さて、ゴールデンウィークです。
今年は9連休と長い休みです。そのうち3日は出勤せにゃならんかったのですが、それでも6連休。これはやはり出かけるべきでしょう。とりあえずぶらりと出かけて車中1泊くらいでもしてくれば、せっかく買ったキャンピングカー万歳ってなもんです。で、まずはオートガスを充填しに行ってきました。
オートガスのスタンドは西那須野の4号線沿いにありました。前にタクシー会社の事務所で聞いておいて良かったです。このサビだらけのタンクですのでLPガスはさすがに充填拒否されそうでしたが、オートガスは問題なしでした(いや、本当は問題あるのでしょうが)
まるっきりスッカラカンだったタンクにフル充填して約17リッター、1000円ほどでした。これは安いなあ。
オートガスはLPガスより燃焼温度が低いのだとか。LPガス用の設備に使うとススが出て良くないとのことです。現在のタートル号ではFFヒーターにしか使いませんので、まあ問題ないでしょう。ついでに水も入れて、これで準備万端です。冷蔵庫を取ってしまったので、サブバッテリーは常にフル充電状態です。室内灯くらいにしか使わないんだもんね。そのうち冷蔵庫を探さなきゃ。
2列目シートのところにモノを置くスペースが無くて不便だったので、丸テーブルを付ける事にしました。
床にスタンドを通す穴を空け、ポールを立ててテーブルをセットします。
テーブルは素直にセットするとウォークスルーの邪魔になるのですが、ポールのステイが若干オフセットされているので、ギャレーの上にかぶるように設置すればあまり邪魔になりません。
テーブルひとつが追加されただけですが、これが今回の旅でかなり便利に使えました。やはりモノを置く場所というのは重宝するものです。カミさんがレジャーシートと一緒に屋外で使える小さな安いテーブルを買ってきたのですが、やはりあると便利なものでした。
もうひとつ、置く場所に困っていたのはトイレットペーパーです。 こんなもののためにわざわざサニタリー用品を買うのもナンだし、それにそんなもんに場所を取るのもアホらしいし。。。
というわけで、たくさん余っていた針金ハンガーで自作しました。
針金をちょっと大きめに曲げてピッタリ止まるようにしておけば、走行中にトイレットペーパーがふんどし状態になるのを防げます。邪魔にならないように天井に引っ掛けて出来上がり。見てくれは悪いけど便利です。
矢吹という小さな町で、河原にこいのぼりがたくさん泳いでいるのを見つけました。ちょうどお昼時だったので、ここで作ってきたお弁当を広げます。ごはんを食べて、芝生の土手をレジャーシートに乗って滑り降りたりして、あーやは汗いっぱいゴキゲンでした。
猪苗代湖畔で休憩です。
「あー、さくらもちのニオイ」
なんと桜が満開でした。ここらへんはもう北国の仲間なんですねえ。
たんぽぽも満開です。よく考えるとこの黄色い花を見るのって久しぶりかも。
温泉で汗を流して、桧原湖畔に到着です。
今夜はここで泊まろうと思ったのですが、トイレの電気がつきません。
「ホントは閉めちゃうんだよね。駐車場も平成15年から有料になるし」
話を聞いた土産物屋のオジさんはそう言いました。いつも思うのですが、やっぱり観光地の商売人って世知辛いですね。とにかく金を取ろうとする。それも観光地価格。金を出さないなら使わせない。うーむ、そんなもんでしょうか。
でもね、そのわりにどの観光スポットも大したこと無いんですよね。「ああ良かった。また来よう」とは思いませんよね。たとえ来ても、今度は有料の駐車場や高い土産物屋には入らない。早朝誰もいないときに来て、見たいスポットだけササっと見て、サッサと帰っていく。もちろん食事も土産も買わない。つまり、賢い観光客になるわけです。
これってつまり、「リピーターにならない」ってことなんですよね。この「リピーターがいない」ってのは、商売としては致命傷になるんじゃないんでしょうかね?目先の金ばかりに気をとられて、初見の団体客ばかり相手にするってのは、あまりにも思慮が足りないような気がしません?だから観光地ってば寂れる一方なんじゃないかと思うんですよね。設備は汚いし、料金は高いし、名物に美味いモノ無しだし。。。
ディズニーランドがどうしてあんなに高額でもやっていけるのか分からないと、この業界に未来は無いでしょうね。
その土産物屋の2Fのレストランで夕食。メニューはもちろん喜多方ラーメンです。あたしが味噌でカミさん&あーやが醤油。観光地価格なのは諦めていたのですが、意外に美味かったのは嬉しい誤算でした。でもやっぱり2度と入らないだろうな(笑)
結局、トイレが24時間使える「道の駅」に宿泊することにしました。
小さな駐車場は満車。最近は車中泊する人が増えたんですねえ。ズームイン朝でもやってましたが。これだけ増えると、やはりトイレにゴミを捨てるヤツあり、駐車場で焚き火するやつあり、ジェネレータをまわすやつあり、駐車区画を大々的に囲ってバーベキューをするクラスC軍団あり、エンジンかけっぱなしのディーゼル車数多くあり、といった具合でマナーは最悪でした。やはり「旅の恥はかき捨て」「他人なんて知るか」「先のことなんて知るか」なんですねえ。
せめて私らは心ばかりのマナーを心がけましょう。でないと道の駅での車中泊もあっという間に規制されちゃいます。なにせ公共の施設ですからね。面倒があればすぐ規制しちゃうのはお役所の常套手段です。そもそも車中泊ってのがイリーガルな道の駅の使い方なんですから、そのへんを心してないと。平気で駐車場でバーベキューしてる場合じゃないですよん。
さて、宿泊の準備です。やはり水道はあると便利です。ギャレーを切って低くしたのであーやでも使えます。
パジャマで平らなところに寝られるってのはキャンピングカーの特権ですね。でも、マットがちょっと柔らか過ぎで、しかも寝返りが打てませんので、体が痛くなっちゃいました。ま、それでも乗用車のシートに比べりゃ雲泥の差ですが。
北側の道端には雪が残っていて標高を感じさせます。気温計は夜間で3℃まで下がりました。FFヒーターが大活躍ですが、私はヒーターの真上で寝ていたのでうるさかったです。カミさんもあーやも気付かなかったみたいですが。ガスなので車外にはあまり音が漏れません。車中泊する人には必須の装備です。サーモスタットの調子がいまひとつで、温度がかなり下がってからじゃないと点火してくれないのには困りましたが。
翌朝、6時に起き出して五色沼へ。
でも、あーやが「おなかが痛い」と言い出して、1つしか見れませんでした。青沼は確かに真っ青で綺麗でしたから、是非とも次の赤沼も見たかったなあ。そのうちまた来ましょう。
初めて車中泊を目的としたぶらり旅を(たった1泊ですが)してみて思ったこと。
とりあえず次の課題は冷蔵庫とベッドです。
冷蔵庫は急速冷蔵の可能な12V専用タイプを検討しています。アルペンで30Lの温冷庫が¥19,800で売っていたのですが、これにしようかな。でも、ペルチェ式で5度までというタイプだったしな。どうせなら氷も作れるコンプレッサー式がいいかなあ。
ベッドは、マットの固さ調節と2段ベッドの増設です。
マットの張り替えは専門の職人さんに頼まないと難しいでしょうか。今のベッドを外して土台を流用し、マット板だけを自作するってのもアリです。でもそれだとイスにしたときに使いにくだろうし。。。どっちで行くか考えてます。
2段ベッドはあーやが寝るベッドを増設しようと思っています。やはり親子3人で180センチ幅ってのは、通常の家族ならともかく、我が家には狭いのです。なにせ私が100キロ級ですので。
イレクターで自作する予定ですが、増設場所を含めて検討中です。