ニャーの書庫

最近こんな本を読んだ

2002


★=面白かったマーク(最高5個)

☆=つまらなかったマーク(最高5個)


『10000人に聞いた男の子と女の子のH』 ★
●相変わらず母集団のデータがあまりないなあ…。


黒田硫黄 『茄子』全3巻 ★★
●ナスをからませた短編集(一部連作)。普通に面白い。アニメ化されるらしいがどうでもよい。


クラフト団/やまと虹一 『プラモ狂四郎』廉価版 ★
●今更ながら模型店「クラフトマン」のオヤジの頭がどうかしてることが判明。


ももせたまみ 『ももいろシスターズ』(10) ★
●「ももシス」完結。まあ、ネクストジェネレーション、キャラ立ってなかったしな。そもそも登場人物が着実に歳をとっていったのも敗因だが、その点は面白味でもあったと思うよ。


白倉由美 『グレーテルの記憶』 星なし
●昔、好きだったんだけどな、白倉由美。


東浩紀 『動物化するポストモダン』 ★★★
●オタクを中心に現代社会の構造を分析した本。エロゲーはポストモダンの最先端らしいゾ。


とりみき 『膨張する事件』 ★
●とり・みきって好きだけどすげー面白いってこともないなあ。


赤塚不二夫 『バカ田大学なのだ!?』 星なし
●バカボンアンソロジー。


伊集院光/みうらじゅん 『D.T.』 ★★★
●童貞である、ないにかかわらず「童貞的な在りよう」から脱却できない人々を「DT」と呼ぼう、という本。対立概念は「モテ組」「ガハハオヤジ」。ある種の人々が読むと身につまされる内容。また、ある種の人は大変不愉快に思うだろうと思われる本。


がっぷ獅子丸 『ゲーム業界のフシギ』 ★★
●業界裏話を学習漫画形式で書いた本。まあ、普通に面白い。ゲーム業界といえども、人とのコミュニケーション能力やマネージメント能力が重要である、と分かる。


NHK取材班 『被曝治療83日間の記録』 ★★
●まあ、NHKなせいかもしれんが、読んでいると「地上の星」が聞こえてくるYO! 人間、TILTWAITを食らうとダメージで死ななくても現代医療ではどうしようもない状態になるようだYO! …まあ、厳密には核爆発と臨界事故は違うかと思うが…。


西炯子 『ひとりで生きるモン!』 星なし
●ふつうの面白さの四コマ。


花輪和一 『刑務所の前』(1) 星なし
●『刑務所の中』は面白かったけど…。


小池一夫/池上遼一 『オファード』 ☆
●何か無理のある話だなー。


徳光康之 『濃爆おたく先生』(1)(2) ☆
●ガンヲタ以外は、読んでも何だかよく分からない漫画。たまに面白いネタもあるが。


倉田真由美 『だめんずうぉ〜か〜』 ★
●「だめんず」も「だめんずうぉ〜か〜」も異性と恋愛関係になれるというだけで、人として全然ましだよね…。もっともそれより低いレベルの人じゃネタにもならないわけだが…。


中井まれかつ/愁☆一樹 『あくるちゃんHigh』 星なし
●「TCG(アクエリ)をやっていると女の子とも仲よくなれてウハウハだぜ」というマンガ。経験上あながち嘘とも言えんが…。


佐藤秀峰 『ブラックジャックによろしく』(1)〜(3) ★
●「宮本から君へ」みたいな臭いが鼻につくが、ネタ的には好きなので。わし、「ER」とか好きだしな。最近人気らしいが、「宮本から君へ」が嫌いだった人にはおすすめできない。


後藤羽矢子 『かわいいケモノ』 星なし
●面白いような、面白くないような…。微妙…。


篠房六郎 『篠房六郎短編集』 星なし
●面白いような、面白くないような…。微妙…。


エム・ハーガ 『アポロってほんとうに月に行ったの?』 星なし
●なるほどとは思うが…。微妙…。


速水由紀子 『恋愛できない男たち』 ★★
●コミュニケーション能力の低い奴や、いい年こいて恋愛スキルの低い男とは、無駄だから恋愛するな、という本。「デートをして食事をして映画を観てエッチをして同棲して結婚して……(中略)でもそんな手続きだけなら、一応男と名がつけばどんなカスでもできる」「単なるオクテ、純情というだけじゃ、二十代後半まで童貞でいることは難しい」らしいゾ!、ちっとは考えろや、糞オタク野郎ども。しかし、会社型男社会を批判するなら、過去の歴史上に「恋愛できる男」は存在してこなかったことになるのだが…。まあ、「恋愛」自体が近代的概念だけどネ。しかしまあ、この本とかのことは他のところで。


やまだないと 『ポルノ青春狂走曲』 星なし
●後半は別にポルノじゃない。


中井まれかつ/八重咲馨 『アクエリアンエイジ―星の系譜―』 星なし
●少女漫画系のノリは嫌いではない。が、内容と画風が大きく乖離しているのでは…。


手塚治虫 『ブッダ』廉価版 全10巻 ☆
●一度読んでみたかったのだが、どーということはなかった。×出版に金を払ってしまいやや不快。


滝沢馬琴/碧也ぴんく 『八犬伝』 全15巻 ★★★
●今風の絵で、比較的原作に忠実に「八犬伝」を描いた作品。冗長で盛り上がりに欠けるため、激しく省略されがちなクライマックス――里見対管領軍の合戦も、一応は一冊かけて描いている。最も読みやすい現代訳ではないかと、わし的には高く評価している(山田風太郎版なんかもういりません)。しかし、なんといっても素晴らしいのは、完結していることではなかろうか。12年がかりというから、本家28年には及ばないまでも、現代の移り変わりの激しい漫画界では、稀有のことであろう。連載された雑誌も数度替わっているしね。横山三国志のようには読み継がれはしないだろうけど、むしろ現代的な絵柄と描写が人気を支え、完結に導いたのであろう。欲を言えば、冒頭の里見の安房国樹立、犬江親兵衛の上京などは欠けているので欲しいところですが、そんなに面白くはないからなあ…。


福島聡 『少年少女』(1) ★★
●ニセ黒田硫黄かと思ったが、けっこう面白い。でも人には勧めない。


篠房六郎 『家政婦が黙殺』 星なし
●あとがきが一番面白い。


衛藤ヒロユキ 『魔法陣グルグル』(15) ☆☆
●寂しいくらいつまらない。


福本伸行 『無頼伝涯』 全5巻 ★
●まあまあ。主人公中学生とは思えないが。


雁屋哲/由起賢二 『野望の王国』 完全版(1)(2) ★★
●「野望の王国」キタ――――――――( ゚ ∀ ゚ )――――――――って感じ。思ったより面白くないけど、面白いです。今のところ「ヤクザの世界に飛び込んだ東大生が右往左往する話」です。今後に期待。って最後まで出るんだろーな、これ? あと、「コミックボンボン」くらいの厚みがあるので、携帯に不便です。


吾妻ひでお 『産直あづまマガジン』 同人誌 ★
●表紙がカラーになって、前回の倍の価格になった。内容は昔とあまり変わらない。が、日記漫画は面白いかも。


平井和正/池上遼一 『スパイダーマン』 文庫版(1)〜(4) 星なし
●けっこう昔の作。平井原作分の何話かはウルフガイシリーズその他の元ネタになってる。陰鬱とした救いのない話が多い。しかし、4巻まで――新書版だと6巻分くらいか――で2度もニセスパイダーマンネタが出てくるのはどうか。


高河ゆん 『アーシアン』 完結版(1) ☆
●版元が変わっての出版。昔もあまり面白くないような気がしたが、やはり面白くなかった。


コゲどんぼ 『でじこのチャンピオンカップ劇場』 ★
●デジ・キャラットものでは一番面白いのでは…。トレーディングカード(アクエリ)三種のうち一枚ランダム封入以外に、ゲーマーズ限定版てのがあるの? このオタクからできる限り搾り取ろうとする態度は、むしろ清々しい。


『カラーマネージメント実践ルールブック』 星なし
●自分の仕事の本なのにちっとも理解できない。ダメかも。


永田正実 『恋愛カタログ』 (1)〜(22) ★★★★
●どーってことのない恋愛漫画なのだが、けっこうツボ。種ちゃん萌え〜。最終回までHなしかと思っていた主人公達が、とりあえず20巻あたりでHしてて安心した。


遠藤浩輝 『遠藤浩輝短編集』 (2) ★★★★
●遠藤浩輝はイカすSFマンガ書きの一人だと思うが。この本はそんなにSFではないが。


松本零士 『ニーベルングの指輪』 (7)(8) ☆☆☆
●登場人物たちが何を考えているのか、そして何をやっているのか本当に分かりません。もはや「電波か?」と問いたい。


石ノ森章太郎/島本和彦 『スカルマン』 文庫版(1) ★
●何でこれの続きを…?


羽海野チカ 『ハチミツとクローバー』 (1)(2) ★★★
●版型が変わった…。また1巻を買えと…。買うが。


杉村麦太 『キリエ』 全2巻 1は★★★、2は★
●前半は、とにかくほぼ不死身の主人公が痛い目に会う(物理的に)ことと、パンチラに全力が注がれて、清々しかった。


柊あおい 『この街で君に』 星なし
●時代とズレちゃったってことかなー…。


長江朋美 『恋うま』 (1)(2) ★
●主人公の女の子がイメクラを経営する話。こんな少女漫画も出るなんていい時代である。


『チャンピオンRED』 (創刊号) 星なし
●わし的には「エイリアン9」の新作と付録の「ブラックジャック」しか読むところがない。次号からは「エイリアン9」しかないと思われる。


いけだたかし 『FADE OUT』 (1) 星なし
●ほのぼの。今後に期待。


近藤ようこ 『鋼の娘』 ★★★
●わしこの作家の好きなのよ。


『アルプス王女とお菓子な奴ら』 ★
●みかき未果子(TRPG系イラストレイター)のサークル発行のソードワールドリプレイ。シリーズを通して読んでいないと分からないネタもあるが、まあ、まとまりはよい。造本もいい。


田中圭一 『神罰』 ★
●同人誌かよ。でもまあ面白い。


『ゴシックテイスト』 ☆
●前半は「ゴシックホラーとは何か」ということと、ゴシックホラー作品の紹介。しかし後半は突然TRPG「VAMPIRE」の氏族解説。TRPG系でない、サブカル系のシリーズでの刊行なので、なんじゃこりゃ、と思う人多数と思われる。


小池一夫/池上遼一『クライングフリーマン』 ★
●昔ちゃんと読んでなかった。そんなにインパクトはなかった。


高河ゆん 『LOVELESS』 (1) ★★
●高河ゆんは面白いものと糞なものの差が激しいが、これは面白いと言ってよいかと。限定版は同人誌みたいのが付録で付いている。


横山光輝 『バビル2世』 廉価版 ☆
●話には聞いていたが、本当にヨミ(悪役)に感情移入する話だな、こりゃ。主人公バビル二世には、人間味のかけらも感じられない。



山崎風愛 『ドームチルドレン』 (1) ★
●「核戦争後の世界」もの。今後に期待。


新沢基栄 『フラッシュ!奇面組』 (1) ☆☆☆☆
●この人の周りだけ時間が止まったかのようで、哀れにすら感じる。


安野モヨコ 『脂肪と言う名の服を着て』 ★★★★
●なんでわし、これを読んでいなかったのか! デブ大好きなわしが、自己嫌悪(ちょっとだけ)する内容。


菊池たけし/F.E.A.R. 『フォーラの森砦』 ★★★
●すげえ、なんか「セブンフォートレス」やりたくなるよ。やるとゲンナリするに違いないが。


史村翔/池上遼一 『サンクチュアリ』 (1)〜(5) ★★★★
●わし、けっこう読んでない名作が多いのだが、これもその一つ。後半はどーかなーって感じもするが。筋金入りの武闘派ヤクザが「さっさと選挙に行かんか〜〜〜!!」と叫ぶシーン最高。てゆうかこれ『野望の王国』ですか? 読んでないんだけど『野望の王国』。読みたい。


駕籠真太郎 『超伝脳パラタクシス』 ★
●まあ、以前からのモチーフの組み合わせっぽいが。


冬目景 『イエスタデイをうたって』(3) 星なし
●相変わらず閉塞している。


奥浩哉 『GANTZ』(5) ★★
●謎は謎のまま状況は進行している。上手いし面白い。


秋田みやび/グループSNE 『目指せ!軌跡の大団円』 ☆
●初心者リプレイっていう在り様は悪くないがもう遅いしうざい。


雨宮処凛 『自殺のコスト』 ★★
●こういう事例のたくさん載ってる本はわし無条件で面白いからなー。あ、文中に「個人的には」っていう言い回し使い過ぎ。事例の選択など含めこの本自体が著作者の個人的主張だろ。


筒井康隆 『愛のひだりがわ』 ☆
●最後の方に出てくる「新興宗教の盲目の少女」以外、面白いと思ったところなし。


『ハリー・ポッターと賢者の石』 星なし
●ハーマイオニー萌え〜(嘘)。ありがたがるほど面白くはない。主人公は選ばれた超人。うんざり。ハーマイオニーの萌えどころは「実は友達がいない」ところ。


羽生生純 『恋の門』 (5) ★★★
●最後だからまとめに入ってイイ話になってしまってるが、前巻までは非常に面白かった。


ねこぢるy(山野一) 『ねこぢるyうどん』 (3) ☆☆
●山野一らしい漫画が読みたいのだが。まあ、それは商売にならないんだろうけど。


植芝理一 『夢使い』 (2) ☆
●欄外の「メテオさんはイイ」とかはウザい。オタクとはちょっと違う的スタンスのくせに。


鬼頭莫宏 『なるたる』 (8) 星なし
●相変わらずこいつら何やってるかわからねえ。


柳沼行 『ふたつのスピカ』 ★★★★
●どうということのないSF的味付けの漫画なのだが、なんかいい。


冬目景 『羊のうた』 (6) ☆☆
●余計なキャラが出てきて、話が進まない。


斎藤環 『社会的ひきこもり』 ★★
●この本以降ひきこもりブームはじまる(?)。「両親以外の関与はむしろ有害」など明快でいい。


為我井徹 『ゴールデンドーン』 星なし
●説明されない謎が多いし、微妙に納得がいかない。


藤木稟 『CROOK』 1〜2 1は★★ 2は星なし
●奇形っぽい主人公の淀んだ欲望と家族関係だけで★。でも主人公以外どーでもいい。一人称と三人称が交互に来て、ちょっと嫌。


『池袋ウエストゲートパーク』 ★★★
●短いセンテンスとテンポのよさが心地よい。でも、「今」しか読めない(まあ、それで十分なのだが)。



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