世界の核兵器国・核疑惑国一覧

国名 核弾頭数 NPT 最初の核実験 備考
NPT

核兵

器国

アメリカ 12000
加盟
(核兵器国)
1945.7
ニューメキシコ
最初の核保有国。最盛期には3万発を保有。現在も1万発を配備する世界最強の核兵器国
イギリス 200
加盟
(核兵器国)
1952.10
オーストラリア
世界に先駆けて核開発をすすめた経緯あり。冷戦後、トライデント核ミサイル搭載潜水艦など核戦略部隊を削減
フランス 482
加盟
(核兵器国)
1960.2
アルジェリア
独自の核抑止力に固執
ロシア 13000〜20000
加盟
(核兵器国)
1949.8
カザフスタン
ソ連時代、米に次いで核保有。現在も米に次ぐ核兵器を配備している。管理体制の緩みから解体核流出が懸念されている
中国 300〜400
加盟
(核兵器国)
1964.10
新疆地区
独自開発
核保

有国

インド 不明 未加盟
1974.5
ラジャスタン
70年代から独自開発。保有が確実視されていたが98.5保有を宣言
パキスタン 不明 未加盟
1998.5
チャガイ地区
70年代インドに対抗して開発に着手。中国の技術支援があるとみられる
保有

確実

イスラエル 200 未加盟 不明 フランスの支援で60年代から開発本格化。現在核保有が確実視されている
核疑

惑国

イラク 0
加盟
(非核兵器国)
90年湾岸危機の際、核保有直前だった。湾岸戦争で敗れ、国連によって開発能力を除去
イラン 0
加盟
(非核兵器国)
ロシアや中国の支援で開発を行なっているとみられるが、まだ初期段階
北朝鮮 不明
加盟
(非核兵器国)
不明 80年代から開発開始。核弾頭数発分のプルトニウムを保有か。94年米と開発凍結で合意
リビア 不明
加盟
(非核兵器国)
不明 小型原子炉を保有するが独自開発能力があるか疑問視されてる。裏市場からの購入との疑惑がある
核放

棄国

南アフリカ 0
加盟
(非核兵器国)
不明 80年代に6発の核兵器を製造。冷戦終了後自主的に廃棄したと93年発表
旧ソ

連核

ベラルーシ 0
加盟
(非核兵器国)
ソ連時代に核が配備され、91年のソ連崩壊で核保有国となった。米などの支援で核兵器はロシアに移管完了
カザフスタン 0
加盟
(非核兵器国)
ウクライナ 0
加盟
(非核兵器国)
開発

放棄

アルジェリア 0
加盟
(非核兵器国)
原子炉2基保有(1基は中国製)。95年にNPTに調印するなど核開発を断念とみられる
ブラジル 0
加盟
(非核兵器国)
アルゼンチンに対抗し開発に着手。85年民政に移行後も開発継続したが、現在は開発を断念したとみられる。全面的な核査察を受け入れている
アルゼンチン 0
加盟
(非核兵器国)
70年代の軍政時代に開発に着手。現在も数基の原子炉を保有するが民生用に転換したものとみられる。核査察を受け入れている
日本 0
加盟
(非核兵器国)
被爆国だが、政府は核保有を合法と主張。使用見込みのない発電用プルトニウムを大量に保有。核武装の意図を疑われる場合もある