アンの愛情の言葉 第10回

少なくともダイアナには優れた美徳があり、友の才能と長所をうらやまずに褒め称えるのだった。──『アンの愛情』第12章

"......Diana, who possessed, at least, the striking merit of an unselfish admiration of the gifts and graces of her friends."──Chapter 12 "ANNE OF THE ISLAND" by L.M.Montgomery

春にまいた朝顔が、今も毎朝、きれいな花を咲かせてくれます。でも、少しずつ秋の気配がしのびよってきましたね。
今日の言葉は、アンの良き友、ダイアナについての一文です。
人の輝かしい才能、長所を、素直に褒め称えることのできる人……ダイアナは、そんな心の広い女性です。
それがダイアナの人間的な魅力であり、アンもそんなダイアナを好きなのだと思います。
今日は、まわりの人の才能、長所を感じたら、ぜひ褒めてあげてください、心から……。
最近は、9月20日に出る久しぶりの小説集『引き潮』（幻冬舎）のゲラ刷りの直し、校正、カバー作りに取りかかっていました。
今まで書いた小説集のなかで、一番気に入った本になりそうです。
過ぎさった日の恋と別れを甘く切なく追想する、9つの物語です。（次へ）

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