すべて我が家で栽培している野菜です。
野菜 | 特徴 | 栄養素 mg/100g | 薬効 |
キュウリ | 90%以上が水分です。わずかにビタミンやミネラルを含む程度ですが、パリッとした歯ごたえとさわやかな風味を楽しみ、食を進めるための野菜です。 水分が多く高い利尿効果のあるイソクエルシトリンを含んでいるため、むくみとりの効果を持ってます。膀胱炎や急性腎炎のむくみの応急処置に役立ちます。 |
・ビタミンC 13 ・ビタミンE 0.4 ・ビタミンB2 0.2 ・カリウム 210 ・カルシウム 24 |
・むくみ ・胃弱 ・腸のトラブル ・二日酔い ・やけど ・あせも ・化粧水 |
ほうれん草 | 緑黄色野菜の代表で、栄養価の高い野菜です。特にカロチン・ビタミンC・鉄分を豊富に含んでいます。カロチンはガンや動脈硬化の予防、ビタミンCはかぜの予防に効果があります。根の部分は骨の形成にかかわるマンガンが多く含まれています。 | ・ビタミンA効力2900IU ・ビタミンC 65 ・ビタミンB1 0.13 ・鉄 3.7 ・カルシウム 55 |
・かぜ ・高血圧 ・ガン ・滋養強壮 ・痛風 ・リウマチ |
オクラ | 独特のぬめりがあり、このぬめりはガラクタン・アラパン・ペクチンなどの食物繊維です。これらには整腸作用やコレステロールを減らす働きがあります。ペクチンは血糖値の急上昇を抑えます。その他栄養価も高く夏バテ解消になります。 | ・カルシウム 95 ・ビタミンA効力190IU ・ビタミンB1 0.13 ・ビタミンC 16 ・食物繊維 4.9g |
・胃腸虚弱 ・疲労・夏バテ ・便秘・下痢 ・糖尿病 ・高脂血症 |
かぼちゃ | 緑黄色野菜の代表です。カロチンを豊富に含んでいます。カロチンはかぜの抵抗力をつける効果や抗酸化作用で活性酸素を除去する効果があります。ガン細胞の発生を防ぎ免疫機能を高めます。優秀なガン予防食品です。 | ・ビタミンC 39 ・ビタミンE 4.6 ・ビタミンA効力470IU ・カルシウム 330 |
・ガン ・かぜ ・冷え性 ・胃潰瘍 |
カリフラワー | ビタミンCが多いのが特徴です。ウィルスの抵抗力をつけ、カゼに効果があります。ビタミンCは細胞を丈夫にし肌を美しくしてくれます。食物繊維も多く便通をよくし、大腸ガンの予防にも有効です。 | ・ビタミンC 65 ・食物繊維 2.6g |
・かぜ ・ガン ・肌のトラブル ・便秘 |
キャベツ | ビタミンCが多く含まれています。骨粗鬆症を防ぐ作用のあるビタミンKを含みます。また、抗潰瘍作用のあるキャベジンと呼ばれるビタミンUが、潰瘍の予防や治療に効果を発揮します。 | ・ビタミンC 44 ・カリウム 210 ・カルシウム 43 |
・胃潰瘍 ・一二脂腸潰瘍 ・便秘 ・骨粗鬆症 |
ごぼう | セルロース・リグニンなどの食物繊維を多く含み、整腸作用を促し、コレステロールを抑えて動脈硬化を防ぎます。食物繊維が腸内の発ガン物質を吸着する働きがあります。また、腎機能を高め、利尿効果のあるイヌリンを含んでいます。血糖値降下作用もあります。 | ・カルシウム 49 ・鉄 0.8 ・マグネシウム 42 ・銅 0.3 ・食物繊維 8.5g |
・大腸ガン ・動脈硬化 ・糖尿病 ・便秘 |
里芋 | 独特のぬめりがあります。ぬめりのもとはガラクタンという糖質とタンパク質が結合したものです。ガラクタンは血圧を下げ、血中コレステロールを取り除く効果があります。ぬめりにはムチンも含まれていて、潰瘍予防・肝臓強化に役立ちます。 | ・タンパク質 2.6 ・カリウム 610 ・ビタミンC 5 ・ビタミンB1 0.09 ・ビタミンB2 0.07 |
・気管支炎 ・腎臓病 ・肝臓病 ・胃潰瘍 ・老化 |
じゃがいも | ジャガイモのビタミンCは加熱調理しても壊れにくいのが特徴です。またカリウムの王様といわれるほどカリウムを多く含んでいます。カリウムは体内の塩分をバランスを保つ働きがあるので、腎臓病や高血圧の予防や治療に役立ちます。 | ・ビタミンC 23 ・ビタミンB1 0.11 ・カリウム 450 ・ナイアシン 1.8 |
・ガン ・胃腸病 ・高血圧 ・かぜ ・腎機能低下 |
大根 | 根にはでんぷん分解酵素のアミラーゼを多く含みでんぷんの消化を促進し、胸やけ、胃酸過多、胃もたれ、二日酔いなどに有効です。ビタミンCも多く、とくに皮のほうに含まれています。さらに皮には毛細血管を強くするビタミンPも含まれていて、脳卒中の予防にも効果があります。 また、葉は緑黄色野菜の仲間で、カロチン・ビタミンC・カルシウムなどが豊富です。 |
葉(根) ・ビタミンA効力1900(0)IU ・ビタミンC 70(15) ・ビタミンE 2.8(1.2) ・カリウム 420(420) ・カルシウム 210(30) |
・胸焼け ・胃もたれ ・二日酔い ・吹き出物 ・大腸ガン |
とうもろこし | 食物繊維が多く便秘に効果があるのですが、種実の表皮はセルロースを多く含んでいて消化が悪いという面もあります。胚芽部分はビタミンB1・B2・Eを含みリノール酸も多く、動脈硬化の予防に効果があります。 ひげには利尿・止血・降圧効果があります。 |
・ビタミンB1 0.16 ・ビタミンB2 0.14 ・カリウム 300 ・ビタミンC 10 ・食物繊維 3.4g |
・便秘 ・動脈硬化 ・急性腎炎 ・むくみ |
トマト | 酸味が胃液の分泌を刺激し、タンパク質などの消化を助けます。カリウムが余分な塩分を排泄し高血圧を予防します。トマトの赤い色はリコピンという色素で、ガンを防ぐ効果が認められています。 | ・ビタミンC 20 ・ビタミンA効力220IU ・ビタミンB1 0.05 ・カリウム 230 |
・ガン ・高血圧 ・胃弱 ・二日酔い |
なす | なすの実の約95%は水分で紫色はナスニンという色素です。果肉がスポンジ状で油をよく吸収するため、植物油のリノール酸やビタミンEの摂取に役立ち、コレステロールが気になる方へおすすめです。体を冷やす効果が特に強く、暑さ負けしそうな時に有効です。 | ・ビタミンC 5 ・カリウム 220 |
・高血圧 ・のぼせ |
人参 | 緑黄色野菜の代表でカロチンを多く含みます。カルシウム・食物繊維を含む優秀な緑黄色野菜です。人参のカロチンは特に、膵臓ガン・肺ガンなどの喫煙に関するガンや動脈硬化を抑える効果があります。 | ・ビタミンA効力4100IU ・ビタミンC 6 ・カリウム 400 ・ビタミンB1 0.07 |
・ガン ・動脈硬化 ・高血圧 ・下痢・便秘 ・疲れ目 |
ねぎ | 白い部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜で、栄養成分が異なります。辛味のもとアシリンは血行をよくし、体を温める作用があります。カゼで弱ったからだに効果があります。また葉ネギはカロチン・ビタミンCが含まれ、カゼ予防に効果があります。 | 葉ネギ(根深ネギ) ・ビタミンC 33(14) ・カルシウム 80(47) ・ビタミンA効力480(85)IU ・カリウム 200(180) ・鉄 1.0(0.5) |
・かぜ ・疲労 ・夏バテ ・食欲不振 ・下痢 |
ピーマン | ピーマンはビタミンCを多く含んでいます。ビタミンCは細胞を丈夫にし、カゼの予防や肌のトラブルに効果を発揮します。また毛細血管を丈夫にするビタミンPやコレステロール低下作用のある葉緑素も含んでいますから、高血圧や動脈硬化に有効です。 | ・ビタミンA効力 150IU ・カリウム 200 ・ビタミンC 80 |
・夏バテ ・疲労・カゼ ・動脈硬化 ・高血圧 ・肌のトラブル |
ブロッコリー | レモンの2倍、ジャガイモの7倍のビタミンCを含みます。カロチン・ビタミンB2・カリウム・カルシウムも豊富です。美肌効果、また、ガン予防、かぜ予防にも有効です。そのほか食物繊維が多いので、血糖値を正常に保ちます。インスリンの効果を高めるクロムを含んでいるので、糖尿病に効果があります。 | ・ビタミンA効力400IU ・ビタミンC 160 ・ビタミンB2 0.27 ・カリウム 530 ・食物繊維 4.8g |
・ガン ・かぜ ・肌のトラブル ・糖尿病 |
モロヘイア | 緑黄色野菜の王様です。野菜のなかでカロチンの量が一位です。ビタミンB2・カリウム・カルシウム・鉄も多く含んでいます。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康、ビタミンB1は糖質の代謝にかかわり記憶力の回復、疲労回復、ビタミンB2は脂質の代謝にかかわり動脈硬化の予防、ビタミンCはかぜ予防、血栓予防、ガン予防に役立ちます。またムチンも含んでいるのでコレステロールを下げる効果があります。 | ・ビタミンA効力5600IU ・ビタミンB1 0.18 ・ビタミンB2 0.42 ・ビタミンC 65 ・カルシウム 260 |
・ガン ・高血圧 ・便秘 ・貧血 ・動脈硬化 |
山芋 | アミラーゼが多く含まれでんぷんの消化を助けてくれます。ぬめりのもとは、ミューシンと呼ばれ、食物繊維と同じはたらきがあります。このため、滋養強壮に効果あり、虚弱体質の改善や病後の回復食に適しています。 | ・カリウム 500 ・ビタミンC 6 ・ビタミンB1 0.1 |
・夏バテ ・スタミナ低下 ・胃弱 ・腸のトラブル ・頻尿 |
しそ | しその香りはしそ油という精油成分から生まれます。α−リノレン酸という必須脂肪酸が含まれ、ガンやアレルギーを予防してくれます。さらにしそ油には動脈硬化を防ぐはたらきがあるといわれています。しその香りの成分のペリルアルデヒドには強い防腐作用があり、食中毒を防ぎます。 | ・ | ・食中毒 ・下痢 ・かぜ ・発熱 ・不眠症 |
とうがらし | 量を食べられないので栄養素の効果は期待できません。それよりも辛味成分のカプサイシンに薬効があります。カプサイシンが血液循環をよくし体が温まります。胃液の分泌もよくし消化をよくする働きがあります。とうがらしは皮下脂肪の代謝を促進させ、肥満防止することも知られています。 | ・ | ・冷え性 ・食欲不振 ・消化不良 ・肥満 |
大豆 | タンパク質を豊富に含み、肉より脂質が少ない低エネルギーです。動脈硬化、高脂血症の予防に有効です。またレチンも含み痴呆症・高血圧・動脈硬化の予防に有効です。 | ・ | ・動脈硬化 ・高血圧 ・糖尿病 ・痴呆症 ・高脂血症 |
枝豆 | 枝豆は大豆の未熟豆です。豆と野菜の両方の栄養的特徴を持っています。タンパク質・ビタミンB1・B2・カルシウム・食物繊維を多く含み、しかも大豆にないビタミンA・Cを含みます。糖質過多になりがちな夏の食生活をサポートしてくれます。またアルコールの分解を助け肝臓の負担を軽くします。 | ・ | ・夏バテ ・かぜ・咳 ・心臓病 |
参考文献 食べもの辞典