ヤブツバキ
冬から春にかけて、花の少ない季節に散歩道で目立つのはなんと言ってもヤブツバキやサザンカの小高木である。 よく見れば、お茶の花もところどころに咲いている。 ヤブツバキもサザンカも茶もツバキ科ツバキ(カメリア)属に属し、いずれも似た花を付ける。 |
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ヤブツバキ
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サザンカいろいろ
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茶の花
ツバキもサザンカも茶も花は一見同じように見え、茶の木は小さいのですぐ分かるものの、ツバキとサザンカは区別が難しい。 咲く時期がサザンカのほうが早く、冬に咲くのに対し、ツバキの方はどちらかと言えば春である。 又、ツバキの花は基部が合着して花弁は散らず、そのままの形で落ちるのに対し、サザンカは花弁が散る。 「山茶花(サザンカ)や 日のあたりゆく 軒の霜」 と室生犀星が咲く時期を、 「落ちざまに 水こぼしけり 花椿」 と芭蕉が花の散り方を詠んでいる。 |