Rune Questシナリオ 2000年4月

エルフどうする?


■元ネタ
 別になし。めずらしくまともに「古の種族の書」を読んで考えた

■コンセプト
 射撃戦をやろう。

■登場人物
“窓の”ビル
 一部のPCの雇用主。エティーリーズの商人。
“緑の目の”アルミラ
 ビルの姪。ランカー・マイの入信者。メガネっ娘。

ウショヘイジ
 エルフの氏族長。
“孤児の”キャベッジ
 エルフの祈祷師。活躍したのに名前がなかったのでつけてみました。

■シナリオ
1.ビルのてこ入れ
ビルが、自ら森のエルフの駆逐状況を視察に来る。
はやくエルフを追い出すように発破をかける。
PCがエルフとの交易の可能性を示唆した場合、それには興味を示す。
最も信用できそうなPCに、「森の中で遺跡をみかけなかったか?」ときく。

2.エルフのコロニー
エルフのコロニーには、一氏族50人ばかりのブラウンエルフがいる。
氏族長のウショヘイジは、PCたちに対して比較的友好的。
交易などを行うことも、ある程度はやむなしと考えている(それで安全が買えるなら)。

3.警告
何度か行き来すると、帰りの道中に威嚇射撃を受け、「二度と来るな」と警告される。
その相手は、見えない状況(《カメレオン》のせいで)。
族長にきくと、嫌々、以下のことを話す。
・グリーンエルフ十数名が、人間との交易などに反対している。
・彼らは現在、コロニーを離れ、遺跡に篭もっている。
・育成予定だった薬草の畑などは、その遺跡に近く、近寄れない。
・そのため、交易をするにも、その商品が用意できない。

4.その後の展開
力押しするなら、グリーンエルフと戦闘になる。
族長はあくまで彼らは同族なので、殺したりしないでほしい、と言う。
遮蔽された場所(遺跡)との射撃戦となる。
近接されそうなら、エルフはすぐに撤退する。
どうにも不利なら、降伏する。

交渉をしようする場合、グリーンエルフは聞く耳をもたない。
納得させられるような画期的な意見がPCから出れば、聞くかも。
但し、要〈アルドリア語〉&〈言いくるめ〉or〈雄弁〉ロール。

ぼんやり様子を見た場合、状況が変わる。
遺跡とグリーンエルフのキャンプは、混沌によって蹂躪される。
相手は、帝国の裏切りエルフと、ブルー一小隊。
途中で瀕死のグリーンエルフが、そのことを伝える。
氏族長に話せば、戦える者全員を差し向ける(でもまあ、その分敵も増えて、「こっちは引き受けた」て言うだけだけど)

5.結論
グリーンエルフを駆逐した場合、以下のように。
生き残ったグリーンエルフは、遺跡に何かなかったのかと訊ねる。
それは危険なアイテムなので、戻すか埋めるかしてほしいと言う。
グリーンエルフを殺戮した場合、氏族長は大変不満。
数人なら、《蘇生》を使うんだが。

話し合いで解決した場合、比較的円滑に交易がはじまる(解決の内容によるけど)。

混沌との戦闘になった場合、感謝され、友好度もあがる。
が、薬草などは駄目になっており、交易は難しい。そうなるとビルは不満かも。


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