さて、タートル号が我が家に来てはや2年、今年車検となります。あと2年は頑張ってもらうべく、キチンと整備してやることにしましょう。
まずは懸案事項のマフラーです。
このままでも車検に通らないこともないでしょうが、直せるもんなら直して欲しい、ということで、いつもの近所の「青木自動車」にお願いしました。ここは三菱のディーラーなのですが、タートル号の整備にちゃんとチャレンジしてくれるので、エアコンの修理の頃からお世話になっています。
何しろえらい腐り方ですが、問題なのは先端の部分だけなので、同じ径のパイプを加工して作ればいいや、ということです。うまいぐあいにトラック(ELF)のマフラーが径も曲がり具合もピッタリだったそうで、これを加工して付けてくれました。
若干先端を伸ばしたのは、ガソリンタンクへの干渉を避けるためです。しかし、ちょっとデパーチャアングルを犠牲にしてしまったようで、これが後でトンでもないことに。。。
先端の曲がり部分だけを作ったので、タイコまでのストレートパイプはそのまま流用です。ここにステイが無いのが非常に不安なのですが、そのうち補強することにしましょう。ブラブラしてると溶接なんてすぐ取れちゃいますもんね。マフラーが落っこちて爆音状態で走るのはカンベン願いたいです。
さて車検です。
かかった費用は以下のとおり。
項目 工賃 部品 備考 車両重量税 37,800 自賠責保険 32,450 車検代行料+印紙代 10,100 24ヶ月点検+保安確認検査 33,000 スチーム洗浄+シャーシブラック 7,200 ブレーキオイル(DOT4) 2,000 クーラント 750 Fブレーキディスクパッド交換 3,000 18,500 Rホイルシリンダー左右ASSY交換 3,000 18,600 マフラーパイプ交換 6,000 12,120 バッテリー液補充 100 フォグランプ&ライセンス球交換 1,200 1,400 合計 187,220 今回の請求金額は整備にかかった10万9000円。したがって私が払った金額は合計で約15万でした。 マフラーの修理まで込みであることを考えると、これはかなりリーズナブルだったと言えるのではないでしょうか。
と、。。。おかしいなあ。車検を頼むときに税金+自賠責で4万円くらいと聞いたはずなんですが、伝票では8万に。しかもこれが払込済みで処理されてます。???あたしゃ金出してないからいいけどさ。 たぶん計算間違ってるな>青木自動車さん。
シャーシブラックを吹いてもらったおかげで下回りはスッキリ綺麗に。
さて、車検も終わったし、車の整備も一通り終わったし、マフラーも直ったし、ちょっとまたアライメントが狂ったみたいでハンドルが取られるけど、とりあえずこれでまた2年間は安心して乗れるかなあ、などと喜び勇んで日立の実家へ行った帰りのことです。
「ん?」
日立を出て高速を降りたところで、信号停止をするときにちょっと足元におかしな感覚が。ブレーキがちょっとスカる感じがしたのです。しかし踏みなおしてみると別に異常ありません。キチンと利きます。
とりあえず再び走り出し、山越えが終わって馬頭町に入ったときのことです。 やはり信号で止まろうとしたとき、それは起こりました。
「抜けた!」
ガコンと音がして、ブレーキペダルが奥まで踏みぬけてしまったのです!同時に足元のあたりで「チャリ〜ン」と音がしました。何か部品が落ちたのか、ローターが外れた?いや、それにしてはまっすぐ走るから、両方いっぺんに異常が起こった。そんなことがありえるのか?などと頭の中をいろんな思考が走馬灯のように駆け抜けます。
幸い馬頭町の商店街で、信号だらけのところです。スピードはまったく出ていません。そして、思い切り踏み込めば何とか止まることが出来ます。どうやら前か後ろのどちらかに異常が発生した様子です。
カミさんもビビってます。私もどうしようか考えます。とりあえず走ることは出来そう。が、このまま自宅まで走って良いものか。このままどんどん異常が進行して、そのうちブレーキが全く利かなくなってしまったら。。。
そんなことを考えて、途中のタイヤショップで車を止め、青木自動車へ電話して、車の引き取りをお願いしました。何しろ車検をやったばかりですからね。翌日車を引き取りに行き結果を聞くと、古くなったリアのブレーキパイプが腐食して抜けかかっていたのだそうです。とりあえず挿しなおしてあるが、部品を交換したほうが良いだろうとのことでした。
それにしても、高速道路を抜け、山道も抜けたところでよかったです。もしそのいずれかでこれが発生していたら。。。 今ごろ我々家族の命は無かったかもしれません。整備に不備があったのも事実でしょうが、今は運が良かったと思うべきでしょう。
早速部品を注文しておくことにします。
さて今度こそ、と安心して、天気が良くないのにりんどう湖ファミリー牧場へ。
国道を抜け、りんどう湖へ通じる県道に入ったところで。。。カランガランカラン!
「落ちた!」
すぐに分かりました。マフラーが抜け落ちた音です。道幅の細い県道なので、道が直線になるところを選んで車を路肩に止めます。
皮手袋とステンレスの針金を積んであって良かった!アライメント調整で車の下に潜り込むのには慣れています。ただ、ときおりダンプや観光バスの通る観光道路なので、もしものことがあったら。。。と恐怖を覚えましたが。車の下に潜り込んでみると、今回作ってもらったテールパイプが見事に外れています。ステイに固定する部分を溶接してある部分が取れてしまっているのです。おまけに元パイプとの接合部も全く固定されていません。じゃああのUクランプはいったい何なんだ?
加工後
とりあえずステンレスの針金をうまく使ってテールパイプをステイにぶら下げます。そしてUクランプの方にも針金をぐるぐると巻き、テールパイプの曲げてあるところに引っ掛けて固定します。とりあえずこれで何とか落下は防げるでしょう。
その状態でりんどう湖にはしっかり遊びに行き、「ガオレンジャー」ショーを見てきました。その後すぐに青木自動車へ持ち込んだら、恐縮しながらその場で溶接をやり直してくれました。ステイのところはやり方を変え、Uクランプのところは加工しなおして、キチンとクランプが効くようにしたようです。
加工前
加工後
よく考えたら、今回のマフラーはテールエンドが非常に張り出しているのですね。この状態で猪苗代湖へ遊びにいったとき、キャンプサイトに入るところの路面がかなりデコボコだったですが、そこを通過するときに何やらガコンガコンと音がしていたのを思い出しました。なるほど、恐らくはマフラーが地面に当たっていたんですね。溶接部なんて弱いもんですから、これでやられてしまったのでしょう、きっと。
ブレーキにしろ、マフラーにしろ、とにかくサンザンなお休みでした。もう出ないことを願います。
さて、本日の秘密兵器はスクリーンタープです。スクリーンテントではありません(つまり底が無い)
これで猪苗代でのひとときを快適に過ごすことが出来ました。「デイキャンプ」と称してお代を900円徴収されたけど。
コールマンのやつで、張り綱が無くても自立するのが特徴です。ペグ打ちをしっかりする必要がありますが、余計なスペースを取らないのと、設置が簡単そうなので選びました。黒磯のメガマートにあるホームセンターで1万2千円でした。
このメッシュのタープやテントって、意外に涼しくありません。もちろん通常のテントに比べれば遥かにマシですが、思っているほど風は通りません。でも、虫をシャットアウト出来るのはいいですね。特に猪苗代ではアブに悩まされていたので、非常に役に立ちました。