コウタが最初に覚えたことは
 
コウタがお座りできるようになって
最初に覚えたことは
両手を後ろ手について、ゆっくりと
スローモーションのように倒れることだった。
 
上のシンジがヤキモチを焼いて
やっとお座りができるようになったコウタを
突き倒すのである。
 
防御の道を知らないコウタは
毎回、頭をガンと畳に打ち付けていた。
が、そのうち気がついてみると
お兄ちゃんが突き倒すと
両の手を後ろにつき
本当にスローモーションのように
倒れていくようになった。
 
「シンジ!」と怒りながらも私は
下の子ほどたくましく、知恵が付くのが
早いのだとつくづく感心する始末。
 
いやー、子供ほど毎日を楽しませてくれる
生き物はいないかもしれない。
更新日時:
2003/06/01

←新しいお話 母子の会話 目次 前のお話→

[HOME]


Last updated: 2004/1/30