博士:どーでもいいが、2ちゃんに「同人やってる彼氏彼女が欲しい」スレッドというのを見たのですが、そこで、ここを見ている人たちで合コンやりましょうと、そんな話をしている人たちがいるわけです。(注1)

 そしたら「買い専は抜きで作り手のみでやりましょう」という意見が続出していました。「作り手」っていうのは「自分でマンガなり小説なりを書いて同人誌を作っている人たち」で「買い専」というのは、「自分では同人誌は作らず、専らイベントに同人誌を買いに来る人たち(注2)」のことです。

 わし的にはここを見るまでそんな区別があることすら知らなかったのですが、どうやら同人やってる人々の間では厳然たる区別があるらしいのです。

 「買い専とでは話が合わない」「買い専入れると男だらけになる」「買い専の男ウゼェ」などと、買い専に対する差別は明白です。これに抗議すると「(この差別構造を)認められないなら、同人やめろ」などと言われる始末です(まあ、2ちゃんだから当然といえば当然ですが)。

 わしは、オタク内で、特に男女交際に関わる場面では、特有の差別構造があるのではないか、とは考えていました。が、「作り手」「買い専」という構造には、意外と気がついていませんでした(注3)。

 ところで、以前(といっても比較的最近)、オタクオンリー合コンみたいなのに参加しました。そこで、誰が言い出したというわけでもなく、自己紹介をする際に、必ず自らの同人活動(ジャンルや活動場所(注4)など)を述べる形になっていました。同人活動をしていない者の中には「でも、今ゲーム(もちろん同人の)作ってます。いつ完成するかはちょっと分かりませんが…」などと言いつくろう者もいました。

 今にして思えば、「作り手」「買い専」差別が意識されているということなのです。

 まあ、漠然と「クリエイターはすごい」と思ってしまう気持ちはわかります。でもそれは、「プロの作り手」対「アマチュアの作り手も買い専も含めた消費者」という構造です(注5)。「作り手」と「買い専」、なんと卑小な差別だろうと感じなくもありませんが、存在する(らしい)んだからしょうがないです。

 まーぶっちゃけて言えば、オタク女をゲットするにも、同人誌の一つや二つ出してないとダメってことですよ。


 ところでわしなんか、本を作って売ることはするけど、人の作った同人誌とか、全然興味ないんですよ。イベントでもほとんど買わないし。こういう人は「売り専」とは言わないのですか(笑) やおい本を専ら売ってるお姉さんたちを、ぜひ「売り専」と呼んでみたいですがどうですか?


注1:このスレは2ちゃんの同人コミケ板にあります。

注2:2ちゃん的には「疥癬」「海鮮」などと表記されます。

注3:わしは、高校〜大学の部活、数年空いて個人サークル、と腐っても「作り手」の端くれであり、また積極的な「買い手」ではなかったので、その差別構造は意識されにくかった。

注4:コミックマーケット、Cレヴォ、ワンフェスなどのイベント種別

注5:商業作品の二次的創作物を制作する、という大半の作り手の傾向は、消費活動では。じゃあ創作ならいいのかというと、そうではなく所詮「自己満足の作品を自費で製作し、同人誌印刷業を儲けさす」という消費者でしかないでは?