核軍縮関係文書(地方自治体)


宣言

 地球上には、現在、人類を滅亡させてなお余りあるほどの核兵器が蓄えられている。しかも、核軍拡競争はいよいよ熾烈を極め、核戦争に対する恐怖は募る一方となっている。

 時、あたかも、欧米の都市住民を中心に、核戦争反対、核兵器廃絶の声が高まっており、世界で唯一の被爆体験をもつわが国民が、被爆の恐ろしさ、被爆者の苦しみを声を大にして世界の人に々に訴えるべき時機となっている。

 ここに、人類の願いである恒久平和の実現を目指し、草の根民主主義の原点に立って、非戦・核兵器廃絶の運動に取り組み続けることを議会の議決をもって宣言する。

昭和五十七年三月二十三日

愛知県津島市