初夏の散歩道には水辺のあちらこちらにハナショウブに似て黄色い色をしたキショウブが目立つようになる。 ハナショウブは栽培されたもの以外は見ることも難しいが、キショウブはたくましく野生化している。 それも道理で、ハナショウブは日本古来の花であるが野生種がほとんど見られなくなったのに対し、キショウブは帰化種で日本の風土に適応して野生化したものである。 |
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種々の色をした日本のハナショウブ
よくテレビ番組の 「鬼平犯科帖」 等の時代劇を見ているとアヤメやハナショウブに混じってキショウブの花が写っていたりするが、これは時代考証の誤りである。 もっとも、余り堅苦しい事を言う必要はないが、そういうテレビの楽しみ方もある。 |
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キショウブは日本各地の水辺で見られ、一日花であるが、そのあでやかな黄色で目を引き、日本古来の花のように見えるが、近年渡来した外国産である。 |