こんにちわドアゴン!

2002/3/3

はじめての新車

免許を取得して18年、中古車ばかりを乗り継いで来ました。車は中古の値落ちが大きく、新車の当たり外れと中古車のそれとにさほどの差が無いであろうという状況のもとでの判断です。「車と家は中古で十分」というのがもはや私のポリシーであろうと思っていました。

ところが昨今、中古の人気車の値段の高いこと!不景気のために業者がかなりのマージンを上乗せしているのでしょうか、単に強気なだけでしょうか、新車で大幅な値引きをしてもらうと、中古車と値段が20万も変わらなかったりすることに気付いたのです。
現に、ステップワゴンの2年落ち中古車(旧型)の値段が175万円、TOYOTA系列中古車ディーラーにあった新古車(新型)が同じ175万円!、そして私の買った新車は206万円ですが値引きが30万円ですから176万円です。諸費用が10万ほど余計にかかりますが、それでも186万円。これならどれを選びます?「ならばいっそ」となっても無理は無いと思いますよね。

というわけで、「一生に一回くらいいいよね」というカミさんの言葉もあって、今回は新車を購入することにしました。初期不良があったらどうしよう、外れだったらどうしよう、キズに神経質になりたくないなあ、などと色々考えたのですが、ま、気分の問題ですね。何とかなるでしょ。
それに、ステップワゴンは2代目で、旧型に比べて大幅に改良されています。コンセプトを維持しつつ、旧型で不便だったところ、いまひとつだったところが改善されています。2代目で初期不良や「外れ」は考えにくいですよね。

注文は2月中旬、納車まで約3週間でした。グレードはDタイプ特別仕様車の「ドアゴン」で6インチのナビ付き。同じ装備の最上位グレードKと比較すると、2列目小物入れのランプが無い以外は約10万円お得です。電動の自動スライドドアは片側ドアのステップワゴンにはとても便利な装備ですね。
オプションは前述の6インチナビ、8連装CDチェンジャー、MDデッキ、マッドガード、営業さんお勧めのステップガード、夜盲症気味なのでディスチャージヘッドランプ、自転車を積むためのタイダウンフック、助手席アームレスト、といったところです。前席回転シートは悩んだのですがやめました。カンペキなキャンピングカーを持っていながら、その装備をちっとも有効活用しなかったですからね。

諸費用込み総額は約280万円になりましたが、値引きを頑張ってもらい支払い総額は245万円です。営業さん曰く「所長に怒られました」35万円の値引きはやり過ぎだったとのこと。ははは。

色はチタニウムメタリックで、上品な金色、落ち着いたベージュメタリック、といった風情です。世間では白と黒とシルバーばかりですからね。モールの色をボディと同色に塗ることも出来ましたが、ノーマルの艶消し黒プラスティックのままで行きます。薄めのゴールドとよく合います。

内装はベージュです。外も内も薄い茶系。明るくて広々とした雰囲気です。

室内高は普通のワゴン車と同じ程度ですがフロアが非常に低く、イスも低いため非常に広く感じます。
このイスは使う人によっては問題で、例えばアームレストは私にとってあまり意味をなしませんし、ヘッドレストも同様です。2列目の背もたれは小柄な大人しか使い物にならない高さです。でも、私が2列目に座ることはありませんし、カミさんは目一杯小柄なので問題は無いと判断しました。

自動スライドドアは便利です。運転席から開閉できますし、リモコンでも開閉できます。新型のBOXYやセレナと比較して両側ドアでないのがステップワゴンの弱いところですが、この自動ドアのおかげでずいぶん差が縮まりますね。ドアを開けるためにわざわざ回り込む必要が無くなりますから。もちろん狭いところでの使い勝手は違いますが。

走りは思いのほか軽快です。i-VTECという可変バルブ機構が付いているとのことですが、よくわかりまへん。でも低速からよく吹けますし、車体が軽いせいかかなりスムーズに走ります。新車のせいかロールも気になりません。直進安定性も良いようです。

もっとも気に入ったのは乗り降りのしやすさです。フロントガラスの傾斜が緩く、ドア開口部が非常に広いので、普通に座るような感覚で乗り降り出来ます。他のセレナやBOXY、エスティマなどとも比較しましたが、こればかりはステップワゴンが圧倒しました。みんなフロントの傾斜がキツいため、ちょっと窮屈なんです。私は体が大きいので、これは非常に重要な問題なのですよ。エスティマなんかは問題外でしたもん。

問題はステレオの音がいまひとつなこと。低音不足というか、ダイナミックレンジ不足というか。やっぱりスピーカを変えれば良かったかしらん。2ウェイのトレードインでも入れようかしらん。

 


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