さて、まずは穴を塞ぎましょう。冬ですしね。
丁度良い大きさの板が無いので、コンパネをカットして使います。見てくれはあまりよくないのですが、厚さも1cmあってとりあえず十分です。
外側は断熱用にウレタンを貼ります。これはキャンプ用のマットです。私がバイク旅用に買ってあったものですが、もう10年も使っていませんので、これから先も使うことは無いだろうという判断で、ぶった切ってしまいました。
今回の秘密兵器その2はこのタッカーです。正確には「強力ホチキス」で、本物のタッカーより針が小さく、パワーもありません。でも、とりあえずベニヤ相手なら大丈夫のようです。 これでコンパネの外側にウレタンを貼り付けていきます。
ついでにフチの部分をコーキングします。こんなところでコーキングガンとシリコンが役に立つなんて。
そして仕上げに厚さ3cmの発泡スチロールを外壁との間に放り込み、 断熱と騒音防止が完了です。
次に上板を張るための骨組みを作ります。
今回はここをどうするかで非常に悩みました。というのも、シンクを流用しようとしても、ほんのちょっと大きさが足りなくて、右側の部分に乗らないのです。かといって壁の真中に柱を置いてしまうと、下が収納として使いにくくなってしまいます。散々考えた挙句、「なあんだ、横に柱を渡せばいいんじゃないか」ということに気づきました。 これを思いつくまでに2時間を無駄にしてしまったのは内緒。最近どうも発想が貧困なんだよな。
シンクを乗せたときにネジなどが当たる部分に切り欠きを入れ、骨組みが完成です。
続いて上に防水の隙間テープを張ります。これでちょっと足りない隙間を埋めてしまおうという魂胆です。
ついでにシンクの配管まわりもやってしまいます。
パイプは普通のパイプで、シンクとの接続は50mmの規格品でピッタリでした。 U字の防臭パイプがありませんので、フレキシブルパイプを曲げて針金で固定します。
また、供給ポンプ側は規格に合うものがなかなか無さそうなので、現在の配管を無理矢理曲げてそのまま使うことにしました。かなりムリのある使い方ですが、とりあえずこれで何とかなりそうです。
防音と断熱のために、シンク奥にはウレタンを貼っておきます。
さて、仕上げです。
壁に壁紙を貼ります。今回は元の色に近い木目の壁紙を¥1,480で買ってきました。ちょっと色が濃いですが、まあまあです。これを貼るだけでずいぶん綺麗になりますね。
左側には普通の板、右側にシンク付きのギャレー上板を切ったものを打ち付け、足りないところに木を足します。壁紙を境目に渡して貼ってしまえばギャレーの完成です。
元からあったドアを切り、高さをあわせて取り付けます。
意識して作ったわけではないのですが、上の棚は恐らくカセットコンロにピッタリです。
シンクの下にモノを入れてみます。
こうしてみると、前と収納能力はあまり変わりません。むしろ増えてるかも。引き出しがなくなったので、細かいものの収納場所が無いのが難点ですが、それはおいおい考えましょう。
シンクの下をとりあえず板で塞いで、ギャレーの完成です。
おお、けっこう綺麗に出来たじゃありませんか。 といっても、右側の板はまだ固定されていません。兆番は確保してあるので、そのうちちゃんと付けましょう。
ネットとタオルかけをつけて完成です。
壁がなくなりギャレーが低くなったことで、車内が格段に広くなりました。
しかも、ギャレーをベッドと同じ高さにしたので、ここにマットをひいてベッドの一部として使うことができます。 これが今回の最大の目的だったのですが、うまく達成できたんじゃないでしょうか。
ただ、ひとつ失敗しました。
ギャレーの左側の板の木目を間違って使ってしまったので、体重をかけると割れてしまいそうなのです。割れる前に上にもう一枚板を 貼らなければならないかもしれません。
さて、今回外した冷蔵庫とガスレンジですが、
どなたか必要な方に差し上げます。ガスコンロはゲッタウェイのμPapaさんへ、冷蔵庫は廃品となりました。ありがとうございました。I