管理人より

私は東京の片隅で暮らしている五十過ぎのオジサンである。そして、何を隠そう、もう数十年来の「痔持ち」であった(いわゆるイボ痔である)。

それが何というか、もういいかげんイボ痔などで悩むのはイヤだ、何とかしてスッキリしたいと考えるに至り、2017年秋に根治手術を受けた。

この種のHPは無数にあるとは思う。けれども、個人的な備忘録を残しておこうというのが一つ、それと「痔の手術しようかどうしようか?」と悩んでて、偶然ココに迷い込んで来られた方の参考になることもいくらかはあるんではないかということで、今回ここにサイトを立ち上げてみた。

ともあれ、イボ痔に悩んでいる貴殿の今後の健闘を祈る!


 入院まで

最初にも書いたのであるが、私は20数年にわたって痔を患ってきた。当時は座りっきりの仕事をしていたこともあったろうし、辛いものなんかも好きである。ま、なるべくしてなった感はある。

症状としては、排便のあとイボ痔がぽっこりと出てしまい、なかなか引っ込まない。するとズキズキと痛む。自然に引っ込むのを待つのだが、だんだんと戻りにくくなってきた。よく「指で押し込むのが良い」とか言うけれども、痛いのでそういうことはできないのだった。なんかジクジクした液が出てパンツが汚れるので、仕事に出る時などは奥さんのナプキンをつけるのが常になった。加えて、排便時に肛門部が切れるのだろう、出血することも多くなってきた。

■有名病院に行ったけど

いや、この20数年間の間には、なんとかしようと思ったこともあったのだ。

なりかけの頃、有名な病院で一度ちゃんと見てもらおうと思った。で、東京・新大久保の「社会保険中央総合病院」というところに行った。今は「JCHO東京山手メディカルセンター」などというオサレな名前に改称しているが、当時から痔については名医が揃ってることで有名な病院だった。

もう昔のことでだいぶ忘れてしまったが、なんとなく心細いので奥さんについてきてもらった記憶がある(笑)。有名病院だけに、えらく待たされた。朝から昼過ぎまでかかったんじゃなかろうか。

ようやく受けた診察であるが、結論的には「そこそこ悪いので手術してもいい。でも、何ヶ月か先まで予約でイッパイだ。定年した頃にゆっくり手術したらいいんじゃないの?」という風に言われたのを覚えている。うーん、さすが患者が殺到する病院だなあと思ったワケだが、よくよく考えると当時は会社でもペーペーで、入院日程を押さえて「ココでウン週間休ませて頂きます」などと言い出すのは、なかなか大変だ。しゃーねえなーということで、それからは痛い時には座薬を買って入れたりしてどうにかこうにかしのいできたのだった。

■入院へ腹を固める

だが、そんな撤退戦から幾星霜。ここにきて仕事的にも(窓際化したせいかw)ちょっとは時間を捻出できそうな雰囲気になってきた。悪くなるばっかりだし、思い切って手術しようかなーと考えた。とりあえずネットでいろいろ調べたところ、最近では日帰り手術も一般的になってきたようだが、術後しばらく寝てないといけないのは変わらんらしい。根治手術をするのであれば予後のこともあるし、入院したほうが安全のようである。

ではどこに入院するのかという話になる。前述の「東京山手メディカルセンター」もいいのだが、やっぱり患者が殺到してて入院まで何か月も待たされるンだろうなーと思うと二の足を踏んでしまう。なぜか千葉県の奥のほうには実績のある専門病院がけっこうあるようなンだが、ちょっと遠いので行き来が面倒である。

近場でそこそこ評判の良さげなトコがありゃあいいんだが、とネットで調べてたら、あった。評判の良い肛門科専門病院で院長をしてたお医者さんが、自宅から徒歩20分ぐらいのトコにある総合病院に大腸・肛門外科部長として最近移ってきたという情報を入手したのだった。こりゃいいんではないか。ということで、10月の或る日、意を決して病院に行ってみた。

■日程を決める

幸い、それほど混んでもいなかった。先生は、なんというか、ベテラン風であった。頼もしい。で、さっそく肛門に何か突っ込まれて診察である。恥ずかしいとか何とかは、もうどうでも良い状況である。結果、内痔核が3ツほどもあって、悪いのは「内痔核Ⅳ度」とゆー最悪のレベルにまで達しているという。「じゃあ手術おねがいできますか?」という話をして、一か月ほどあとに入院することになった(むろん、入院するについては、そのあと会社でイロイロ根回しをしたわけだが)。順調なら1週間から10日ぐらいで退院できるという話だった。

その日のうちにレントゲン、血液検査など済ませ、入院案内の話を聞いて帰る。なんか吹っ切れた感じがした。


 入院の日々

■手術2日前

入院にはそれなりの準備が要る。特に今回は手術前に大腸の内視鏡検査もすることになった。従って、大腸の中を空っぽにしておかねばならぬ。このため、検査前日には病院に行った時に薬局で買わされた「コロミル2食+間食セット」とゆー特別な食事を食べる。消化がよく、ウンチを出やすくする食事ということなのだろう。

昼食は「シチュー」、夕食は「大根とじゃがいもの鶏そぼろあんかけ」。いずれもレトルトで、加えておやつのビスコというセットだ。当然腹は減るのだが致し方ない。緊張しつつ、入院前夜に服用するように言われた下剤的なものも飲み込んで早めに寝た。

■手術1日前

入院して、大腸の内視鏡検査をする日である。ウンチを全部出す必要がある。なので、指示された通りに朝6時に起き、モビプレップという下剤を飲む。ポカリスエット風の粉末を水で溶かして2リットルの下剤ドリンクを作り、ウンチが水状になるまで飲み続ける。飲み始めるとすぐに便意の波。1リットルちょっとで、お米のとぎ汁状のウンチになった。

これで入院準備OK。昼前に奥さんと病院まで歩いていって、入院手続き。4人部屋である。病院でよくみる、電動で背中部分が起きあがってくるベッドである。横にはテレビ。有料だったが、当然観ることにして手続き。

一段落したら内視鏡大腸検査に呼ばれる。病院のホームページをみたら「無送気軸保持短縮法による無痛挿入法」という、よくわからんが先進的なモノを用いているようで、なんか体の中を突っつかれるような妙な感覚はあったが、静脈麻酔か何かでウトウトしてるうちに何となく終了。内壁に「憩室」という凹みがあってウンチがへばりついてるらしく、これはあンまり良くないというのだが、すぐどうこうなるものではないという。ポリープもなかったので、これで手術へゴーサインである。

奥さんも家に帰ってしまい、夕飯は重湯。午後9時には寝る。夜中、隣の患者さんのモニター機器が再三鳴り出し、ロクに寝られなかった。「耳栓もってくれば良かったなぁ」と思った。手術は午前10時開始の予定となった。

■手術当日

朝7時から点滴が始まる。朝メシは当然ナシ。まずは浣腸で、3分我慢してからトイレにダッシュした。10時前に奥さんも来る。手術は予定から若干遅れて午前11時前から。幸か不幸かこれまで入院・手術というものには全く縁がなかったのだが、テレビドラマで見るような典型的な手術室であった。腰に麻酔注射打ってもらったら下半身がすぐ痺れ出した。台の上でうつ伏せになり、もはや「まな板の上のコイ」状態。なんか音楽が流れていたが、緊張しててよく覚えてない。

かくて手術は始まったが、当然お尻の感覚はない。ただ、切ったり縫ってる?するたびに内臓が引っ張られるような不快感がある。先生「大きい。直腸のほうまである」とつぶやく。そのせいか結構手間取ってる感も。「血圧80まで下がった」と看護師さん。そのせいか何度も「気分大丈夫?」と聞かれる。まあ、なんか気持ちは良くなかったンだが、大丈夫は大丈夫であった。

早く終わらんかなあと思っていたところで、やっと終了。3つのうち大きい2つは「結紮切除」といって、メスで痔核を切り取った。いわゆる根治手術である。もう1つは「ジオン注」で処理したそうで、これは痔核に何やら特殊な薬剤を注射して硬化させ、二度と飛び出さないようにする施術であるそうだが、ネットで調べてみると、こちらの技法だとたまに再発してしまうこともあるらしい。ま、そう神経質になることもないのだろう。

手術は都合40分ほどもかかったのだろうか。主観的にはけっこう長かった。ストレッチャーに乗せられ病室へ。下半身が動かないのでストレッチャーからベッドにゴロゴロと落とし込まれた。奥さんもしばらくして帰っていった。

というわけで、術後の生活は始まった。前々からいろんな人のブログを読んでいて分かっていたことではあるが、痔の手術というのは、「手術前」よりも「手術後」が遥かに大変であった。

まず、「翌朝まで絶対安静でベッドから降りるな。ウンチが出そうだったらナースコールで呼べ」という。おしっこはどうするかというと、手術でワケ分かんなくなってる間に「尿道カテーテル」を取りつけられていた。尿道にヘンな管をつっこまれて、自動的に尿を出す仕掛けである。まず、このカテーテルが異常に気持ち悪い。イライラする。

それでも流石に体がこたえているのだろう、しばしウトウトしたりしていたのだが、午後4時頃、便意を覚える。もはや恥ずかしいとかいってる場合でないので、看護婦さんを呼び、お尻に洗面器みたいなのをセットしてもらうが結局は出なかった(笑)。肛門部分にガーゼを詰め込まれていたための錯覚だったのかもしれない。

それから、手術直後の大きな関門といわれる「痛み」問題である。じっさいに午後5時ごろ、麻酔が抜け始めたのか尻が痛くなりだす。ズキズキするような感じである。6時過ぎ、たまらず点滴に痛み止め入れてもらう。だが、一進一退。長い一夜になることを予感。たまにウトウトしても痛みでよく寝られない。やむなく深夜1時ごろナースコールして再度痛み止めの点滴求む。一、二時間は何とか寝られた。それからまた半睡半覚でやっと朝に。長かった。実に。

■手術後1日目

あさ、痛み止めの錠剤もらって飲み、痛みで疲弊した状態から少し持ち直した。先生も巡回に来る。一夜あけたらオナラがたびたび出る。カテーテルも外してもらい、少し楽になった。朝10時半からシャワー。やっと点滴からも解放された。あわせて、それまでの手術着&手術後装着された「紙おむつ」から、パジャマ&紙パンツ&ナプキン的なパッドに着替える。おむつにはけっこう出血してた。シャワーでスッキリした。

シャワーから出るとちょうど薬剤師さんが来て、入院中の薬を置いていく。朝・昼・晩の毎食後に鎮痛剤ロキソニン(と胃薬)、朝と夜の食前にお尻に良い漢方の乙字湯、朝・夜にお尻に塗る軟膏の強力ポステリザン。あと、緊急用(?)の鎮痛剤としてボルタレン剤も置いていったので、これは昼飯前だったが、さっそく飲んでしまった。やっぱりお尻が変な感じだったので。

お昼になって食事が来た。うどんである。久々のまともな食事である。ゆっくりかみ締めて食った。午後は、奥さんが持ってきた新聞をみたりテレビでワイドショー(日馬富士暴力事件ばっかりやっていたw)をみたりして過ごす。

夕方、先生が来て「明日は私はお休みでいないからネ。そろそろだと思うけど、最初の排便の時は痛いよ」と告げられる。そう、手術後の大きな関門は、この排便の痛さをどう乗り越えるかである。これは先人が異口同音に語っている言葉である。ちょっと心細くなった・・・

午後6時過ぎに夕飯。あわせてパッド交換。ここでちょっと説明しておくと、この「パッド」というのは入院時に買った(買わされた)「Zパッド」というもので、ググってもらえれば分かるが、綿状パルプを不織布で包んで座布団状にしたものである。これを紙パンツに貼って汚れカバーに用いるのである。この時点では、まだまだ血のようなものがついていた。オナラをする際につくようだ。午後7時20分頃、お腹がゴロゴロいうのでこわごわトイレに行ってみる。オナラが盛んに出たほか、「血のり」状のものが少し出ただけ。拍子抜け。

午後9時就寝。隣の患者さんは具合が良くないのか、再三看護師が来ていて落ち着かない。いつしか眠る。あさ4時ごろおしっこに起きた際、肛門部にゴワッとした感じがあったので、念のためオマケの鎮痛剤ボルタレン錠を飲んでおく。

■手術後2日目

朝6時起床。あさ、トイレでウォシュレット後にパッド交換。結構血がついている。引き続きオナラばかり。11時過ぎ検温・血圧。今日は先生が休みの日でいないので、診察などはないらしい。

昼メシ後、ウォシュレットしてからパッド交換と塗り薬。1時過ぎに奥さん。一時間ほどいる。「そろそろ歩け」と言われた。午後は持ち込んだ本を読む(ちなみに西加奈子の『サラバ!』)。

寝る前にまたパッド交換し、軟膏を塗る。依然として排便なし。そろそろ出ないと便が固くなって、出すとき傷口が大変マズイことになるのでは、と不安は募るのだった。

■手術後3日目

朝6時前に起きてから、おしっこがてらウォシュレット。尻がちょっとジリジリ・ヒリヒリする感じ。

8時前先生が来る。チラッと患部みて「順調なようだけど、きょう出なければ浣腸しないとネ」。看護師さんは「ウォシュレット強弱つけて当て続けると良い」。そこで8時15分過ぎから10分強、トイレで力んでみる。かろうじて親指ぐらいの太さのが10センチほど出る。そんなに量がなかったせいか、さほど痛くもない! とりあえず、ちょっとだけホッとする。あわせてパッドも交換。待望の排便後、お尻は思ったほどは痛くないがベッドで安静にする。11時過ぎにウォシュレットしてから塗り薬。ジリジリヒリヒリする。

午後1時過ぎに奥さん来る。2時過ぎにトイレにいってみたら、やや柔らかめの細いウンチが1食分?ほど出る。この時もさほど衝撃はナシ。併せてパッドも代える。うむ、どうやらこれで浣腸はせずとも済んだようだ! 毎食後飲んでいる鎮痛剤が効いているのか痛みはさほどなし。「激痛だった」という人もいるようだが、私の場合はそんな酷いこともなかったようだ。

とにもかくにも、懸案を一つクリアしたので午後はいささか退屈。先生が夕方来る。「あす午前中にも退院日を決めましょう」と。2日後の退院OKのような口ぶり。

夜8時にまたパッドを代える。やはり汚れている。退院後の生活など考えていたら、なかなか眠れない。寝入ったのは11時ごろか。明日は冷たい雨の一日のようなので、奥さんに「来なくていい」とLINE。

■手術後4日目

未明、隣の患者さんが再三看護師を呼ぶので相当うるさく、午前3時半に目がさめる。嫌なら個室ベッドを取るしかなく、大部屋である以上仕方ない。とはいえ、当たりが悪いというか。ヤレヤレ。寝直して6時過ぎ起床。朝になると尻がピリピリして腫れている感じ。鎮痛剤が切れてくるせいか。

朝8時ごろ先生来る。退院希望を聞かれたので、ちょうど1週間になるし、「できれば明日にも」と言ったところ、「いいけれど、退院翌日からいきなり仕事はオススメしない」という話。「明日退院・自宅療養1日」が良かろうということになる。診断書もそんな内容でお願いする。最終的に退院後2日目から出勤し、経過観察でその翌日朝に通院することに。退院は午前10時となった。

なお、先生から「術後2週間は大出血の可能性があるからね」と告げられる。ここは説明が必要であろう。後にネットで調べてわかったことであるが、結紮切除法の場合、術後1週間から2週間にかけて縫った糸が自然に溶けてきたところで患部のキズが直りきっていないと、いきなり大出血することがあるようなのだ。「晩期出血」というらしい。相当な用心が必要だと肝に銘じた。

朝食を終えた8時過ぎ、トイレで大。そこそこ出てグッタリする。が、全部出てなかったのかスッキリせず、10時前にもう一回。今度はかなり緩く少量。頭も痒くなってきたので、看護師さんに頼んで11時からシャワー。出てから塗り薬。

昼メシ後、事務の人が請求書をもってくる。会社に出す診断書代5千円弱も含めて12万ちょっと。ブログなどでは入院しても7、8万円などと書いてるトコが多かったので「高ッ!」と思ったのだが、まあ完治すればよいので専門医の安心料上乗せ、と考えて納得するか。


【注】これは後で調べたのだが、治療費が「割高」だった理由は、今回の病院が近年導入が進んでいる「DPC」という診療報酬制度を採用していたため、ではなかろうか? これって、従来の「出来高払い」ではなく疾病ごとに「基準額」ベースで報酬が決まる制度で、しかも「短期入院だと割高・長期入院だと割安」になるシステムらしい(病院が患者をダラダラと長期入院させて「稼ぐ」のを防ぐ、すなわち医療費増加を阻む狙いらしい)。救急病院や大病院では一般的になっているようだが、サッサと退院する今回の痔の手術のようなケースでは「高い」感じになるのではないか? よくわからんけどとりあえずの推理。

【注2】さらに後になって考えたのだが、この病院は都会ということもあるのだろう、4人部屋でも差額ベッド代を取っていた。一日5000円弱で6泊分。となると、これだけで3万弱になってしまう。よく知らんが、地方の病院だと「大部屋だと差額ベッド代ゼロ」だったりして、その分、割安になるのではなかろうか? これも適当な推理なので、当たってるかどうかは知らん。


次いで薬剤師さんもやってきて、退院後に飲む薬類を渡される。今までのと基本的に同じ。夕方まで退屈。腹も減る。夜の8時前にウォシュレットして塗り薬。9時就寝。

・・・と思ったら、夜の11時前に救急車で運ばれたとおぼしき急患が来て、病室で問診が始まる始末。寝るに寝られず(苦笑)。それからいったんは寝たのだが、午前3時にまた急患のモニターの電子音が鳴り始めて起こされる。最初から最後までこの病室は当たりが悪かった(苦笑)。

■手術後5日目(退院)

朝6時起床。朝メシの前、7時過ぎに排便。スルッと出ずにしばし呻吟。肛門部に若干ダメージあったかも。

8時の朝メシ中に先生来て、チラッと患部診察。改めて「あと一週間は出血要注意。1リットルも出る」と再度脅される(ーー;)。今日退院と言ったら「そうだっけ?」と。その直後また排便。ヒリヒリジリジリ。

9時半に奥さんが来る。病室を片付けてナースセンターに連絡し、一階で支払いをして退院。途中スーパーに寄ってミスドでコーヒーのみ、それからブラブラ家まで歩く。久々で疲れた。帰宅後、疾病保険に入ってた生保に電話で手術費&入院費用請求の手続きを聞く。両方出るようで、当方の計算では手術費5万、入院費5千×3日分、計6万5千円が出る皮算用(笑)

なお、入院中にスマホで注文しておいたサプリが届いていたので飲み始める。亜鉛とビタミンC。傷口の修復に有効だという触れ込みなので手術跡の回復にもよかろう、と。ダメもとで。


 退院後

■手術後6日目

自宅休養。お薬はあいかわらず、「三食ごとに鎮痛薬&胃薬」「朝夕は食前にお通じの漢方薬乙字湯」「朝・夜とおしりに軟膏」。昼間買い物のため車で約2時間外出。夕方1時間ちょっと仮眠。ちょっとお尻が重苦しい感じの時もあったが、まずは無事に一日を過ごす。

■手術後7日目

久々の出勤日。朝のお通じアリ。念のため前日の残り湯でしばし「腰浴」(以後、朝の習慣となる)。薬をのみ、塗り薬を塗って出勤。基本的にずっと座りっぱなしで患部にはいまいち良くなかったと思うが、特に痛みが出ることもなく、夜8時に帰宅。昼間つけていたパッドには若干の出血痕。退院した日に生保のコールセンターに電話して保険金の書類を送るようお願いしていたのだが、本日書類届く。明日、領収書類をコピーして書類一式を送る予定。

■手術後8日目

ちょっと早起きして病院まで20分歩き、朝8時半から退院後初の診察を受ける。先生はチラッとみて「順調」というようなことを言いつつ、今回も「大量出血することもあるので、その時はすぐに来るように」。いつも同じことを言う先生だ(笑)。もっともこの「晩期出血」、確率的には100人とか500人に一人というレベルらしいので、なんか先生、脅かしすぎじゃねえかと思う。まあしかし、あと一週間は要警戒。病院には一週間後にまた行くことになった。ちなみに、「鎮痛剤はなくなったらやめてよい」とのこと。あんまりずっと使ってると強いので胃潰瘍になったりするらしい。

それから出社。そんなこんなで結構歩いたせいなのか、2時過ぎに肛門部が切れたような痛み。トイレにいってウォシュレットをかけたりしていたら、この日二度目の排便。パッドはけっこう汚れていたのでここで取り替える。なんとなくダルいので、夜も早々と7時過ぎに退社。生保に保険金申請書類郵送。

■手術後9日目

祭日だった。休めるのはありがたい。排便は朝に一回。尻が切れているようなピリピリした感じは残る。昼間は布団に転がるなどして極力静養。午後、奥さんとスーパーへ買い物に。夕方、また布団に入って読書。朝・昼・晩の薬&亜鉛とビタミンCのサプリは引き続き。

■手術後10日目

朝のトイレはなかなか出ず、10分ほどかかってしまう。ウォシュレットが当たると部位によってはピリピリする感じもあり、やはりどこか裂けているのかも。会社では特になし。会社の共済会に入院補助金、差額ベッド補助金の申請。入院補助金は3万5千(5千円×7日)、差額ベッド代は実費7掛けで2万弱。保険金とあわせると12万弱でほとんど支払い分カバーできる計算。ちゃんとした共済会があって助かる。家に帰ってきてパッドをみると、やはり若干汚れていた。

■手術後11日目

休日。昼間、車検に車をもちこみ、そのあと代車で少しドライブしたぐらいで、あとは家。昼の鎮痛剤は抜いてみる。小康状態。

■手術後12日目

休日。朝一回、夕二回排便。夕二回目は下痢。前夜のインスタントラーメンがよくなかったか? ちなみに本日の昼飯も外に出て食べたラーメンだった(笑)。休日の余裕もあって、朝昼晩と鎮痛剤を抜いてみる。小康状態。

■手術後13日目

仕事の日なので、念のため朝だけ鎮痛剤を飲む。患部の違和感は続くが、昼間は特に問題なし。朝晩に軟膏とサプリメント。家で過ごしているとあまり汚れないパッドであるが、ずっと外に出ているとそうはいかない。

■手術後14日目

本日も朝のみ鎮痛剤。患部がピリピリする感じは終日。パッドは前方が若干汚れていた。

■手術後15日目

一週間ぶりの通院。今回もチラッとみて「順調。もう大量出血の心配はないだろう。二週間後にまた来て」と言われた。その間のお通じの漢方薬、軟膏の処方が出る。飲酒はもうOK、運動はあと一週間後迄待て、とのこと。しかしながら一日中お尻がヒリヒリしていた。軟膏を塗っていかなかったからか。パッドは相変わらず前の方が少し汚れる。ヒリヒリが気になったので、残っていた最後のロキソニンを夜のむ。ビールも今日のところは止めておく。生保から保険金6.5万円が振り込まれていた。

■手術後16日目

平常運転。いぜんヒリヒリし、むず痒い感じ。パッドも汚れあり。夜、缶ビール1本飲む。

■手術後17日目

平常勤務。退社は11時過ぎでけっこう拘束時間が長い。患部には良くないはずだが大過なく過ごす。引き続き朝晩の漢方薬&サプリ&軟膏。帰宅後缶ビール1本飲む。

■手術後18日目

休日。午前中に車検のクルマを取りに行き、昼頃スーパーに買い物に行き、夕方は昼寝。ヒリヒリ感は変わらず。缶ビール2本。

■手術後19日目

休日。風邪をひいたこともあり、一日家で静養。状態はあまり変わらず。缶ビール1本。

■手術後20日目

朝・昼・晩と風邪薬を飲む。患部のほうは、なおパッドに褐色っぽい汚れがつくも小康状態。缶ビール1本。朝の排便、なかなか出てこないのは変わらない。

■手術後21日目

風邪薬はやめる。仕事で夜遅くなる。そんなこともあってか、帰宅後チェックしてみると、パッドにはちょっとウンチまじりのような茶褐色の汚れ。多め。缶ビール1本。

■手術後22日目

前日疲れたせいか。睡眠不足だったせいか。朝のウンチが太かったせいか。あるいはビールを飲み始めたせいか。理由は定かでないが、一日じゅうお尻がヒリヒリする疼痛アリ。夕方会社のトイレでもウンチする。前日同様、ウンチ混じりっぽい茶褐色の汚れがパッドに残る。ここのところの回復も「一歩後退」という感じ。帰宅後、入院中に非常用痛み止めとしてもらった鎮痛剤ボルタレン(の残り)を飲む。ただし晩酌で缶ビール1本飲んでしまう(苦笑)。

■手術後23日目

引き続き疼痛あり。朝はボルタレンを飲んで出かける。一日あんまり調子が良くない。会社でパッドをみると、茶褐色の汚れプラス血のようなものも。なので夜のビールはやめる。なお、前にも書いたように、これまでお尻保護のパッドは、「Zパッド」というのを使ってきたが、動いているうちに肛門に挟み込まれてしまうのだろう、いつのまにか前の方がV字状になってしまい、尻からの汚れを「ヘリ」で受け止める感じになってしまう。なので、羽つき生理用ナプキンを通販で買い求めてみた。「ナチュラムーン」っていうヤツ。明日から外出時にはこれを装着していくことにしよう。

■手術後24日目

引き続き何となく調子悪い。ナチュラムーンを装着して出社。朝の鎮痛剤はやめておいたが、昼食後に持参したボルタレンを飲む(この日はこの一回だけ)。帰宅後のナプキンは、なんか膿みたいな感じなのが前方にけっこう付いていた。おならをした拍子に出たものか。大丈夫であろうか?

■手術後25日目

休日。スーパーに買い物に行ったぐらいで、休養する。が、いぜんパッドの汚れは続く。膿的な淡い色のもの、やはり薄い紅色で血のようなもの。禁酒。

■手術後26日目

休日。千葉方面に往復3時間弱のドライブ。引き続きパッドの汚れ。痛みはないが、なんかお尻にボルトでも入っているような気分。朝と、帰宅後の午後、計2回排便アリ。よる、コップにワインを一杯。

■手術後27日目

小康状態。一日つけていたナプキンを外してみると、前の方には血のような淡い赤い汚れ、後ろのほうには黄色っぽい浸出液のようなもの。 夕食時に缶ビール1本。

■手術後28日目

朝の排便でまたヒリヒリ。日中はやや収まる。夜、帰宅後にナプキンをみると、朝に塗った軟膏なのか浸出液?なのか定かではないが、透明っぽい液状のものが「へり」にぺったりと。何だろうか。夕食時に缶ビール1本。あすは通院日。

■手術後29日目

手術から約1か月後の通院。前回からは2週間ぶりの診察となる。が、結論をいうと、たいへん残念ではあるが、回復はどうも順調ではないらしい(泣)。

「そろそろ良くなってきましたか?」と先生。「いや、一進一退といった感じで」と私は答える。先生の顔が一瞬曇るが、とりあえず患部を診る。そして残念そうにつぶやく。「うーん、これは」

先生の話を聞くと、今回の手術ではメスを入れずにジオン注で処理した痔のあたりから炎症が発生しており――「皮膚びらん」と言っていた――肛門周りの状況がよろしくないのだという。お尻にウォシュレットを当てた時などにピリピリするのも、患部に違和感があるのも、そのせいらしい。

とりあえず、これまでと同じ乙字湯と軟膏を処方される。「薬を出すので、1か月後にまた来てください。それでも炎症が治まっていないようだったら手術も考えないと」だそうだ。

どこをどう切ってどう治すのかまで聞かなかったが、診察室でちゃちゃっとできる施術のようであり、それなら我慢の範囲内かなぁとは思うのだが、1か月もたったらすっかり治っているのかと思っていたところだけに、まだひと山ありそうだというのは滅入る。

何分にも生身の体のことなので、お医者さんの思った通りに回復しないことがあるのはわかるけれども、なんだかガッカリしてしまった。ま、日常生活は普通に送れるというので、ちゃんと薬を飲んで、無理をしないよう心がけるほかないのかなと考えつつ、重い足取りで病院を後にしたのだった(完)。


 2か月目突入

■手術後30日目

手術から30日目である。下痢のあとに尻がヒリヒリするような不快感はいぜん続く。当初の予定では今頃はほとんど手術跡も完治して我が世の春を謳歌していたハズであったのに、と悔し涙を流す(そこまで言うと嘘だわなw)。

とりあえずは、朝晩の食事前に乙字湯を飲み、出勤前とフロのあとには軟膏の「強力ポステリザン」を塗る。そんな日課を粛々とこなすしかないのである。

しかしよく考えてみたら、この1か月間、邪魔くさい汚れ防止パッドやナプキンを四六時中――それこそフロとトイレの時以外は常に――装着し続けている。手術前は、そりゃ仕事に出る時はナプキンを着けていったりもしたが、帰ったらそんなものは外しておったわけで、この現状が何ともいまいましい。が、今は待つ。ひたすら待つのみ。



↑これが入院時からずっとお世話になっている乙字湯と強力ポステリザン

■手術後31日目

あまり変化はない。朝の排便でダメージが残ってしまうのか、昼過ぎまでヒリヒリというかむず痒いような感覚が残る。夕方ぐらいになると、慣れるのか何だかしらんが少しマシになる。ともあれ、もう安静にしていても仕方ないので、夜の缶ビール1本は恒例化。

あと、最近一つ疑問に思っていることがある。なかなか治ンないので、たびたびネットで痔の手術後の手当てについて検索するンだが、よく「肛門部には自然治癒を進めるいろんな分泌物のようなものが出てくるので、あんまり洗いすぎるとよくない。ウォシュレットもあんまりかけてはならない」みたいなことが書いてある。だがしかし、一方では「患部は清潔に保たねばならない」みたいなことを言ってる人もいる。いったいどっちやねん!

再三書いているように私のバアイ、今ンとこは軟膏の「強力ポステリザン」を朝晩尻に塗るのが数少ない「対抗策」である。すると、尻にはこの軟膏がへばり付くことになる。ちゃんと洗わないと湯船とかに入る時になんか油みたいなのが浮いてきて具合が悪い。なので、少量の石鹸をつけていちおう洗っている。良いとか悪いとかいう以前に、これしか選択肢がないだろうという感じである。

トルストイは「幸福の形はいつも同じだが、不幸の形はそれぞれ違う」と言っておる。痔の手術もこれと似ている。「幸福な尻はいつも同じだが、不幸な尻はそれぞれ違う」。うまくいってるケースは、似たり寄ったりである。うまくいってない事例というのは千差万別である。どうすればいいのかがわからない。

■手術後32日目

休日。こないだの通院ですっかり弱気になってしまい、外出もせず家で静養する。状況は変わらず。もっとも、家で静かにしていると浸出液も少ない。

■手術後33日目

休日。本日も家でゴロゴロしてしまう。患部は相変わらず。

■手術後34日目

前日10時頃には寝て、睡眠たっぷりとったせいか、朝起きた時点ではいつもより若干ヒリヒリ&むず痒さが緩和されたような気がする。快方に向かっているのであればいいのだが。浸出液は相変わらずソコソコ。

■手術後35日目

朝のウンチのあとはやっぱりヒリヒリするが、日中は本日も幾分か尻のヒリヒリも軽いような感じ。錯覚か否か。昼間は再三オナラが出たのだが、帰宅後に確認してみると、おそらくはその際に漏れ出した浸出液がけっこうナプキンについていた。

■手術後36日目

本日は朝のウンチが固くて難儀した。腹をひねり、断続的に力んで何とか絞り出す。便器をのぞくと張った水がなんとなくピンクっぽい色で、拭いた紙にもやや赤っぽい色。若干切れて出血したのだろう。それでもヒリヒリ感は日中にはかなり収まり、「これはひょっとしたら回復に向かっているのではあるまいか」という淡い希望が膨らンだのだが、帰宅してナプキンをみると出血で汚れておった。なかなかうまくはいかん。今日はミネラルウォーターをいっぱい飲んで寝るか。

■手術後37日目

前日に続き、朝のウンチで難儀する。Gate Keeperが異常に堅固で、出そうでなかなか出ない。出さないまま出勤するわけにもいかないので30分近く奮闘するハメになってしまう。というのも、この間ずっと、排便後には前日の残り湯が張ってある湯船でしばし尻を温め、それから高温シャワーでトドメをさすパターンで、どうにかこうにか尻のコンディションを保つシステムを構築してきたのである。会社でウンチするとなると、そういう手厚いフォローができないので不安である。

それはともかく、これで本日も尻にかなりのダメージを与えてしまったのではなかろうか。目立った出血はなかったものの、またジリジリヒリヒリする感覚が若干戻ってきたような気がする。ナプキンにはなんか血の混じったような浸出液がついていた。まさに一進一退である。

ウンチが固くてなかなか出ないというのは、どうもよろしくない。ずっと飲んでいる漢方の乙字湯は便を柔らかくする効能があるらしいが、あんまり効いていない気がする。しょうがないので、便通に良さげなサプリでも頼もうと思い立ち、しばしググった末に、ビフィズス菌のサプリを注文する。サプリは亜鉛&ビタミンC&ビフィズス菌のトロイカ体制でしばらくやっていこうという作戦。

■手術後38日目

今朝のウンチは割合とスムーズ。ただ、会社に行って、「なんかオナラばっかり出るなあ」と思っていたところで、これはまた出るんじゃねーかとトイレに行ったらソコソコ出た。持参の強力ポステリザンを塗り直す。そんなこともあってか、今日はお尻に何か挟まってるような違和感アリ。ヒリヒリはあまりナシ。浸出液はなお止まらず。

■手術後39日目

休日。昼間、買い物に出かける。夕方昼寝。総じておとなしくしていたが、いぜん浸出液は止まらず。ヒリヒリ感も若干。小康状態という感じである。便通対策で買ったDHCのビフィズス菌サプリが届く。一ヶ月分。さっそく飲んでみる。

■手術後40日目

小康状態。

■手術後41日目

朝の排便後はやっぱりヒリヒリし、むず痒さも。午後遅くなるとあんまり気にならなくなる。が、帰ってチェックしてみると悪臭を放つ浸出液はそこそこ出てる。ほとんど変化ナシ。

■手術後42日目

あんまり変わんない。やれやれ。

■手術後43日目

あさ、太いウンチが出た。なんだか痛くて泣きそうだったけど無事排出に成功したので、あえていえばそれが「朗報」。あとはとりたてて変化ナシ。

■手術後44日目

朝のウンチが大変だった。出そうで出ないという地獄の責め苦で、あたかもメルヴィルの「白鯨」においてモビーディックと格闘するエイハブ船長の如く延々と。結局、30分以上も力みまくる始末。却って尻には良くなかったのかもしれないが、半ば意地になった感じもあってムリヤリ出す。そんなわけで尻から若干の出血があり、夜に帰宅してナプキンを見ると、血と浸出液の混合とおもわれる汚れがけっこう付いていた。

なお、いつもであればフロに入ってから尻には強力ポステリザンを塗るのであるが、もう一月半も塗り続けておるのに全然良くならんのにいい加減ハラが立ち、今日は腹立ちまぎれで、たまたま家にあったワセリンを尻に塗ってみる。とりあえず良いのか悪いのかもわからんが、これで一晩寝てみる。

■手術後45日目

前日は仕事納めでけっこう酒を飲んで帰ってきたわけだが、そのせいであろう、下痢になってしまって三度ほどウンチ。おかげで終日尻がヒリヒリ。全然よくならんわ。前夜のワセリンは良かったのか悪かったのか全然わからん。元の軟膏ポステリザンを再び使い始める。

■手術後50日目

帰省で行っていた田舎から戻る。いぜんとして「ヒリヒリ感&浸出液」という症状は、あンまり改善していない。それでも田舎の利点で、近くの温泉施設に二回行けたのは気分的にはとても良かった。夜は、ほとんど効果が見られない(ように思われる)軟膏の強力ポステリザンを塗るのをやめてみる。

■手術後51日目

今日も強力ポステリザンはやめてみる。前にも書いたが、業界的には「痔のあとの尻を石鹸で洗うのは控えたほうが良い」という説があるらしい。が、これ塗ると尻を石鹸でちゃんと洗わないといかん。痛し痒しというところがある。ここはひとつ、石鹸を避けるためにもしばらく塗るのをやめてみようかという作戦である。ほとんど外出しなかったこともあってか、本日は浸出液はあんまり出なかった。

■手術後55日目

いぜんとして強力ポステリザンの使用は止めている。薬は朝夜の乙字湯のみ(あとサプリ)。ヒリヒリ感&「異物挟まった」感はかなり収まってきているようだ。浸出液のほうも、仕事で出歩いている間はそこそこ出ているようだけれども、寝ている間などはほとんどナシ。徐々に回復しているということなのだろうか? 

■手術後57日目

一難去ってまた一難。往年の永井豪の名作に倣っていえば「ススムちゃん大ショック」級の衝撃であった。

本日、「手術から約2か月」というタイミングで1か月ぶりに病院に行ってきた。

「良くなってきたように思うが、まだお尻がヒリヒリします」といってお尻を見てもらう。すると先生、まずは「うーん、ヒスイがあるなあ」という。ヒスイって何じゃということで、あとでネットで調べたら、「皮が垂れる」と書いて「皮垂」。スキン・タグともいうらしいが、要するに痔で腫れた箇所の皮膚が伸びてしまい、肛門周りにぶよぶよっと皮がたるんでいることを言うらしい。

それ自体は別に病気でもなんでもないらしく、「見た目が悪い」ということ以外にはあンまりデメリットはないみたいなのでオレ的にはどうでもいいのだが、先生はどうもこれが尻周りの炎症の一因となっているようなことを言う。

*参考までに「肛門皮垂」の写真の載ったページにリンクをはっておきます。グロ注意*

それから先生、おもむろに「ここで局部麻酔をして切ってしまいましょう。それのほうが治りが早いし」とのたまう。

「え!これから仕事なのに。そんなことして大丈夫か?」と内心では狼狽するのだったが、すでに尻丸出しのまな板の上のコイ状態。「すぐ終わるから」というので、ここは「ままよ!」と覚悟を決めざるを得ない。

*あとで考えると、前回通院で「診察室でちゃちゃっと処理してもいいかなあ」みたいなことを言ってたのは、おそらくこのことだったのだろう。手術後29日目の項参考のこと*

しかし。なんと、事態はここから急展開した!

とりあえず肛門の中を確認するということなのだろう、先生、グリグリと肛門鏡を差し込む。「う゛ー」と耐えていると今度は先生、「うーん、これは良くない」。

どういうことかというと、何故か今度は「切れ痔」ができているのだという。さかんに首を捻っていたようなので、先生もなんでそういうことになったのかよくわからんらしい。もはや「肛門皮垂を切る」どころの話ではなくなったのか、切除は急遽中止。

で、ズボンを上げてから話を聞くと、この「切れ痔」、あんまりタチがよくないようなことを言う。

「ほっといたら奇跡的に治ることもあるかもしれないけど」みたいなことをいうので、「手術しないとダメなのか」と聞いてみると、なんとなくそんな雰囲気である。

うーん、何だか釈然としない。

確かに手術後に便秘気味で固いウンチをムリヤリ出したこともあった。その際に切れたということもあるのかもしれんが、もともとそんな「切れ痔」なんてものは無かったハズである。そんな短期間に急速に悪くなったりするんか? 何が何だかわからん。

*なお、これも後でネットで調べたのだが、切れ痔に伴って「見張りイボ」と言われる一種の「肛門皮垂」が出てくることがあるらしい。つまり、先生の言う「肛門皮垂」は、切れ痔発生によって生じたものではないのだろーか。今度病院に行った時、忘れずに聞いてみよう*

閑話休題。最後は例によって「激しい痛みとかはないんですね? じゃあ1か月、2か月様子をみましょう。とりあえず薬を出すので1か月後にまた来てください」という話になる(薬は相変わらず乙字湯と強力ポステリザン)。

途方にくれるばかりである。医者も首をひねるような展開って、いったいどうなのよ。オレはどうなってしまうのだ。またまた入院せんといかんのか。もうイヤだよう(泣)。

もちろん、術後の大量出血の危険をさんざん語ってきかせるなど(たぶん)常に最悪の事態を想定するタイプの先生(笑)なので、ことさらに悲観的なことを言っているのではないか、実際にヒリヒリ感もココんとこ何となく収まってきたような気がするではないか回復しとるんではないかと自らを慰めるのだったが、そう言いながらも正直元気が出ない。とゆーか、これでは「内痔核を斬るッ!」という当ブログのタイトルから微妙に話がズレてしまうではないか。

数々のナゾを抱えたまま病院を出る。不幸な星のもとに生まれた痔主、それがワタシ。悲惨な戦いにまだまだ終わりは見えないのだった。(つづく)

■手術後58日目

前日の「切れ痔」宣告ショックを受けて、いろいろなことを考えてみた。で、一つ思ったのは、一週間ぐらい前から使用を止めていた軟膏の強力ポステリザンのことである。

よくよく考えてみるとこれまではこの軟膏、肛門の周りに塗りたくっていた。だが、今んとこ敵の本丸は肛門内のようである。となるとコイツ、ほんとは肛門内に注入しなきゃいけなかったんじゃないか?(この軟膏は炎症を抑えたりキズを修復する効果があるのだが、肛門周りに塗ることができるばかりか、肛門内に注入して痔の治療などに使うこともできるスグレモノなのだった)。

そのあたり、ホントはお医者さんに聞くべきことなんだが、診療室で延々と話し込むワケにもいかず、残念ながらこういうことは決まって後から思いつくのである。ホント3分間診療のせいでこんなことになってしまう日本の医療はこれでいいのか(怒)。

ともかく、そういうアイデアが浮かんだので、これからしばらくは朝晩、この軟膏を肛門内に注入してみることにした。昨晩からさっそく始めてみたんだが、意外とこんな作戦で具合良くなったりしないか。甘いか。

■手術後59日目

今回は備忘録的メモ。これまでの経過を素人なりに「推理」してみた。

①内痔核の手術はいちおう成功
②ところが、便秘か下痢かで「切れ痔」ができてしまい、炎症を起こす
③軟膏を肛門内に注入してればまだ良かったのだが、ひたすら塗り続けていた結果、患部を放置した形になって悪化
④見張りいぼ≒皮垂まで出来てしまいました←いまココ

ネットでいろいろ検索してみても「いぼ痔の手術のあとに切れ痔になった」なんていう話は見あたらないから、相当に運が悪かったというか、レアケースなのかもしれないなあ。ま、とりあえずは便通をよくして薬の効果に期待していくしかない・・・orz


 3か月目突入

■手術後60日目

いよいよ手術から3か月目に突入。いささか恨み節になってしまうが、経歴的にはたぶん申し分ない主治医の先生も今回についていうと「なんかヘタ打ったんじゃねーか」という気持ちにもなってしまう。昨日も書いたばっかりだけれども「いぼ痔の手術のあとに切れ痔になった」って、一体…。ま、いまさらそんなことを言っていても仕方ないので、本日も薬を飲み、軟膏を注入。排便後のヒリヒリとなんとなくの違和感。どこまで続くぬかるみぞ。

■手術後61日目

排便後のピリピリ感と、肛門部の腫れぼったい感じは相変わらず。昼間のナプキンに若干の出血。排便は順調なのだが。明日からまた仕事で気が重い(微苦笑)。

■手術後63日目

相変わらずあんまり変化ナシ。もうこうなると「溺れるものは藁をも掴む」というヤツで、ネットで見かけた、何だか根拠薄弱そうな民間療法(笑)みたいなものにも手を出してしまう。具体的にいうと、このページなんかで紹介されておる「ウンチ切り体操」っつーヤツである。といっても別に大した話ではなく、肛門括約筋を締めたり緩めたりする運動をすると、痔がよくなるとゆー話である。別に実害が生じるワケでもなかろうということで、ここ数日、ヒマな時にやってみている。ま、気休めというヤツである。

■手術後64日目

訪れる人とてほとんど無く(カウンターもほとんどが自分の定期巡回によって回っているに等しい)自己満足のサイトと成り果てているが、まあそれはそれでよい、コレは公開日記のかたちを取った実質的なチラ裏みたいなものであると考えればそれもまた良しで、致し方あるまい。

ということでほとんど独り言の世界ではあるのだが、今回は一週間前から始めた強力ポステリザンの肛門内注入作戦について書いてみたい。

先に書いたように、以前はこの軟膏、肛門の外に塗っておった。するとフロに入る時、そのまま湯船にジャボンと入ると軟膏の油分が流れ出て、そのまま浮いてきてしまう。そうなるとマズイので、そこは事前に尻を洗わねばならず、すると自然に分泌されるという患部治癒成分も同時に洗い流されてしまうのではないかというジレンマがあった。

ところがコレ、肛門内に注入すると確かにジワジワっと軟膏が肛門外に染み出してくることはあって、ナプキンにそれらしき痕跡が残ったりはするんだが、外側に直接塗った場合に比べれば、その表に出てくる総量は格段に少ない。ということで、フロに入る時もお湯をジャバジャバっと数回かければ、かなりが洗い流せる。今のところはコレはこれでうまく回ってるんではないかと思う。

あとは軟膏成分がうまく働いてくれればいいのだが、こればっかりはよくわからん。今日なんかも尻の辺りが若干痒くなってきたりしたが、これを「患部が治りかけてきている証拠」とみることも可能な一方、「単に皮膚の具合がよくないだけ」と一刀両断することもできる。要するに良くなってんのか悪くなってんのか皆目わからん。とにかく様子をみるしかない。時の流れが、やがてその回答を示してくれるのであろう…

なお本日、これまで飲んでいたサプリのうち、亜鉛のヤツと、ビタミンCのヤツが切れた。新しくビタミンC&A&Eが配合されたサプリを買ってあるので、今後はそれを飲もう。亜鉛はもう止める予定。あと、DHCのビフィズス菌サプリはもうすぐ切れそうで、こっちのほうはもう一回頼んで続けてみようと思う。30日分で1500円ほどもして高いんだが、便秘・下痢対策にはソコソコ効いているような気がするので。切れ痔の診断が下ってしまった以上、いま一番怖いのは便秘・下痢である。

■手術後67日目

週末がやっときてお休みの一日。前回の通院から10日間。その間、乙字湯&強力ポステリザン&「ウンチ切り体操」というトロイカ体制(笑)で、尻のヒリヒリ感克服を目指してきたのであったが、なんかあんまり変化はないみたい。排便時&その後のヒリヒリは変わらない。

なんか心細くなってきて、2ちゃんねるの【切れ痔 イボ痔 痔ろう】なるスレッドに愚痴を書き込んだりする。リアクションしてくれる人がいて、ちょっとは慰められる。しかしなんだなあ、2ちゃんのスレでも言ってる人がいたが、本当に安心できる治療を受けるためには自由診療でやってる名医の先生のトコに行くしかないのかも、と思う。手術をしてもらうと50万円かかるとか聞くけど、こうなってみると「結果はどうなるかわかりません」という保険診療よりはマシかもしれない。

東京・銀座に、そういう名医が診療所を開いているそうだ。自宅からそんなに遠いワケではないので、いよいよとなればそっちのほうに駆け込むか…

■手術後76日目

たまには書き込んでみよう。その後も特に変化ナシ。排便時/後の尻のヒリヒリ感は変わらず。痛みがあるわけではないが、朝晩に軟膏を注入するせいか、オナラの際などに何だか液体的なモノが流れ出てしまうこともある。ナプキン装着を余儀なくされるのはシャクである。

来週にはまた通院であるが、今度も要領を得ないことを言われるようであれば、いよいよ「銀座の名医」のところに行くこともマジで検討せねばなるまい。

■手術後85日目

約1か月ぶりの通院である。いささかユーウツな気分で出かけたのだが、今回は意外にも先生からポジティブな話を聞けた!

とりあえず「いぜんとして排便後のヒリヒリ感がおさまらないんです」と報告し、ついでにこれまでの経過についての先生の見立てを聞いてみた。

手術で内痔核は処置できた。でも、ジオン注をしたあたりに何故か切れ痔が発生し、これに伴って炎症や皮垂も出てしまった。おおむねそういうことらしい。

ただ、それから触診してもらい、さらに肛門にカメラを入れて診てもらったら、先生の口調がちょっと変わった。「ん、そんなに悪くないなー。これなら2か月もしたら治るんじゃないかな」と先生。え? 何で? 何だかキツネにつままれたような気分である。よくよく診たら悪くない。そういうことらしい。

「では、薬を変えましょう」という話になる。内服薬の乙字湯はそのままだが、これまでの「強力ポステリザン軟膏」のかわりに「ベトノバールG軟膏」というのを処方された。あとで検索してみたら、これは「リンデロンVG軟膏」という薬のジェネリックで、ステロイドと抗生物質が入った軟膏らしい。どうもこれは炎症を治す薬で、肛門関係では痒みをおさえるために処方されることが多いようだ。

で、ちょっと驚いたのだが、切れ痔には使わないと書いてあるサイトもあった。ということでまたちょっとワケがわかんなくなってしまった。診察室ではどんな薬なのかいちいち確認することもできないし、こういうギモンはどうしても後になって浮かんでくるので仕方ないのであるが、自分なりに考えてみる。どうやら先生、「切れ痔」はそんな大したことなかった、むしろ周辺の炎症がなかなか治まっていないのが問題だ、そういう風に診断したフシがある。

となると、「たちの良くない切れ痔」っていう診断はもともと間違ってたんじゃね?という疑問も浮かぶ。あるいはここんとこヒマをみてやっている「ウンチ切り体操」(笑)が劇的効果をもたらしたのか?

ま、いずれにせよ「そんなに悪くない」ということであれば、その辺は結果オーライとしよう。事と次第によっては東京・銀座にある伝説の名医の診療所に駆け込もうかとも考えていたが、土俵際、俵一枚で踏みとどまった!

とりあえず当面は「ベトノバールG軟膏」に期待、である。この軟膏は肛門内に入れるのではなく、一日一回、肛門部に指で塗ればよいらしい。体感的にはあんまり良くなってる感じがないし、これまで紆余曲折をたどってきた経緯もある。そうそう楽観はできん。それでも、前途にわずかながら光明が見えてきた。次の通院は2か月後である。さて、どうなるか?


 4か月目突入

■手術後92日目

「ベトノバールG軟膏」を使いはじめて一週間になった。一日一回でいいというので、毎晩風呂上がりに、若干量を指にとって肛門部に塗り込んでいる。これは何か気休めなのだが、最後、指を少し肛門内に押し込むようにしている。

で、症状的にはどうかというと、「ひょっとしたら排便後のヒリヒリは少し収まってきたのかなー」といった感じで、あんまり目覚ましいものはない。ただ、強力ポステリザン軟膏とは違って少量を塗りつけるだけなので、逆流してパンツが汚れるというようなことはないようだ。何となく不安で、まだナプキンを付けてはいるのだけれど。

ともあれ、こんな感じで何となくジワジワっと、なし崩し的に治っていくのであれば良いのだけれど。もうちょっと様子をみないとよくわからない。

■手術後96日目

その後の経過であるが、何だかよくわからない。排便時のヒリヒリ感は緩和されてきた感がないではないが、まだまだ違和感はある。あと、お通じをよくするという「乙字湯」を依然服用し続けているせいか、ウンチがスルッと出るのはいいが、そのぶん「溜め」みたいなものがない。結局、ちょっと時間を空けて1日二回ウンチをすることが多い。肛門部への負担を考えると、これも一度で済ませたい。まあなかなかうまくいかないものだ。

■手術後106日目

いぜん、状態はあんまり変わらない。ステロイド&抗生物質という強力な軟膏を毎日尻に塗り続けているが、排便時はやっぱりヒリッとする。ちょっとした違和感も残っている。最近、軟膏を肛門部周囲まで若干広めに塗ってみることにした。

■手術後114日目

前回通院時に処方してもらった「ベトノバールG軟膏」を約1か月で使い切る。2本もらってきたので、次の通院までの一ヶ月で、また一本空けることになるのだろう。肝心の効果であるが、基本的には排便時ならびに直後のヒリヒリ感は残っている。ちょっと良くなってるのかもなあ、ぐらいの感じである。

そもそも「このヒリヒリしているのは肛門の外なのか中なのか」というあたりも自分ではよくわかっていないのだが、そういうこともあって連日肛門周りから肛門入り口まで塗りたくっているのであるが…

ステロイド&抗生物質というので何か劇的な効果を期待していたのだが、すくなくともそういうことはないし、やっぱり敵の本丸は肛門内の「切れ痔」なのではないか、などと疑心暗鬼状態である。


 5か月目突入

■手術後141日目

二ヶ月ぶりに通院。結論的なことをいうと、先生からは「治りました。もう来なくて結構ですよ」と言っていただいた。

祝・完治!(と言っていいのかと若干の疑念もあるがw)

この間、排便の際などにやっぱりちょっとヒリヒリ感が残っていたこともあり、「どうなのかなあ」と思っていたのだが、今回もいちおう肛門にカメラを突っ込んで診てもらったので、とりあえず患部自体に異常はなかったのだろう。以前言われた「切れ痔」はどうなったンかと聞いてみたら、これも治っているとのこと。ポリープもないようだ。腫れた皮膚が垂れ下がる「皮垂」がどうなったかは聞き忘れたが、ま、特に支障もないということであろう。

長かった。実に長かった。

今にして思えば、回復がここまで遅れたのは、やはりジオン注がうまくいかず、局部的に腫れみたいなものが生じたのではないかと思う。この間、先生の診断もなんかイマイチよくわかんない感じもあったけれども、オレの経験からひとつ教訓めいたことが言えるとしたら、「確かに術後の回復を考えたらジオン注はメリットがあるのかもしれないが、確実・着実に<テキ>を仕留めたいのなら、全部メスで切るに越したことはない」ということだろうか。

あと、これは本当のところはどうだかわからないが、先生に脅されてからネットで知ってずっと続けてきた「ウンチ切り体操」もある程度改善には効果があったのかもしれない。

で、今後のことである。先生が「乙字湯はどうしますか?」というので、「やめていいならやめます」という話をして、止めることになった。聞けば、硬い便を回避するためなのだろう、術後に延々と飲み続ける人もいるそうだが、ま、一生飲み続けるワケにもいかんだろうから良い機会であろうと思う。5ヶ月間も飲み続けた。お世話になった。ここ2ヶ月塗り続けてきた「ベトノバールG軟膏」もちょうど無くなったところだし、薬ともお別れだ。

だがしかし、何か痔には油断ならないものがある。しばらくは要警戒といきたい。乙字湯&軟膏の「強力ポステリザン」は若干残っておるし、何か不穏な事態が生じたら、そっちもすぐ使える態勢ではある。ほとんど誰も来ない辺境ブログであるには違いないが、オレとしても、ときおりその後の状況などについて書いていければと思っている。ではまた会う日までサヨウナラ。


■手術後168日目

さて、いちおう治ったことになっているわけだが、その後はどうなっているかというと、実のところあんまり変化はない。前々から書いているように、排便のあとに何か尻がヒリヒリする感じが若干あり(下痢便のあとの感じに似ていると思う)、そういう意味では何か切れてるンじゃねーかという気がしないではないのだが、とりあえず日常生活には支障がない(強いていうと、お通じが近くなったような気がしないでもない)。なので、まあこんな感じなのかなあと思っているのだが。ま、いまさら見に来る方もほとんどいないだろうから、今後は全くの自己満足になるのではあろうが、気が向いたらたまに書き込んでいこう。

 満7か月

早いもので、手術から7か月が経過した。いまだにときおり尻がヒリヒリする感覚があり、何だか疑心暗鬼なところがある。最近「ウンチ切り体操」もサボっているし、油断してはいかんなーという気はしている。


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