2段ベッド

2001/6/17

3人じゃ狭い

タートル号のベッドは、最後尾の二の字ダイネットのみです。幅が180、長さが120程度ですから、2名用でしょうか。ここに高さを削ったギャレーの一部とセカンドシートの座面を継ぎ足し、これを横に使って3人で寝ています。足のところがちょっと段になりますが、これで幅が180、長さ180程度のベッドになるわけです。
このベッドですが、先日のゴールデンウィーク紀行で、やはり我がデブデブ一家3人にはちょっと狭い、ということを実感しました。まあそれでも乗用車や一般的なワゴン車に比べりゃマシなんですけど、やはりキャンピングカーである以上、もっと快適に寝られるようにしたいワケであります。

というわけで、あーや用の2段ベッドを増設することにしました。あーやは2段ベッド、両親は下でゆったりと、というワケです。

ベッドの配置はいろいろ考えたのですが、最後尾に横向きに付けることにします。両親がタテに寝るので、出来るだけ寝起きの邪魔にならず、上がり降りしやすく、作りつけやすい方法ということです。邪魔なフレームを出来るだけ排除したい、ということもあります。
問題はトイレルームが使えなくなることですが、それは後で考えましょう。

イレクターパイプ

材料はイレクターを使います。加工しやすく、値段も手頃で、そしてある程度の強度を持つ材料といえば、キャンピングカーやアウトドアの世界では定番ですね。

横木用の200パイプを3本、ステイ用の150パイプを4本、補強用の90パイプを8本、コネクタ類をたくさん。しめて1万2千円。いやあ、意外にかかっちゃったなあ。
ちゃんとイレクター用のハンドカッターも買ってきました。これが3千円。円形のカッターでパイプをまわしながらカットするタイプです。前はジクソーでガリガリとカットしてましたが、こちらの方が静かですし楽です。さすが専用品。
イレクター専用の接着剤も買ってきました。サラサラの妙なニオイのする液体で、細い針のようなスポイトが付いています。コネクタとパイプの接合部に流し込むと、パイプのまわりのプラスチックを溶かして接着するのです。この接着剤は一度くっつくと外れませんので注意が必要です。

基礎

まず、両サイドにステイを作ります。
ガラスおよびブラインドの内側になるようにパイプを縦に置き、枠状に補強を入れます。本当は高さを調節できるように作りたいところですが、それよりまず強度が第一です。壊れては元も子もありませんからね。

上部はゴムの足を付け、収納庫に無理矢理突っ込んで半固定しています。

あとはここに横木を渡します。さすがに160ミリともなると強度が心配なので、何か対策を考えねばなりません。横木は移動できるようにはめ込み式のジョイントを使います。荷重を考えて、パイプの上に乗るような形のジョイントを選びました。横木の真中から足を出すことも考えて、移動できる通しのジョイントを入れておきます。

この状態ではダイネットの背もたれがうまく立たなくなってしまいましたが、実用上それほど問題にならなそうなので、普段もこのまま使えそうです。ちょっと視界が悪いのが難点ですが。

ベッド板

ホームセンターで安売りをしていたホワイトラワンという木が軽くて丈夫そうだったので、これでベッド板を作ります。
一般的なベッド板の構造を見習って、薄いベニヤに複数の横木を渡して強度を確保します。厚さのある板を使うと薄くは出来るのですが、重くなってしまうし、値段も張りますからね。材料費は約4千円でした。

ラワンという木は非常に割れやすいため、ネジ止めするときはあらかじめドリルで穴をあけておかねばなりません。これに意外と手間取りました。
また、80×80の板を2枚作ったのですが、実際に車内にはめてみるとちょっと大きすぎます。このへんは現物合わせするしかありません。ジグソーを持ち出してガリガリとカットし、横木を付け直します。そして、パイプから落ちないようにするために、木っ端をストッパーとして板の下に付けました。

完成!

さて、完成です。まだマットなどが出来ていませんが、骨組みはこれでOKでしょう。

ただ、やはりちょっと強度が不安です。あーやは体重25キロですが、その25キロが動くと40キロにも50キロにもなりますからね。イレクターのこの長さ(160)での強度は20キロ程度ですし、はめ込み式のジョイントはもっと低いはずです。何かの手段で補強せねばベッドとしては使えないでしょう。

あとは板にマットを貼り付ければOKです。今年は活躍してくれるかな?

冷蔵庫

冷蔵庫あんまり冷えないなあ。。。と思っていたら、ツマミが最弱になっていました。最強にしたらちゃんと冷えます。冷えるのも早いので、前の冷蔵庫より遥かに使いやすいです。
買い物に行くときにONして、ケーキやお肉を入れて買い物めぐりすれば、この季節でも大丈夫。大きさの割りに軽くて移動もラク。そのため、置く場所を選びません。

自転車キャリア

通販で8500円で買った折りたたみチャリですが、ちょっと改造しました。
まず、あまりにもチャチくて表皮がはがれてしまったサドルをママチャリ用に付け替え。これによりケツの痛みもなくなりました。
それから、手が痛くなってしまうイボイボのハンドルを普通のものに取り替え。これでかなりマシなチャリになりました。
安物のチャリなのですが、キャリアも付いていて、イザとなれば折りたためるので、これはこれでOKなのです。

問題はママのママチャリ。これが上記の折りたたみチャリやあーやのチャリに比べると巨大なので、運ぶのに一苦労なのです。
そこで、自転車キャリアをつけることにしました。YAHOOオークションで8250円で落札したスペアタイヤ取りつけ用のキャリアです。ちょっとグラグラするので、イレクターの木っ端を付けて補強しました。

お気づきかとは思いますが、タイヤカバーを取ってしまいました。キャリアが滑ってしまうので、落下防止のためです。
リアビューもこのほうがなんとなくワイルドですね。

ママチャリを付けて走ってみた感想は、やっぱりちょっと怖い、ということ。段差でグラグラしますね。 もう少しカッチリしたキャリアを付けたいところです。

車外にモノを積むのは初めてなのですが、取り出しやすさや汚れを気にしなくて良いなど、利点がたくさんありますね。スタイルより実用性重視ということであれば、社外キャリアやボックスはあったほうが便利です。
実はそのためにデリカ用のラダーをYAHOOオークションで購入したのですが、これが全く合いません。かなり大掛かりな加工が必要のようです。失敗。やはり専用品が必要なのでしょうか。あーあ、売らなきゃ。

補強(6/27加筆)

やはり強度が不安ということで、フレームを補強しました。
とりあえずフレームの本数を増やし、4本で支えることにします。さらに、イレクターを平行に接続するジョイントを買ってきて、両端は2重化しました。高さがちょっと減りますが、安心感は高いです。

タオルかけにも使えるかも(笑)

 


NomyG's WEB