Rune Quest プレイレポート さて、実際どーなったか 99年8月

お姉様といっしょ―全滅―


 さて、今回はプレイレポートのみでシナリオはありません。本文の方を見ていただければ分かる通り、シナリオが完成していなかったので。
※一部伏字は、まだプレイヤーにオープンになっていない情報です。ご了承ください。


■キャラクター

  • ザザ (プレイヤー=GOM):イェルム信徒。貴族。パーティーのリーダー?
  • モルトケ (プレイヤー=大石):オーランス信徒。
  • ヨハン (プレイヤー=おーりん):コーラート信徒。祈祷師見習い。
  • メアムシュエ(プレイヤー=たかや):フマクト信徒。
  • フェルナンデス (プレイヤー=だんぞう):ユールマル、オーランス信徒。当日、用事で欠席。
  • プリン (プレイヤー=Baw):ダック。オデイラとイサリーズの信徒。当日、熱出して欠席。


    ■場所

    ・府中市住吉文化センター 会議室


    ■プレイ開始まで

    ●プレイ3日前
     この前の日までは、残業続きだったため、シナリオを作る暇などなし。この日は9時ごろに帰宅。さ、シナリオ作るぞ、とパソコンを起動。HPをめぐるうち、エロサイトに。モロ画像に到達し、満足、午前2時半就寝。

    ●プレイ2日前
     今日こそシナリオ考えるぞという、鋼の意志。ふくやまけいこの『髪切虫』を読んで、「時間の流れから取り残された屋敷で、その脱出権をかけて他のパーティーと戦う」というのを考える。室内でちゃんとしたパーティーと戦闘してもらうわけだ。  ここで、ある程度戦略的な行動をするパーティーと戦ってもらう、というコンセプト生まれる。  資料をひっくり返すうち、『RUNE QUEST '90s』に似たようなシナリオ見つけて、やんなって寝る。

    ●プレイ前日
     いよいよ切羽づまって、シナリオ集をめくったり、立ったり座ったり、『サイボーグ009』を読み返したりする。出た結論は「朝早く起きて考えよう」。就寝。

    ●プレイ当日
     朝6時起床。相変わらず、いいアイデアなし。立ったり座ったりする。ふだん食べない朝飯も食べる。最近面白かったものを必死で思い出す。面白かったもの……どっかの辺鄙な島に女の子連れてってそこの男と集団見合いする番組があったなー……  8時半ごろプレイヤーの一人Bawから「熱が出て来れない」との電話。話の骨子は固まるが、もはやまとめている余裕はない。会場に9時集合だからだ。


    ■プレイレポート

    ●プレイ開始
     さて、30分遅れで到着。すでにプレイヤー2人が来ている。プレイヤー3人揃ったところで、なんとなくセッション開始。
     まず、ヨハンを旧友が訪ねてくるところからスタート。

    ・旧友のゴムランドは農家の跡取り。現在結婚相手募集中。
    ・しかしAPP:5が災いしてか、未だ彼女もいない。もはや隣村の娘を略奪するしかないか、というところまで追い詰まっている。
    ・そんな彼にも想い人がいた。ヘロングリーンの酒場や市場で見かけた女の子だ。
    ・彼女を捜し、仲を取り持ってくれるよう、ヨハンに頼む。

     ヨハンは移動中の護衛として、ザザ、メアムシュエ、モルトケを雇わせることに。
     そして、ゲイツ村からヘロングリーンへ向けて出発。
     遭遇表を使って迷ってもらった後、街に到着。ゴムランドの証言を元に調査開始。夕方にはヨハンが酒場で彼女を発見する。

    ・彼女の名はオッティリーア。深田恭子似の女の子。
    ・聞けば、彼女は冒険者稼業で、仲間と一緒に家を借りて住んでいるという。まあ、金がなくなれば冒険し、金が入ったらその家で暮らす、という塩梅らしい。

     ヨハンは彼女の家で会う約束をする。オッティリーアは「お友達の皆さんも一緒にね」と笑顔をみせる。

    ・このへんは、「屋内あるいは閉鎖空間で、組織的行動をするパーティーと戦ってもらう」というテーマが残っていたので、こうなったのだ。

    ・プレイ的にはこのあたりで昼食となったのだが、さて、わしは焦っていた。女の子たちのデータができていないのももちろん、敵ボスのオッティリーアを「何」にするか決めていなかったのである。当初はヴァンパイアにしようと思ったのだが、どうも使い勝手が…最近友達はラミアを使ってたけど…などとルールブックを繰るうち、○○○○○を見つけ、それに決定。

     翌日、オッティリーアの家を訪ねた一行は、そこの女の子達に大歓迎される。パーティーと同数のAPPにして15以上の女の子達が豪華な酒、料理をふるまい、談笑してくれるのだ。
     さて、その夜、一行はその家に宿泊。深夜、ゴムランドはオッティリーアに連れられ、彼女の自室へと消える。翌朝、ゴムランドは気が抜けたようになって戻ってくる。

     翌日になっても、宴は続いた。
     不審に思ったモルトケが密かに《敵の検知》を使うが、この時点で「明らかな害意」はないため、反応はなし。
     夜になり、オッティリーアは今夜はメアムシュエの元を訪れ、部屋へと誘う。
     気がついたモルトケは再び《敵の検知》。今度は反応あり。念のため装備を整えるザザとモルトケを尻目に、ヨハンは単身部屋に突入する。
     中ではオッティリーアとチャームされたメアムシュエがエッチの真っ最中(騎乗位)。オッティリーアはヨハンに呪文をかけようとするが、失敗。全裸でペナルティーなしなのに…。
     対抗して成功率をあげるため(?)、ヨハンも服を脱ぎ、全裸に。あげく、数ラウンド目に《毒素》をくらって、窓から跳んで脱出(落下ダメージ)。
     その間に装備を整えたモルトケとザザが突入。が、敵も四人の娘が準備万端整えて登場。「お姉様になにをする気?!」

     この娘らのデータ、昼に急いで作ったのだが、後から思えばいささか強すぎたかもしれない(そのへんはNPCデータ参照)。

     緒戦でザザは装甲の薄い頭部に打撃を受けて昏倒。鎧を着て戻ってきたヨハンも虚しく無力化される。
     モルトケは娘達の手足を斬り飛ばし、善戦するも、なかなかオッティリーアには近づけない。浴びせた一太刀も、致命傷には遠く及ばなかった(HPが高い上、《盾2》がかかっていた)。
     最後には、オッティリーアの《窒息》強度10が彼を気絶に追い込む。
     ここにパーティーは全滅した。

     このプレイがけっしてよいマスタリングだったとは言えない。が、この後のキャラメイキングを見てみると、今まで細かいルールはあまり気にしていなかったプレイヤー諸氏が、「生き残るために」細かなルールにも注目してくれている。それだけが主題ではないはずだが、どのように「強い」キャラクターを作り、そのキャラでどのような戦略を立てるのか、というのは緻密なルールを持つRQならではの楽しみの一つと思っている。
     そのため、今回のプレイはそれなりに満足している。なにせ、「戦略的に行動するパーティーと戦う」結果として出てきてほ しかったものがこれだからである。全滅は行き過ぎかもしれないけど。


    NPCのデータ


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