■ 秘宝堂 [Nikomat FTn] Page 1

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ftna.jpg (12495 バイト)

 仕      様 

発   売

1967年10月

価   格

\54,800-(F1.4付) 

形   式

マニュアル

測   光

中央部重点測光

 シャッタースピード 

1/1000〜1秒、B 

  <お詫び>

このページに使用している写真は、初期のデジカメで撮影しましたので、画像が見づらいことをお詫びします。 近日中(何時のことだ?。)には綺麗なものに差し替える予定です。


 Nikon FTn は、幼稚園のころから大学に入ってしばらくの間まで、十数年間にわたり愛用しておりました。

 使用する水銀電池が販売されなくなり、しばらくは使用していませんでしたが、昨年、リチウム電池を利用するためのアダプターを購入し、オーバーホールに出しました。

 FTnは私の父が私たち姉弟を撮るために購入したものです。

 今、FTnは再び父が使用しているのですが、いつかは私の子供をこのカメラで撮りたいと思っています。


 Nikomat FTn は、KING of Nikon と称される Nikon F の普及機として登場した Nikomat FT の後継機として1967年10月に発売されたカメラです。

 FTからの大きな改良点ですが、まずTTL露出計の方式が変更されています。

 FTでは全面平均測光方式を採用していましたが、中央部重点測光方式の採用となっております。より風景写真に強くなったのです。

 次に、FTでは撮影するレンズの解放F値をレンズ交換のたびにフィルム感度に設定し直さなければならなかったのですが、FTnでは絞りリングを1往復させるだけになっています。

 ファインダー内には、シャッタースピード、絞り値が表示され、またシャッターダイヤルはFTと同様、レンズマウント周囲にあるため、構えたままでの操作が容易に可能です。ちなみにISO感度設定ダイヤルもレンズマウント周囲にあります。

 また、露出計が軍幹部にも表示されるため、カメラを三脚にセットした後は、ファインダ−を除かなくとも露出の確認が可能です。

ftnb.jpg (15600 バイト)
 ファインダーやスクリーンの交換はできませんが、スクリーンにはマイクロプリズム式とスプリットイメージ式のものがあります。

 FTn は、中古SHOPでもお手頃な価格で並んでいますし、マウントは普遍のFマウントです。 また、アダプターの利用により電池の入手に不便な思いをすることもなくなりました。

 AF全盛の時代ではありますが、重みを感じられるノスタルジックな金属製カメラを手に取ってみませんか?。

(和吉)

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