■ 秘宝堂 [Nikon FG-20] Page 1

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仕様
フォーマット 35mm
レンズマウント ニコンFマウント
ファインダー ペンタプリズム固定
視野率 92%
ファインダ−倍率 約0.86倍(50mmレンズ)
測光 TTL中央部重点開放測光
焦点調節 マニュアルフォーカス
シャッター速度 絞り優先オ−ト :  1/1000秒〜1S間の無段階
マニュアル : 1/1000秒〜1S間の11段階
メカニカル :  B および 1/90
スピードライトシンクロ X接点1/90秒以下で同調
巻き上げ レバーに小刻み巻き上げ可、モータドライブによる巻き上げが可
露出補正ボタン 約+2EV補正可能
露出警告オ−トモ−ド シャッターボタン半押しで、シャター速度が1/30秒以下、1/1000秒以上となると電子音にて警告
発売年月 1984年2月
発売当時価格 48,000円(ボディーのみ)ブラックボディは3,000円高
大きさ・重さ  136×88×54mm 440g

 

主な特徴


 ニコンFG−20はFGからプログラムAEとストロボのTTL自動調光及びAEの露出補正を省略したカメラである。というより、ニコンEMにマニュアル露出機構を組み込んだカメラという方が分かり易いだろう。

 ただし、ファインダ−内に設定した絞りもシャッタ−スピ−ドも表示されないので、マニュアル露出は使いにくく実質的には絞り優先AE機であろう。発売は1984年であり、翌年α7000が発売されたため、FG−20は生産台数が少なかったらしく中古市場では貴重な機種になっており特にブラックボディは、めったに見られない。

使用感


 EMとの比較になるが、シャッタ−ショック(ミラ−ショック)が軽減されているように思われ、手振れが抑えられそうだ。多分、コストダウンも兼ねてのことだろうと思われるが、シャッタ−の慣性モ−メントとミラ−の重量を軽減したのではないだろうか。

 そのぶん、EMの重厚なシャッタ−感覚は無くなってはいるが。実際に撮影してみると、ミラ−ボックス内の内面反射の影響で逆光ぎみの時フレアぽっくなるのはしかたがないが、気軽なお散歩のお供にネガフィルムを入れて持ち出すのには良いかもしれない。

(TMAX)

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