ジャイロ内蔵GPS機器
GPS2000zz新登場

GPS2000zz画像

PPGPSβ7公開(2000.11.03)
使いものにならなかったスピードメーター表示改善(^^;
こちら

パイオニア・ナビコム製のGPS2000zzが、SPAから発売開始されました。常時車載(固定)用のGPS機器ですが、ジャイロ搭載にもかかわらずリーズナブルな価格で、PCカーナビにもってこいかもしれません。これでPCカーナビも市販専用機に負けない機能になるか・・も・・(^^;
パイオニア・ナビコムのHPでは、GPS2001zzが紹介されていますが、一部使用部品の変更にともなうもので、外観・機能に変化はないそうです。

 

GPS2000zzの主な特徴

●GPS+自立航法のハイブリッド測位
ジャイロを搭載し、トンネル等のGPSの電波が届かないところでも、
測位を継続します。
(学習機能を備え、使えば使うほど、精度が向上します)。

●NMEA−0183出力サポート
パソコンへの出力は、従来機(GPS−303PT)のバイナリーフォ
ーマットに加え、NMEA−0183がサポートされました。

●0.5秒測位が可能
バイナリーフォーマットで、車速信号が入力された場合のみ、とい
う条件が付きますが、0.5秒間隔の測位が可能。
バイナリーフォーマットでは、さらに、ジャイロセンサからの速度、
方位、オドメーター、方位変化量等の、データ取得可


自作バイナリモード用ドライバ
PPGPSβ7 (2000.11.03)

ドライバの使用にあたっては、自己責任でお願いします。
必ず同梱のreadme.txtを読んでください。
Ppgps07b.lzhダウンロード


NU_KEの使用感レポート (^^)v

◎その1(2000.7.1)
とりあえず車載。速度パルス線発見にとまどる(^^;
NMEA出力で、Navin'You3.5+NyLink+GPS Playerで使用。阪神高速高架下の国道43号線走行で、ジャイロ効果確認。(^^)v

ただ、問題が・・・

NY3.5条の△アイコンがずっと北向いたまま(^^;
マニュアルを確かめると、デフォルトではRMCセンテンスが出力されてません(^^;

NMEA出力で使う場合も、出力設定の変更が必要ですね(^^;

◎その2(2000.7.2)
 GPS2000zzの出力にRMCセンテンスを加え、Navin'You3.5+NyLinkで、43号線走行。△マークも進行方向をちゃんと表示。速度情報もOK。Navin'You3.5の3D表示もOK。GPS測位中断は、まったく意識することなく走行できます。(^^)v

 COMポートへのRS232C接続なので、GPS中に、Lib100でサスペンドしても、電源onでナビ継続は可能。Lib100車載常駐化の夢が広がりますヾ(^^;(^^;)

 今度は、いよいよトンネルに挑戦。
 今度は、ProAtlas98で、内蔵GPSドライバのみで使用。
短いトンネルの連続道路も表示はとぎれることなし。S/A解除されてるとはいえ、トンネル出口で衛星再捕捉時の方が道はずれるほど・・・。いよいよ、3km超、途中カーブ、分岐もある布引トンネルへ。

 残念ながら、途中で左方向へずれました。(^^;
 ただ、実験中なのでGPS2000zzは、車に固定してませんし、水平はかって設置したわけでもありません。学習機能もあるようなので、期待しましょうヾ(^^;(^^;)

 次回はバイナリモード用のドライバ作って、試す予定。

◎その3(2000.7.13〜7.16)
 GPS2000zzを車に固定して一週間ほどバイナリモードでテストしてみました。バイナリモードでの使用には、仕様書を眺めて作成した自作の簡単なバイナリモードドライバで、ProAtlasLiteにDDE通信で位置情報を送信。

 バイナリモードドライバで、衛星測位モードとハイブリッド&リリーフモードの切り替わりを確認できるようにしてビックリ。宣伝文句にあるとおり、GPS2000zzは、たとえ上空が開けていて、ばっちりと三次元測位しているときでも、“できるかぎり”ハイブリッドモードでデータを送ろうとします。
 ハイブリッドのままで進んできて、信号で停車。発進後、低速で右左折を繰り返すなど、急激な進行方向の変化があったときに、衛星捕捉状態がよければしばらくの間、衛星測位モードに移るようです。ここで、ジャイロ値の補正を行っているのでしょうか・・・?

 さて、問題のトンネル走行です(^^;
 バイナリモードの特徴である0.5秒測位で、布引トンネルへ・・・(2000.7.13)

 今回も、NMEAモード時と同様に左へずれました(^^;
 さらに、途中GPS2000zzからのデータが、“使用不可”となり、表示更新が止まっています。自作のバイナリモードドライバは、データに含まれる“使用不可”メッセージのときには、データ更新をしない仕様になっているので、それが原因と考えています(違うかも(^^;)。
 翌日も、反対方向にトンネルを走りましたが、やはり左方向へずれ、途中でデータ更新が止まりました。トンネルを出ると、上の画像と同様に、データ更新再開しました。
パイオニア・ナビコムさんから情報いただきました。仕様書にある使用不可フラグは信頼性ダウンフラグの間違いのようです。σ(・・)のバイナリドライバは、このフラグでデータ更新をストップしていましたが、β4からデータ更新ストップはしないように変えました。(2000.08.10)

 ひょっとしたら、GPS2000zz内部のジャイロによる位置更新、データ修正が間に合わずに、誤差が拡大していった結果、データ“使用不可”になるのかな?と思い、試しにデータ更新間隔を1秒にして再度試験走行。(2000.7.16)

  \(^o^)/この日も、往復走ってみましたが、ずれはほとんどなくなりました。途中のデータ更新止まることもありませんでした。

 データ更新を0.5秒間隔にしたときに、途中でデータ更新が止まったのは、GPS2000zzの内部の問題か、私の作ったバイナリモードドライバが原因なのか・・まだ、よくわかっていません。ただ、実際の走行では0.5秒間隔でも1秒間隔でも、それほど表示更新の差を感じないので、このまま1秒間隔で使っていこうかな・・と思っています(^^;

 


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