母子の会話(2)

   ■÷3
ショウイチが生まれ、シンジが生まれ、コータが生まれた。
 
かあちゃんもその都度、バージョンアップしていたはずだが、喧嘩をしないようにといつも一人にひとつずつお菓子を買い与えていた。
 
が、ある日、ふと考え直した。
「待てよ、こいつらいつも一人にひとつずつ手にしていたら『分ける』ということを覚えられないなあ。ようし、大袋に入っているお菓子を買って、三人で分けるように仕向けよう」
 
考え付いたら即行動のかあちゃんである。
うまい具合に3という数は割り切れないことが多い。
 
袋の中に10個入っていたり、20個入っていたり… そして、3で割り切れない分はどうするのか… 
兄弟3人が考え出した最善の方法は、余りは私に渡すことだった。
 
おかげでコータは3で割るのが早くなった。
 
この話を友人にすると、
「実は家もやってることがあるのよ。子供の友達がやってきたら飲み物を出すときに必ずちぐはぐなコップに入れるようにしてるの。量は同じなんだけどね。面白いわよ、子供たちの反応が!」
 
やはり類は友を呼ぶ… 結構子育てしながら遊んでいるようだ。
更新日時:
2004/08/25

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Last updated: 2004/8/25