日当300円の男
 
コウタ:
「ショウイチ兄ちゃん、ボクねお手伝いしたら
一か月9000円もらえるんバイ」
 
ショウイチ:
「なんっ!母ちゃん!中学生が9000円も?!」
 
高校は昼間働きながら夜間に通った長男ショウイチは
お金の価値が分かっているので
私に対し、猛抗議。
彼は、コウタが末っ子だから私が甘やかしていると
受け取ったらしい。(多少のヤキモチと共に)
 
母:
「ん?月9000円ち言うても、
日当300円やったらそうなろうもん」
 
そうなのである。
コウタは夕食時に帰宅できない私に代わって
夕食を作るのである。
買い物にいって献立を考え調理する。
これを毎日続けると1日300円の賃金。
一か月9000円になる仕組みだ。
 
お金の価値を知っているだけに
「日当300円」という言葉に
コウタが哀れに思えたのだろう。
長男は「・・・・・・」
 
 
後で、コウタに
「何で月9000円なんて言うん?」と聞いたら、
 
「だって、日当300円って自分でもむなしくなるんやモン。そいき、月9000円の方が自分でも元気が出るヤン。
あっ、そしたらボク年収10万円の中学生か・・・」
 
ヤッパリお気楽な我が家の息子であった。
更新日時:
2003/06/01

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Last updated: 2004/1/30