アンの愛情の言葉 第46回
「ぼくには、夢があるんだ」ギルバートはゆっくり切り出した。「叶うはずがないと何度も思いながら、それでも、夢を描いてきた。ぼくは、ある家庭を、夢見ているんだ。暖炉に火がともり、猫と犬がいて、友の訪れる足音が聞こえ……そして、きみがいる家庭を!」
"I have a dream," he said slowly. "I persist in dreaming it, although it has often seemed to me that it could never come true. I dream of a home with a hearth-fire in it, a cat and dog, the footsteps of friends -- and YOU!"
モンゴメリ作『アンの愛情』 第41章より
"Anne of the Island" by L.M.Montgomery
みなさま、こんにちは。
今月のメルマガをお届けさせて頂きます。
今日の言葉は、ギルバートがアンに語るプロポーズです。
これまでのメルマガでもご紹介したように、以前も、彼は求婚しました。
しかし、アンに、見事に断られました。
あなたを愛することはできない、友だち以上の関係にはなれないと……。
それでもギルバートはあきらめず、アンを思い続け、2年たって、ふたたび結婚を申し込んだのです。
さて、このメルマガの読者のみなさんは、結婚されている方も、おひとりの方もいらっしゃることでしょう。
誰しも、結婚する前は、大好きな人と、温かく、気持ちのいい家庭を築こうと思って、一緒になります。
今日のギルバートの言葉で、そのときの気持ちを思い出して、ご家族のみなさんと仲良く、楽しく、おすごしください。
そして、これから結婚を望まれている方は、きっとすばらしい出逢いがあり、ギルバートのようにあきらめずに望みつづけて、夢が叶いますように……。
どんな家庭を作りたいのか、ギルバートのように、具体的に思い描くことが、きっと大切なのでしょう。
ギルバートの求婚をうけて、アンはどうするのでしょうか?
続きを、拙訳でお読みください。(次へ)
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