎
「ロッタちゃんのひっこし」 パンケーキ スウェーデン
「鏡の国のアリス」 パン・プディング イギリス ◎
「若草物語」 ブランマンジェ アメリカ ◎
「小さなスプーンおばさん」 パンケーキとこけもものジャム ノルウェー
「さむがりのサンタ」 クリスマス・プディング イギリス
「エーミールと探偵たち」 アップル・ケーキとココア ドイツ ◎
「小公女」 ブドウパン イギリス
「赤毛のアン」 レイヤーケーキ カナダ ◎
「アンの青春」 オートミールとショートブレッド カナダ ◎
「ピーターラビットのおはなし」 カミツレティー イギリス ◎
「大きな森の小さな家」 ブタのしっぽのあぶり焼き アメリカ ◎

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