D&Dシナリオ
やっぱり三日目が辛いよね。臭いもきついしね。
〜このシナリオはフィクションです。実在の人物・団体等とは何の関係もありません〜
シナリオ
■依頼
パーティーに退廃的な貴族シュガー公爵(魔術師)から依頼が来る。
「ん〜、君たちからは悪の臭いがするね。ボクと同じように」
「ボクはある教典を探しているんだ。それはどうやら、オータム・リーフ・ヤードという街にあるという信頼できる筋からの情報です」
■オータム・リーフ・ヤード
退廃した街。
全国から「趣味人」と呼ばれる人々が集まってくる。
様々な店がある。一昔前は、マジックアイテムが安く買える街として有名だったが…。
●メッセ山王
ハァハァいうようなすごい何かを売ってる(何?)
●黄色い潜水艇亭
店舗兼宿屋。輸入物の召喚カード(スクロール)とそれを使う闘技場がある。
●電猫屋
独自ブランドのアイテムショップ。酒場もある。
猫耳の付いたヘルム付き鎧、猫耳付きローブなどが売られている(呪いあり)。
●ボークス(仮)
少女型自動人形が売られている。箱を開けるとうめいたりする。
●柔らか地図亭
かつては安マジックアイテム屋として、一世を風靡した。
中古マジックアイテムを扱っている。要はチャージが減ったりしてるやつ。ジャンク品(要は呪われてる)売り場もある。
●タイガーホール
同人魔道書のメッカ。
●テンサウザンドエイジ
肉を食わせる酒場。
求める教典は、既に売られている。どこかてきとうな店で、「マジックマーケットで売られるかもしれない」という情報が得られる。
■マジックマーケット(マジケット/マジケ)
マジケットギルドによって運営されている。
元々は、アマチュア魔術師のマジックアイテムや呪文書の即売会だったが、現在は創作物一般が売買されている。
参加者はサークル参加者(※)と一般参加者に分かれる。
サークル参加者は、自分で製作したマジックアイテム、同人誌などを販売することが許可されている。
会場は海に近い丘の中に掘られた巨大なダンジョンである。
内部は大きく西穴(西ホール)と東穴(東ホール)に分かれている。
近隣諸国からゴブリンやオークやコボルドやドワーフやノームなどの趣味人が多数集まってくる。その数約4500人(主催者発表)。
※:マジケに売り手として参加する人々のこと。なぜサークル参加と言うのかというと、販売ブースに望まない属性の存在が近付かないよう《マジック・サークル・アゲインスト・○○》をかけていたことに由来するらしい。最近は《マジック・サークル・アゲインスト・イザーク×アスラン》などの望まないカップリングを排斥する特化した呪文もみられる。言うまでもないが《マジック・サークル・アゲインスト・イザーク×アスラン》と《マジック・サークル・アゲインスト・アスラン×イザーク》は別の呪文である。
●一般入場する
・行列ができているので、入場は開場までの時間+1D3時間かかる。
●マジケのルール
・ギルドスタッフの指示、およびカタログに記載されたルールには従うこと(大原則)。
・原則としてオリジナルの魔道書、マジックアイテム、同人誌を販売する場である。が、中古物品等の販売も許可されている(ここはコミケとは異なる)。
・30cm以上の長さの武器(販売物を除く)の装備の禁止。販売物の場合も、装備することは重大な違反となる。装備するとは攻撃に使用できる形で手や足(もしくはそれに相当する器官)に持つことを指す。
・会場内での戦闘の禁止。戦闘とは他者に対し、攻撃を加えようとする行為全てを指す。ダメージを与えたかどうかは問題ではない。
・会場内での魔法、擬似呪文能力、超常能力の使用禁止。起動型のマジックアイテムの使用も禁止。魔法の使用は定められた投射所内でのみ可能。また、常動型のアイテム(+のついた鎧など)は許可されるが、スタッフが危険と判断した場合、禁止される。
・会場の壁に登る、宙に浮く、テレポートする、等の通常歩行以外の移動の禁止。ただし、それ以外に移動手段を持たない場合はその限りではない(ただし、スタッフの指示には従うこと)。
・徹夜の禁止。会場内または会場の近くにキャンプを張ることは禁止。
・透明、もしくは幻術等で他者に感知されない姿となって入場することの禁止。もし、呪い等でそうなっている場合、ギルドに申し出ること。
・仮装広場では、広場内のみにおいて、幻術呪文の使用が許可される。
●会場内
1:カタログを売っている
2:入り口。ウィザードや屈強なバグベアやホブゴブリンが警備している。
3:サークル入り口。ウィザードとホブゴブリンなどの係員がいる。
4:エントランスホール。特に何もないが、座り込んだり、走ったりすると怒られる。
5:本部や救護室が置かれた部屋。ヴァンパイアやリッチといった猛者が待機している。
6:仮装広場への階段。
7:趣味人がたくさんたまっているが、それだけ。
8:即売会場。西穴と東穴に分かれている。一種のバザー。元々アマチュア魔術師の呪文書の即売会だったが、現在は春画や絵物語の方が主流。グッズ(マジックアイテム)を売っているところもある。市価よりは安い場合もある。
9:入場待ちの趣味人の列ができている。
二階
a:企業ブース。武器屋などが出張している。
b:仮装広場
入り口や本部付近、広場以外で騒ぎを起こすと、1D6+1ラウンド目に一般スタッフがかけつけ、1D10+2ラウンド以内に警備スタッフが到着する。
一般スタッフは以下の表をロール。
1:ゴブリン
2:コボルド
3:オーク
4:魔術師(ゴブリン、コボルド、オークいずれかの)
5:ドワーフ
6:ハーフリング
7:ノーム
8:魔術師(ドワーフ、ハーフリング、ノームいずれかの)
9:人間
10:魔術師(人間)
警備スタッフは常に、魔術師系1名、僧侶系1名、戦士系2名のパーティーで行動する。
戦士系は組み付きを行う(機会攻撃も恐れず!)。魔術師と僧侶は《スリープ》《ウェブ》《ホールドパースン》などで無力化を試みる。
●タイムテーブル
07:30 サークル入場開始。
08:30 サークル入場停止。
10:00 一般入場開始。
11:00 正義パーティー、入場。
16:00 終了。
捜索等の試みは、1ブロックを捜索するのに1時間かかる。その上で、難易度25の〈捜索〉に成功する必要がある。
正義パーティーは、入場後、手分けして捜索を行う。連絡をとりながら、何度でもやる。
正義パーティーのが先に入手した場合、捜索に成功した時点で売っていたサークルを見つける。サークルの売り子は、買った者の情報をPCに教える。
PCの方が先に発見した場合、当然購入できる。
「啓発の光」 古代の教典 1000GP
ある神(ルフェルザ)の布教と復活の秘儀について記されている。
●サークル参加
PCたちが手に入れたのは、「魔道戦士ゴーレムSEED」のやおい同人誌1000部。サークル入場スクロール×3。
壁際に配置された、そこそこ人気のサークルである。
一般入場後、行列ができる。行列を整理しないと、スタッフに怒られる。
11:00ごろ、スタッフがやってきて、代表者の人に話しを聞きたいと言う。逃げた戦士(売り子)が一般入場し、ギルドにチクったのである。
●正義パーティー
彼らは、邪悪を壊滅しようと立ち上がった正義の戦士たちである!
彼らも「啓発の光」を捜しているのである。
PCが「啓発の光」を入手した場合、帰り道で正義パーティーが交渉してくる。正義なので不意打ちとかはしない。
第一回セッション 〜03年7月〜
■プレイヤーキャラクター
●ヴォルヴァドス(プレイヤー:おーりん)
ハーフオーク ローグ/クレリック
●ニョグタ(プレイヤー:たかや)
エルフ ローグ
●ネイランド(プレイヤー:Gom)
ハーフエルフ バーバリアン/ローグ
●イレク(プレイヤー:だんぞう)
エルフ クレリック/ローグ
■プレイの実際
依頼を受けたPCたちはオータムリーフヤードへ赴き、何かイヤーなアイテムを買ったりする。
依頼の品を手に入れられなかったPCたちは、それが数日後に迫った「マジックマーケット(以下マジケ)」で売られるかもしれないことを知る。
PCたちは街道でその参加者たちを待ち伏せ。コボルドやゴブリンを襲ってはその金をせしめ、あまつさえ説教をするといういわゆる説教強盗に…。
その後、同人誌を満載したサークル参加者の馬車を強襲。魔術師と護衛の戦士と戦闘に。いつ狩られる側になってもしりませんよ(笑)。
PCたちは防御的発動に失敗した魔術師を殴り殺すものの、固い戦士たち(マスターガイドに載ってるサンプルNPCのデータママ)に苦戦。逃げ出した一人を見逃す。
第二回セッション 〜03年11月〜
■プレイヤーキャラクター
●ヴォルヴァドス(プレイヤー:おーりん)
ハーフオーク ローグ/クレリック
●トーマス(プレイヤー:Baw)
ハーフオーク パラディン
●ニョグタ(プレイヤー:たかや)
エルフ ローグ
●ネイランド(プレイヤー:Gom)
ハーフエルフ バーバリアン/ローグ
●イレク(プレイヤー:だんぞう)
エルフ クレリック/ローグ
■プレイの理想と現実
そんなこんなでPCたちはマジケの行われるダンジョンの前までやってきたわけです。
並んでいる印刷業者の搬入の馬車を誘い出して殺害。その現場を他の業者に発見され、口止め料を要求される。PCは業者を装って入場。
開場と同時に〈捜索〉開始。
どうでもいいけどなんで〈捜索〉は「技能」で《追跡》は「特技」なんだろう。そのへんの線引きってよくわからないなあ。
『啓発の光』を発見したPCらは有り金はたいて購入。
一方、強奪した同人誌も本来の持ち主がいるはずだったスペースで販売。
PCらは『啓発の光』を早く依頼主に届けようと、出発することにする。が、同人誌も売り切って金にしたいのでヴォルヴァドスとトーマスを売り子として会場に残す。
予定通り、逃げた戦士とともにスタッフが事情を聞きたいと現われる。
PC二人はマジケギルドスタッフの部屋に連行される。
マスターとしては、
主催者側NPCを通じて、PCたちに「蘇生のために奔走し、費用を払うこと」を要求。
だが、プレイヤーは、
「会場外のことに主催者が関与するのはおかしい=PCと生き残りの戦士の当事者間で解決すればいいことである」と主張。
論理的にはPC側が正しい。ただ、マスターとしては「通りがかりの旅人を殺害する」という、社会というものがあるならば基本的にはリスキーな行為を犯しておきながら、「殺害した者の仲間を見逃し」あまつさえ「金儲けのためにPCの一部を会場に残す」というマヌケな行為に、それ相応のペナルティを与えたかったのだ。そして、そのペナルティを次のシナリオにつなげよう、という目論見もあった。
結果的に、当事者間で解決(殺し合い)をした後、多少の罰金及び、二度とイベントに近付かないよう《ギアス》を科すということにする。
この件に関しては、後で思うことも色々あったのだが、その場で提案できなかった以上、こんなところで書いても何の意味がないので。
一方、依頼者にブツを届けに向かっているPCたちにも、追手が迫っていた…のだが、時間の関係でこの遭遇はナシ。
NPC側も人数は調整するとはいえ、PCが二人欠けた状態でもし戦闘になれば、それなりに危険なものになる…はずだったんだけどね。
マスタリングとしては、今回は大失敗である。
適切なペナルティをPCに与えることができなかった=適切なペナルティがなければ、ゲームとしてのスリルは失われ、プレイが成り立たなくなる。
適切な裁定をおこなえず、議論に時間をとられ、他のPCの活躍すべき場面をカットしたこと。
以上二点が大きな失敗点。
マスタリングというのは、実に「交渉分野技能」であり、その方面の技能も能力値も低いわしには難しいとあらためて感じる。
ニャー国 黒の広場へ