連休に出かけるなんて無謀なことをしたのはいつ以来でしょうか。
そもそも人ごみのキライな私と私の一家は、幼い頃から連休に出かけるなんてことはしなかったのです。
その血と性格を丸ごと受け継いだ私は、一人暮らしを始めても、自分の家庭を持っても、やはり渋滞や人ごみの中に突入していく勇気なんていうものを持ち合わせるに至っていません。とはいえ、しがないサラリーマンにとって連休は貴重かつ唯一の長期休暇の機会です。
これ以外に選択肢を得られないのですから、行かなきゃ仕方ありませんやね。とりあえず。
というわけで、今回は意を決してゴールデンウィークに四国へ帰省するという暴挙に出たのでありました。
目的は「孫の顔を見せること」。すなわち、「(家族も自分も)できるだけ楽に、早く到着すること」です。
ゴールデンウィークですので、途中で観光しながら。。。などということは考えません。だって、それだけで一日が終わっちゃうものね。 さっさと松山に到着することが最優先です。前回(去年)は、夜に出て都内を夜中に通過し、浜松あたりで仮眠して。。。という計画を立てて実行しました。
しかし、その結果は。。。
。。。と、散々でした。
そこで今回は、作戦を変更しました。
まず、前回の教訓より、自分も家族も元気な間にスタートすることにしました。出発時からイキナリ寝る、というのは難しいので、最初はカミさんもあーやも一緒に走る方がいいのです。
しかし、そうすると都内の渋滞ポイントをモロに昼間に走ることになってしまいます。 そこで、上信越道を使って都内を迂回し、中央の諏訪に到達するルートをとることにしました。距離がかなり伸びてしまうのと、関越道まで一般道を走らなければならないため時間がかかるのが難点ですが、果たしてどうなりますことか。それから、東京を過ぎた後の渋滞ポイントである名古屋、大阪を夜中に通過すること。これもポイントです。
前回はここで時間を食いすぎ、疲れが倍増してしまいましたからね。神戸を過ぎて山陽道に入ってしまえばスイスイなので、これが楽チン旅行の最大のポイントになります。
さて、実際に走った結果です。
まず、行きは朝9時にゆったり出発。上越を通って都内を迂回したのは成功でした。
家族が元気なうちにドライブ気分で軽井沢〜長野を通過し、夕方無事に名古屋の手前の恵那峡SAに到着しました。が、ここからが問題。やはり仮眠は出来ず。。。(笑)
わたしゃ枕が替わると眠れないんですねえ。何のためにキャンピングカーを買ったんだか。
いや、タートル号のベッドが狭くて質が良くないのが最大の問題だと思うのですけどね。狭くて親子3人では眠れないし、マットが柔らかすぎて骨組みが痛いし。結局、ロクに仮眠できないまま、夜 10時に恵那峡を出発。そのまま名古屋〜大阪を夜中通過することにしました。
が、これが大成功。前日ゆっくり寝たおかげで、一晩くらいの徹夜はぜんぜん大丈夫。タートル号はクルーズコントロールで運転ラクラクですし、1〜2時間仮眠しただけで福山まで到達することができました。あとは起きだしてきたカミさんと早朝のしまなみ海道をドライブです。
しまなみ海道は有料の橋で繋がれた一般道ですが、そう面白い道でもありません。ましてや早朝ですので、店もやってませんしね。食事は大島のSAでタコ天なんかを食べたりするしかありませんでした。
合計金額も高くつきますし、結局かかる時間も瀬戸大橋と変わりません。観光の目的がなければ瀬戸大橋の方がいいですね。そして午前10時には松山の実家へ到着。着いてしまえばあとは好きなだけ寝られますから、多少ムリもききますしね。
あーやはぐっすり寝てましたし、カミさんも「寝てる間に着いた感じ」ということで、疲れも無くてよかったようです。
さて、問題は帰りでした。
帰りの計画は、
というものです。
うまい時間に名古屋に到達できれば、混雑を避けて最短かつ最も走りやすい東名ルートで帰れます。まず、最初かつ最悪の失敗が、前日によく眠れなかったこと。
長旅を前にした緊張のせいか、ちーっとも眠れません。結局、寝不足のまま走り出すことに。次の失敗は、思いもよらない渋滞、そしてエアコンが故障していたことでした。
まずは松山道。トンネルの中で止まること数回。エアコンが壊れているせいでえらい目に遭いました。あーあ。
そして山陽道の倉敷〜神戸までの区間。 大阪人も観光するんでしたね。こちらはまあ多少動いているものの、やはりトンネルの中で止まるハメに。しかも西日で蒸し暑いのなんの。
あーあ、もうやだ。
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そして深夜のSA。そろそろ給油しなきゃ、と思うと、給油所の前に並ぶ車の列が。。。
なんと給油所も渋滞しているのです。なってこった。。。
あーやも少々ウンザリ顔です。
披露困憊しながら名古屋に到着したのは、午前2時を回った頃でした。
ラジオを聞くと、綾瀬バス停あたりで10キロ程度の渋滞とのこと。これから東名まわりで走ると、休憩を入れても東京を通過するのは午前8時〜9時頃でしょうか。となると、もちろんUターンラッシュの開始時刻のはずです。
同じ理由で中央ルートも駄目。というわけで上信越ルートに決定。疲れきった体と目を休ませながらの力走の果ては、一般道のルート間違いでした。
というか、間違いではなかったのでしょうが、思ったより高崎〜佐野藤岡の一般道ルートが遠かったし混んでいたこと。
東北道に乗ってホっとできたのは午後1時を回った頃でした。午後12時に出発、着いたのは午後2時。帰りの26時間の道中はちょっと疲れましたね。
カミさんも同じ感想だったようです。帰りはムリしてでも最短ルートをカカッ飛ぶべきかもですね。
さて、今回の改造です。といっても大したことやってませんけど。
タートル号には外部収納なんてものはありません。外部どころか、内部収納だってありやしません。
というわけで、松山行きにあたって、少しでも物を置くスペースを増設することにしました。
今回の秘密兵器はこれ、この電動ジグソーです。
前から欲しかったのですが、カンセキで¥2,980の特売広告を見て、慌てて買いに行きました。
いやあ、だんだん道具も本格的に揃い始めたなあ。 次は作業台が欲しいなあ。
40センチ×50センチ、高さは55センチほどですが、この程度の丁度良い大きさのテーブルというものが意外に無いのです。結局は自作するしかありませんでした。
イレクターパイプを50センチほどに切断し、上板に取り付けました。 イレクターパイプは高価だという印象があったのですが、この程度の大きさであれば結構リーズナブルです。これを最後尾のクローゼット部分(エアコンユニットの上)に取り付け、棚にしました。
クローゼットは逆側のトイレの上につけてあるので、これでこちらは棚として利用できます。
ホントはパイプの脚が邪魔なんですけど、テーブルの収納場所にしてあるため、棚板を作り付けにすることが出来ません。
まあそれでも、当分はこれで十分でしょう。
今回の旅行には残念ながら間に合わなかったのですが、折りたたみの自転車を購入しました。
YAHOOオークションで購入したのですが、相手の怠慢?でちょっとハラハラしましたね。
結局ちゃんと届きましたが、相手の確認はキチンとしましょう。
安物(送料込みで¥9,000)のせいか、けっこう重いです。20キロ近くある感じ。
でもまあ、品質はそこそこと言ってよいでしょう。
しかしホイルサイズがこの小ささですので、直進安定性など無いも同然です。
カミさんなんか怖くて乗れないと言ってました。
今回は、上信越道を使って都内を迂回するルートで往復しました。
帰りに高崎の出口でトラブル。何とか番号が000になってる??? 瀬戸大橋の与島SAで検札したときにおかしくなったみたいとか?ついでに料金も???
往路
道路 ルート 料金 東北道 矢板〜佐野藤岡 ¥1,850 関越〜上信越〜中央〜名神〜中国〜山陽 本庄児玉〜福山西 ¥15,700 しまなみ海道 ¥1,450
¥2,050
¥1,750合計 ¥22,800 復路
松山〜山陽〜中国、名神〜中央〜上信越〜関越 松山〜高崎 ¥17,050 本四連絡橋 ¥4,600 東北道 佐野藤岡〜矢板 ¥1,850 合計 ¥23,500
ハイオクはどこも¥110円/リッターで均一でした。 談合?(笑)
場所 走行 走行 給油 料金 燃費(マイル) 燃費(km) 4/29 スタート 21746 4/29 恵那峡 22029 284.8 72.0 ¥8,316 3.96 6.33 4/30 福山 22316 287.5 77 ¥8,894 3.73 5.97 5/5 三木 22613 296.2 83.98 ¥9,700 3.53 5.64 5/6 東部湯の丸 22926 313.2 85.0 ¥9,818 3.68 5.90 合計 1330 317.98 ¥36,728 3.73 5.96 1330マイル=2130km
ふい〜、疲れたワケだ。