Gopher (ゴーファー)とは何でしょう!!

南北アメリカ大陸に生息するホリネズミのことです。

ホリネズミ Pocket Gopher

姿がモグラに似たげっ歯類の総称。ゴファーとは、フランス語のゴーフルgaufre(ミツバチの巣)を語源としています。

アメリカ合衆国では、ホリネズミだけではなく一部のジリスやアナホリガメなども同属ではないが、土にハチの巣状の穴をほることからゴファーgopherと呼ばれています。 

カナダ南部とアメリカ合衆国に広く分布し、南はパナマにまで生息します。まるまるとしたモグラに似た動物で、尾をふくめない体長は9〜30cm。短くてやわらかな毛でおおわれています。

顔の外側には、毛でおおわれた大きなほお袋が1つずつついているのが特徴で、ほお袋をつかい、食物を運搬したりします。トウブホリネズミの発達した門歯には、よくかじれるように縦の溝がついています。 

地下生活によく適応し、幅広の頭で、目と耳は小さい。四肢は短く、足には頑丈なかぎづめがあり、シャベルのような前足のかぎづめのほうが長く、ほとんど毛の生えていない太い尾は、長さが4〜14cm。ホリネズミは敏感な尾をつかって、前向きと同じ速さで後ろにすすむことができます。

地下のトンネル内では尾をつかい、めざす道をみつけています。通常は単独生活をおくり、メスは1年に1回、2〜10匹の子供を産みます。 非常に大食で、モグラなどとはちがい、地下でみつかる植物性のものはなんでも食べます。

木の根などをかじって枯死させるため、塊茎類や球根類の畑に害を及ぼします被害が非常に深刻なため、ホリネズミをみつけたときは駆除する方策がとられていますが、固まった土をほりかえし有機物を拡散するため、土壌の改良にも役だっています。

 ホリネズミで最大のものはキタホリネズミで、体長は30cmにもなります。ミシシッピ渓谷上流によくみられるのはトウブホリネズミで、このホリネズミはよく堤防に穴をほるため、ミシシッピ川の治水にとっては有害となっています。