■ 秘宝堂 [Nikon F-301] Page 1/2

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f301v.jpg (15265 バイト)

仕様
型式 電子制御式35mm一眼レフレックス フォーカルプレーンシャッターカメラ
ファインダースクリーン スプリットマクロ式(K型)・クリアマットスクリーン、ブライトビュースプリット
測光 TTL中央部重点瞬間絞り込み測光(プログラム・オート<P・PHI>、絞り優先オート<A>)マニュアル時、およびファインダー内表示は開放測光
フィルム巻き上げ 内蔵モーターによる自動巻き上げS(1コマ)とC(連続)の切替え可能
フィルム巻き戻し 巻き戻しボタンおよびクランクによる
AEロック、露出補正(+2EV〜−2EV、1/3EV ステップ)
電源 単4形乾電池4本
大きさ(幅X高さX奥行) 約 148.5 X 97.5 X 54.5mm
重量 約 570g(ボディのみ、電池除く)

 

< Nikon F-301について >

希望小売価格¥68,000(ボディのみ)。

 「遊び心・優先」のコピーで売り出されていただけあって、 気軽に撮影できるオート機構を備えている。 F-501 の弟分に当たり、外形はほとんど変わらない。 マニュアルフォーカスにこだわりたい人 (AFレンズを持っていない人)向けである。

[ 気に入った点 ]

  • 操作しやすいこと。

F3をはじめとするマニュアル機と操作体系は一緒であり、わかりやすく、扱いやすい。

  • フィルム巻き戻しがマニュアルであること。

自分で現像する場合、すべて巻き込まずに一端を残して巻き戻してあると都合がいい。(私だけ?)マニュアルで巻き戻すと、トルクと音により、フィルムを巻き込む前の状態で巻き取りをやめることができる。

  • シャッタースピードの表示が発光式である。

FEなどでは、シャッタースピードゲージの背景が透明になっていて、後方の被写体の明かりで文字とそれを指す針が確認できるようになっている。

F-301では、シャッタースピードが赤色の発光文字により表示されるので、 被写体が非常に暗い場合、特に夕景・夜景などでとても見やすい。

[ 気に入らない点 ]

  • 単4電池を4本入れると重い。まあ、F一桁と比べると気にならないけど。手軽とは言えないかな?
  • 軽量化のため単4電池設計なのか、電池の消耗が早く、フィルム巻き上げ音が苦しそうになる。
  • 絞り込みレバーがないため、被写界深度がつかみにくい。
  • 露出補正レバーが巻き取り・巻き戻しその他ちょっとした衝撃でずれる。
    (もしかして不良?)
  • レリーズが電気式である。
  • ストロボ用シンクロソケットがない。

 小さくまとまっていて、セカンドカメラにいいと思う。操作もわかりやすく初心者向きではあるが、何となく「写真を撮ろうかな」という気にさせてくれるようなカメラだ。気合いを入れて撮るには不満が多い。しかし、Fマウントレンズが使えるというのは強みである。あとは腕でカバーする?

(maruyama)

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