■新幹線 味噌カツ道中■
「幸せの2時間」
仕事で名古屋へ行きその帰りに
「どうせならやっぱ味噌カツを食うぞ!」と駅で決断しあたりを見回すと「高島屋」ここなら名店街の中にうまい弁当を売っているはず!そう断定しいざ地下1Fへ行くとやはりありました
味噌カツお弁当!!
でもまぁ普通にうまそうな感じ。でジャンボ味噌カツで975円!これにしようかな〜と思い取りあえず見て回る事にしました。
そしてお惣菜コーナーで大きな煮物用鍋が並んでいる所を覗くと、そこからにじみ出るうまそう光線がおいらのハート(胃袋)を貫きました。
もうここで買わなきゃ男じゃないと!買わなければ一生後悔すると!だがしかし!ここはお惣菜屋さん・・・
あぁ新幹線で味噌の香りを充満させうらやましい目線を感じながらながら食べるあの快感が出来ないのか・・・
絶望感に浸りながら「仕方がないからジャンボ味噌カツでご魔化すか」とお店を去ろうと2,3歩あるいたその時です。
そこにはおいらが心トキメキ苦悩し望んでいた「お弁当」があるではないですか!
お店のサイドに置いてあるその弁当は正面から死角になり発見出来なかったのです。
600,1000,1500円とバリエーションがあり、そこには先ほど見た煮物やら味噌カツがぎっしり!1000円の駅弁当を購入し幸せ気分で新幹線へのりました。
一緒に乗ったオヤジが直にお弁当を開けて食べています。
そうオヤジは「味噌カツ」を買って食っているのです。
そこでおいらは一つの勝利を得ました。そのオヤジのは味噌がビニールのパックに入っていてその場でかけるだけの即席味噌カツ、ソースをかければただのカツ弁当にすぎません。
勝利を得たおいらはここで時計を見ました。5時30分未だ早い時間です。
ここで注意しなければいけないのは周りの乗客がお腹を空かしてなければならないという事です。そこでターゲットタイムは6時40分に決めました。そこまでは我慢です。
6時35分ついに網棚に隠しておいた「味噌カツ気まぐれ駅弁当」を取りだしました。
ビニール袋がしゃかしゃかとうるさいです。流石!高島屋!カルシウムが入っているため燃やしても高熱にならない袋です。
素晴らしい!
そして袋を開けてお弁当を取りだします。重い・・・そうこの手に感じるこの重量、流石です。あまりの重量にそこがへこむほどの重量です。
そして袋を開封しました。味噌の香りがおいらの鼻を魅了します。
横の夫婦がこちらを見ているようです。
当然です。なんせこのお弁当は高さが5cmはあるというのにそれをはみ出し蓋が上げ高になっている超ボリューム仕様です。
ここで目線を辿ってはいけません。あくまでもさりげなく食べるんです。
そして6時40分箸を投入しました。もちろん最初は味噌カツです。
2口大の小さめのカツを半分口に入れ噛みちぎります。
「うまい!」これは「うまい」です。
そしてかぼちゃを半分にして口へぽいっ!「うまい!」絶妙な味つけ、じっかりと染み込んだ煮物はまさにお究極のお弁当仕様と言えるでしょう。
更にこれもじっくりと煮込んだであろう角煮、しっかりと歯ごたえがあるが筋の無い肉噛めば噛むほど味が出てきます。
全ての品々をレポートしたいところですがきりがないので省略です。
ご飯はしっかりと箱の半分を占めているのにご飯が全然足りないんですよ。おかわりの出来ない悔しさ、それもこのお弁当ならではの醍醐味ってもんでしょう。
そして最初に食べた味噌カツの残り半分とご飯一口が残りました。
「これを食べきるとこの幸せな時間が終わってしまう」そう思うと涙が出てきました。もとい淋しさが込み上げてきました。
でも手は正直です。躊躇無く味噌をたっぷりとまぶしたカツは口へ放り込まれました。
美味しかったです。
味噌カツを購入し、食し、レポートを書いていたら気が付くと東京です。
なんと充実した2時間だったのでしょうか。
ありがとう高島屋名店街「おかまつ」
TVでも取り上げられているそうです。近くに住んでる方や名古屋へ行った時は是非行ってみてください。よだれでますよ。マジで