オオアレチノギク
オオアレチノギクは晩夏から秋にかけての野原で目立つ花である。 大きいものは1.5m〜2mに達し、ヒメムカシヨモギやアレチノギク、あるいはホウキギク等と併せて野原を占拠するが、いずれも外来種である。 |
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オオアレチノギクの花 オオアレチノギクの綿毛
同じ頃、よく似た花姿のヒメムカシヨモギやアレチノギクが咲き、そっくりで区別が難しい。 |
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ヒメムカシヨモギ
アレチノギクはオオアレチノギクと同様に花びらは付けず、丈が50cm程度で止まり、花も5−6月頃からと早いが、一見では区別できない。 又、ヒメムカシヨモギの花の花びらを少し大きくしたような花を付け、やはり北アメリカ原産の一年草で明治末期に大阪で発見され、各地で雑草化したのがホウキギクである。 秋の荒地に咲く大柄なキク科の花の中ではもっとも花らしい花で、枝分かれする姿を箒(ほうき)に見立ててホウキギクと名付けられた花である。 |
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ホウキギク
オオアレチノギクはヒメムカシヨモギ、アレチノギクやホウキギクに比べれば新入りであるが、今では最も繁茂している花である。 |