六月の頃、散歩道のそこかしこに大きな葉とイタドリの様な茎を付けた大柄な植物が目立つようになり、七月に入って子供の背丈ほどになると、小さな花を付け始め、夏の盛りには花が特徴のある実に変わっていく。 ヨウシュヤマゴボウと呼ばれる北アメリカ原産のヤマゴボウ科の植物で、どちらかと言うと、花よりも実(み)で自己主張する。 |
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ヨウシュヤマゴボウの花
花後、下の写真の様に緑色の実が熟すと黒紫色に変わり、果実をつぶすと紅紫色の汁がでるので、 「Ink
Berry」 と呼ばれ、昭和後期の日本の小学校の理科の教材として色水を作るのに使われた。 |
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ヨウシュヤマゴボウの実
明治初期に渡来し、全国に広がったが、全体の様子や根がヤマゴボウ似て北アメリカ原産なので洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)の名が付いている。 |