5代目のリカちゃんです。 1992年にピンキーピンクリカちゃんとして発売されました。 現行リカちゃんとぱっと見は似ていますが、あごがちょっと とがった小顔にエクセリーナのような白い肌、シルバーゴールドの たっぷりとしたゴージャスなカールヘア、瞳からは破線が消えて、 黒目がちな深い瞳になり、口元にはアルカイックスマイルを浮かべて とにかく4代目までとは一線を隔したリカちゃんです。 代々続いた日本の着せ替え人形の王者、リカちゃんの後継者。 きっとメーカーも万を辞して売り場に送り出したんでしょう。 たくさんのPOPやチラシ、さらに関連商品が展開され おもちゃ売り場にピンク色のコーナーが作られた事を思い出します。 でもこの5代目リカちゃん、あまり売れませんでした。 一緒に並んでいる4代目がどんどん売れて回転していく中で いつまでも店頭に残っているピンクのパッケージ(涙) 何でだろ?って考えるに「リカちゃんの5代目」としては、 やっぱりなんとなく違和感があったのかなぁって気がしてます。 上品で美人で綺麗だけれど、なんだか出来が良すぎな感じで、 ちょっとドジで寂しげで、でもいつもそばにいてくれる身近なお友達だった リカちゃんが、いきなり遠いところに行ってしまったような・・・。 女子アナだったのにカンヌ映画祭に行ってるなんて!っていうような(全然違) 実際「冷たそう」って子供の意見もあったとか無かったとか。 でも大人のお人形者から見ると、とっても魅力的なリカちゃんだと思います。 何より美人ですし、綺麗なドレスがとても良く似合いますしね。 2002.04.24 写真を差し替えました。 ドレスは1995年版プレゼントリカちゃんのドレスです。 このテーマのリカちゃんは3種類発売されたのですが オーガンジーにオーロラフィルム、サテンやフェイクファーを 豪快に組み合わせて一つ一つスパンコールとビーズをつけた 結構手の込んだドレスで、あまりにしっかりしているので スタンド無しでも立たせることが出来ちゃいます。 またこんなシリーズを出して欲しいですね。 |