イカリソウは古来から強壮剤として有名な花であり、現代でも疲労回復用のドリンク剤に入れられたり、イカリソウ酒として薬酒にも利用されている。 |
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イカリソウの葉の出方
鉤(かぎ)に当たる部分は距(きょ)と呼ばれ、花弁の一部が袋のように変化したものでこの中に蜜が入っている。 又、種にエライオソームと言うアリの好物の物質を付け、アリに種を運ばせて分布を広げる。 中国、南ヨーロッパ、北アフリカ、日本等に広く分布し、日本では東北以南の半日陰の山野、林間に咲き、通常、平地で見る事は難しいが、筆者の散歩道の観音山と呼ばれる古墳程度の山で見られる。 観音山は標高97.5m、周囲1km足らずの丘で、周囲の土地よりわずか40m程度高いに過ぎないが、山全体が麓の竜泉寺の寺社林になっている為、開発や乱掘から免れ、貴重な花々が四季折々に咲き、イカリソウもその一つである。 |
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イカリソウいろいろ
花の色も紫、白、黄色等を含め約30種程度があるメギ科の花で、花自体も十分鑑賞に耐えるが、古来から強壮剤としても有名な植物である。 |