幻の「どこでもインターネット」




「どこでもインターネット」

を実現しようと、PHSモバイルコンピューティングを半年前に始めました。

「どこでもインターネット」

は、どこにいようとも、その時必要な情報が、WEB上の膨大なデータベースから 即座に得ることができると(私が勝手に思い込んだ)インフラです。

例えば、不案内な土地に行った時、その土地の地図はもちろん、観光場所や、プレイスポット、 あるいは、銀行の所在地とか、電車の時刻表、路線バスの経路などなど・・・
サーチエンジンを駆使すれば、何か情報は得られます。
また、リアルタイムなニュースなども見たい時にすぐ見られます。

これらは、ほんの一部にすぎません。
言ってみればWEB上のあらゆるサービスを利用できるわけです。しかも、内容は毎日、飛躍的に充実していっているのですから。
それが、どこにいても利用できるとは、まさに夢のようなお話。


しかし、実際はやはり夢のお話でした。なぜならば・・・・



PHSが圏外で使えない。

やはりPHS。市街地では使えても、郊外では入らないことが多いです。
それから、建物の中ではだいたい使えません。これは不便です。なぜかは後述。
何よりもまず電波が届かなければ、お話になりません。


アクセスポイントが少ない。

アクセス時には、PIAFSに対応したアクセスポイントでないと接続できません。
現在、各プロバイダでPIAFSに対応しているアクセスポイントは非常に少ないのです。
地方からだと、結局、東京や大阪などに、かけることになってしまいます。
(その点DDIのαDATAはフツーのアクセスポイントでいいのですね。)


パソコンの画面が、屋外では非常に見づらい。

私は、Librettoを使っていますが、あの東芝のCMはウソです。
夜ならまだしも、日中はかなりキツイです。フードをつければまだましかもしれませんが。
そういうわけで、屋内に入るってぇことになると、さっきの問題が出てくるわけです。


パソコンを持ち歩く気がしない。

いくら軽いLibrettoとはいえ、大容量バッテリをつけると、1kg近い。
これだけを持ち歩くならまだいいのですが、たいてい他のものもあるので、プラス1kgは、 ヘビーです。
すると、たぶん使わないからいいかといった感じで結局持って行かない。で使わない。
やはり、PDAは極力軽くないとだめです。


今のところPHSモバイル通信環境はやはり人の多い大都市圏中心になっています。
そういうところには、たいてい電話ボックスもあるから、どうしても必要な場合は、 電話ボックスを利用すればいいのです。
おまけに「ぐれでん」(ISDN)があれば、PHSよりさらに高速に接続できてしまうのですから。

で、電話として考えたらやはり携帯電話の方が便利です。
というわけで、私は、PHSを解約してしまいました。
(せっかく〇万円投資したのに・・・・なんだかんだ言って、最近またタダで配ってるしなぁ。)


でも、そのうちきっともっと楽に実現できると思います。

「どこでもインターネット」


魂を抜かれた312S



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