アンの愛情の言葉 第6回
「多少の試練と悲しみがなければ、人生は、いい具合に発展することも円熟味を増すこともできないの、それは確かよ」──『アンの愛情』第6章 アンの台詞
" I'm sure no life can be properly developed and rounded out without some trial and sorrow" ──from "ANNE OF THE ISLAND" by L.M.Montgomery
どんなに幸せそうに見える人でも、他人には言えないその人だけの苦労が、必ずあります。
でもだからこそ、その人の人生は、輝いて見えるのかもしれません。
あなたが今、大変だと感じている試練と悲しみが、あなたを羽ばたかせ、成長させ、人生をゆたかにするのです。
アンは、「それは確かよ(I am sure)」と言っています。
なんだか、アンとモンゴメリに、励まされているような気持ちになります。
だから、もう少し、がんばってみてください。
東京は、だいぶ春らしくなりました。
犬の散歩で毎日歩いていると、真冬から順々に、いろいろなお花が咲いてきました。
冬桜の白くて薄い花→ロウバイの黄色くてすばらしい香りの花→ボケのあざやかに赤い花→紅梅と白梅のさわややかで甘い匂いの花(メジロでしょうか、くすんだ緑色の小鳥が枝にとまって、花粉だか蜜だかを食べていました)→椿の白い花、桃色の花、赤い花、紅白入りまじった花→アカシアの黄色い花→白モクレンの花……と続いています。
日に日にふくらんでいく花のつぼみを見ながら歩くのも、日々の楽しみです。
私の犬は、お花に気がついているのかな……などと思って歩いています。
それでは、どうぞお元気でおすごしくださいますように。
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