ぎょぎょっとルーペタイピン(^^;
ルーペタイピン?。なんじゃ、それ?。って、御覧の通りタイピンにルーペが付いている物であります(^^)。
「えっ、ニコン様はそのネームバリューを活かして男性服飾アクセサリーに進出?。」、なんてわけではありません。膨大な種類のある販促アイテムの一つです。
このルーペタイピン、斜体でないNikonのロゴからも御覧頂けますように、結構古い物です。残念ながら正確にいつ頃の景品なのか、忘却の彼方〜っ(^^;。でもだいたい1974年4月21日、10時5分頃、ニコン様から頂いたと思いますぅ(良い子は信用しないように(^^;;;)。 元箱もニコン様ですねぇ
古さは、元箱のデザインからも伺えますねぇ。このタイプのデザインは60年代後半から70年代前半にあったかな。それにしても物持ちが良いのには自分でも感心しますぅ(^^;。
それから、最近流行のネットオークションとか中古屋でお迎えしたものではなく、70年代中頃まで大都市で行われていたニコンショーの入場記念の粗品として頂いたものです(これは本当の話)。家宝ものですね(^^)。
以前は、年に1回(春、秋と2回あったかも・・・)、特設会場で商品の展示会が開かれていました。会場ではカメラの点検、清掃サービスなんかもありましたから、その日は全ての機材(とは言っても、当時はボディ1台、レンズ4本程度でしたけどね(^^;)を担いで嬉々として出掛けたもんです(^^)。
で、入場すると、先着100名とかに粗品が配られたんです。当然、そのためには開場前から行列作って待ってないと駄目でした。
さらに抽選で、カメラバッグやらの大きな物ももらえたように記憶してます。記憶がはっきりしてないのは、当たったためしがないからでしょうね(;_;)。
いつのまにか、このような形態のニコンショーは開催されなくなり、大手カメラ屋店頭での「ニコンセール」みたいなのに変わってしまいました。残念(;_;)。
まだ日本製
もちろん、他の経路でもこういった販促アイテムは流れた事でしょう。カメラ屋で貰ったことのある物を、ニコンショーの景品でまたもらったりとかもありました。
ところでこのタイピン、その手では有名な天賞堂製なんです。それに日本製。ちゃんと"Made in Japan"て入ってます。レンズが果たしてニコン様製なのかどうかまでは不明。ここはやっぱりニコン様謹製だと思いたいですよね(^^;。
格好いい!、かな?
ネクタイに付けると、こんな感じ。レンズはちゃんとマルチコーティングになってます(^^)。まぁ、今は当たり前ですけど、当時、メガネのレンズでさえコーティングされていないのが大半。ましてやルーペにコーティングなんて、とっても贅沢な事でした。おまけに見えも抜群。フィルムのチェックなんかに、と〜っても重宝してました。
でも直射日光が当たって、ネクタイの色が濃いと、焦げそうですね(^^;。
実は・・・
へへへ、これは1ヶだけじゃなくて、手元に2ヶ持ってます(^^)。人海作戦の成果。な〜んて、弟2人を行列に動員し、景品をもらったら、兄の権限で没収(悪い奴っちゃ)してたんですね(^^;。恨んだだろうなぁ。で1人は後、コン○ックスに走ってしまいました。私の責任かなぁ〜。
新型もありまっせ
なんて具合にルーペタイピンとの過去がありましたから、これが出たときには、「なんじゃい!。」と思いました。おまけに有料ですよぉ〜!。そ、それも大枚3千円!、さらに消費税!!。一体誰がこんなもの買うのぉ〜っ?。
なんて、すんません。ここに一名おります(^^;;;。
今時タイピンなんてする人はあんまりいないし、おまけにこれだけ目立つと実際に使う人はいないでしょうね。って、随分前の話ですが、カメラとは全く別な関係の知り合いが、旧型の方のルーペタイピンを実際につけて現れたのにはビックリしました。「ええ〜っ、ニコン(様)使ってるのぉ?。」ってな具合。何を隠そう、この私も何回かネクタイピンとして使いましたぁ(^^;。でも誰も喜んでくれなかったなぁ(;_;)。
さてさて、このF5様ルーペタイピン、一見格好良いですが、仕上げとか、旧型の方が上ですね。レンズのコーティングも単層みたい。どこにも"Made in Japan"とかは入ってません。
2000個限定、ということでついつい買ってしまったのですが、いまだにニコン様のネットショップでは販売されています。おまけに今2割引!(;_;)。
お持ちでない皆さん、早く買いましょう!。売り切れになれば希少価値も出ますよ〜っ!(保証の限りではありません(^^;)。 (2001/5/10 フランツ佐伯) |