
日本には、観光的に響きの良い「高原」を名乗るところが数々あります。が、この八ヶ岳高原は正真正銘の高原で、その標高は800mから1500m、八ヶ岳の裾野がひじょうに広大なため、全体になだらかな地形です。
この南麓一帯に、2899mの赤岳を主峰とした八ヶ岳連峰、日本一の富士山、第2の高峰・北岳(3192.6m)を頂点とした3000m級の南アルプス連峰、そして2000m級の山波が連なる奥秩父連山と、360度の山岳大展望が広がり、そのなだらかな山麓一帯に屏風のように立ちはだかる山岳風景は、日本離れし、西欧的な雄大で美しい風景を醸し出しています。また、この南麓一帯には、森、林、渓谷と沢、湖と池、草原、田園といった自然景観が、至る処に点在しています。
八ヶ岳は、名の通り、幾つかの高峰から出来ています。
まず主峰、赤岳(2899.2M)。山梨県側では高根町(清里)・大泉町、長野県側では南牧村(野辺山など)・富士見町・原村にまたがる明峰です。
それから南八ヶ岳を構成する峰として、主峰赤岳とともにその険しい男性的な姿が魅力的な権現岳(2704M)。南東へ甲斐小泉・大泉へと下る尾根を派出し、南西は編笠山への尾根へと通じています(小淵沢/長野県富士見町)。
その隣の編笠山(2523.7M)は、険しさを特徴とする八ヶ岳連峰の中ではめずらしく流線形のなだらかな形姿をもつ美しい山で、八ヶ岳連峰の最南端に位置しており、名のごとく非常に均斉のとれた山です。
それぞれの峰についての より詳しい説明は、観光一覧ページの「山岳自然景観1」にてご参照ください。
さて八ヶ岳南麓は、このような雄大にして繊細、そしてのどかな自然景観を特徴としますが、実は、近年注目されているのは、その風景だけでなく、地形や地理や天然現象も含めた八ヶ岳南麓の自然景観が、癒しとやすらぎを醸し出すオーラを持っているという点です。
或る研究機関によりますと、八ヶ岳南麓のそうした自然景観の中に身を置くと、人は、ちょうど、母体内に居る胎児が感じているオーラと同様の性質の「気」のようなものを感じるのだそうです。
そう言われてみれば、この八ヶ岳南麓(八ヶ岳高原)が、他の一般的な観光地とはどこか異なった雰囲気をもち、視覚に訴えかけるだけでなく、心や魂に深く浸透してくる、という事実も得心がいきます。単に娯楽を求める感情を満たすだけでなく、そこに佇むと、癒しとやすらぎを感じてくる、という八ヶ岳南麓(八ヶ岳高原)独特の特徴も納得がいきます。実際、多くの観光客の方々が、観光や遊びに満たされるだけでなく、「ここに住みたい」と仰るという事実があります。
因みに、某著名な観光メディアが、2007年夏以降、この八ヶ岳南麓を、”癒しとやすらぎ”をテーマにして、大々的に取り上げる話があります。
理不尽で不可解な凶悪犯罪が多発し、人と人の心の交わりが希薄になってきたこんにちの日本社会にあって、ここ八ヶ岳南麓の自然景観が、単なる観光地とはひと味もふた味も異なった、”癒しとやすらぎ”を醸し出すという独自の観点から注目され評価され始めているという事実は、わたくしども、八ヶ岳南麓に住み、旅行者を迎える者にとって、こんな嬉しく光栄なことはございません。平たく言えば、「ああ、やっと、この八ヶ岳南麓(八ヶ岳高原)の”らしさ”が、理解して戴けるようになってきたんだな」と、感慨もひとしおです。






さて、八ヶ岳とその高原南麓からは、その麓の広大な野や田畑の眺めがすばらしいのもさることながら、じつは対岸の南アルプスや、少し離れた富士山の眺めもすばらしいことが、大きな特徴であるといえます。
南アルプス連峰は、山梨県・静岡県・長野県の3県にまたがる大山脈で、3000M級の峰々が連なっており、じつに複層的でダイナミックな山脈を形成しているのが、八ヶ岳の麓からもよくうかがえます。
とくに八ヶ岳南麓から眺めうる南アルプス(南ア北部となる)の中で最も男性的な巨峰(2966M)である、甲斐駒ヶ岳や、日本のユングフラウともいうべき南アルプスの最高峰(3192M)、北岳は、ちょうど八ヶ岳の山頂や山麓からの眺めが絶景ポイントです。
それぞれの峰についての より詳しい説明は、観光一覧ページの「山岳自然景観2」にてご参照ください。



山岳登山者にとっての八ヶ岳は、比較的コンパクトな登山が出来るのだといいます。にもかかわらず、スリルと変化は頗るあり、登山としてのダイナミズムをも十分に感じさせる所が魅力であるらしいのです。ことに山頂からの‘風景の雄大さ・展望の爽快さ’は、言うに及ばずの特長でしょう。
八ヶ岳自身の裾野の広大さはもちろん、その本州中部の恵まれた地理的条件と相まって、八ヶ岳からの眺望のよさは比類がない、と登山家は言います。
南八ヶ岳からは何よりもまず長く裾を引く秀麗な富士、これまた雄壮な南アルプス連峰、東には奥秩父連山といった贅沢な光景が頂上から見渡せるし、小淵沢側からは晴天に恵まれれば北アルプスも望めるのですから、爽快さは満点でしょう。
主峰赤岳にあっては、まさしく360度パノラマで、その他にも中央アルプスや煙たなびく浅間山、上越の山々、と日本の主要山岳がすべて見渡せるのだそうです。
これもまた、 詳しい説明は観光一覧ページの「山岳自然景観1」にて、どうぞご参照ください。
ここ、麓の八ヶ岳高原では、一年を通してじつにさまざまな風景や美しい光景が繰り広げられます。上の写真にもありますように、高原らしい初夏の牧草地帯のエキゾチックな光景に、変化に富んだ渓谷。春には国や県の天然記念物にも指定されている見事な桜。広大なひまわり畑、ロマンティックなイルミネーションなどなど。
どれも八ヶ岳の広範な懐に似つかわしい風物詩といえます。
ところで、このサイトでご紹介しております八ヶ岳南麓とは、山梨県北杜市の東は高根町清里から大泉町、長坂町を横断して西は小淵沢町に至る八ヶ岳山麓のエリアを指します。
一般に「八ヶ岳高原」と言えば、蓼科・霧ヶ峰など長野県側の北麓ではなく、こちら南麓(主に山梨県北杜市内、+野辺山・富士見など長野県東南部の一部を含む)を指しています。
ちなみに、最近旅行雑誌などでもよく、「清里・八ヶ岳」という表記を見かけます。もちろん、清里と八ヶ岳は別々に存在するエリアではなく、清里は「八ヶ岳高原」に含まれます。
ただ、観光的に、清里はいわば「八ヶ岳高原」の顔といった存在であるため、「清里・八ヶ岳」との表記がマスコミなどにも広く用いられているのでしょう。
このように八ヶ岳南麓は広大なエリアではありますが、実は東の清里から西の小淵沢までは、近年、道路が整備されてきたので、車で20分から30分ほどで往来することができます。その八ヶ岳南麓の中心点に位置する大泉町の総合支所付近からですと、東の清里へも、西の小淵沢へも5分から20分ほどで行くことができます。
さらに、ちょっとだけ時間に余裕があれば、この八ヶ岳南麓と隣接した、西の白州町、西南の武川町や南の明野町(山梨)、東の野辺山や西北の富士見町(長野)、といった魅力あるエリアも、プランに加えることができます。
八ヶ岳南麓(八ヶ岳高原)は、このような魅力ある高原の自然景観の中に、個性豊かな観光名所や宿やお店や施設が実に豊富に揃っているので、一度で全部を体験することは不可能ですし、その変化に富んだ魅力ゆえもあって何度も通い詰める旅行者も少なくありません。
たった一度では回りきれない魅力、いつ来ても・いつ見ても飽きない魅力。それが雄大な八ヶ岳高原ならではの魅力といえます。
※ペットと八ヶ岳 については、子サイト→「八ヶ岳南麓ペットドットコム」‘ペットにやさしい八ヶ岳’をご参照くださいませ。
――資料提供:八ヶ岳南麓観光ドットコム

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