リモコンドアロック(2)

11/21/1999

よーく考える

うーん、困った。このままでは1万5千円が無駄になってしまいます。
どうしよう。。。

と、部屋に入ってこれを書きながら、冷静に考えることにしました。

もう一度取り付け説明書をよーく見てみます。
何かヒントになることは書いていないか?

ライン LOCK/
UNLOCK
電気特性 通常オープン、作動時12V
(アメ車の多く、三菱、トヨタの一部 )
LOCK COM30 モーター〜スイッチ線をカットし、UNLOCKのモーター側へ
LOCK ON87 12V常時電源
LOCK OFF87A モーター〜スイッチ線をカットし、UNLOCKのスイッチ側へ
緑白 UNLOCK COM30 モーター〜スイッチ線をカットし、LOCKのモーター側へ
紫白 UNLOCK ON87 12V常時電源
青白 UNLOCK OFF87A モーター〜スイッチ線をカットし、LOCKのスイッチ側へ
    アース
    12V常時電源
    スモール/ルームランプ点灯

すると、「電気特性」のところに、
「製品の電気特性について。モーター1個 約3.5A、リレー接点容量 7Aまで」
という記述を発見しました。

リレー?
リレーって、通常はCOM〜OFF側に繋がっていて、スイッチONでON側に倒れるモノなんですよね(?)、きっと。
たぶん、こんな感じです。

ということは。。。そうか。これをヒントに、この製品の動作を考えてみればいいわけだ。
上の表の「電気特性」を元に、製品がどのように動作するかを考えてみることにしましょう。

動作原理?

といっても、あたしゃ電気にはまるっきり疎くて、W = A x Vである、というくらいしか知りません。
まあそれでもとにかく、分かる範囲で適当に絵を描いてみましょう。

まず、通常のスイッチが付いている状態です。
面倒なので、ロック側のみを書いて考えることにします。 UNLOCK側も同じ理屈でしょうし。
えーと、こんな感じかな。

これで、スイッチをONすればロックが作動しますね。
当たらずとも遠からず、といったところではないでしょうか。きっと。

で、次に、上の表の接続例とおりに接続した状態です。
COMをモーター側に繋げて、OFFをスイッチに、そしてON側を12Vに接続しましょう。
すると。。。

おお!なるほど。
これならOFF状態でスイッチが使えて、リレーのONでもスイッチが入るわけですね。 だから「線をカットして」となるわけか!
謎が解けました。 オレってば天才じゃん?(笑)

じゃあ、私が昨日やった配線だと、どうなるのでしょう?
線をカットせず、現在のラインはそのままで、リレーを入れてみます。

あれ?ちょっとおかしな配線ではあります。GNDが落ちなくなるわけですな。
しかし、これでどうしてガララララ、となったのでしょう。。。?
あれって、おかしなループが出来てしまったような雰囲気の症状なんですよね。
ということは、元の配線図が違っているのかな?
うーん、よくわからん。。。

やっぱオレってば凡才じゃん(^^;

まあとにかく、明日思い切って線カットでの接続に挑戦してみることにしましょう。
これでうまく行けば万々歳です。

再挑戦!

さあ、再挑戦です。
配線は以下のようになる予定です。

まず、恐る恐る12Vの線の切断から入りました。
ぶちん。
あーあ、やっちゃった。
そして、必要な線を接続していきます。

続いてGND。そしてLOCK側の線を切断し、接続していきます。

 

3本以上の線をまとめるのに、左のようなキャップ式の圧着コネクタを使いました。
2本の線を接続するのは、右のような圧着コネクタです。
ハンダづけ以外に、こういう結線方法があるなんて!
ホームセンターで見つけて初めて知りましたが、何とも便利ですね。

まずはLOCK側で動作確認です。 すると。。。
ガシャン!
おお!うまくいった!

ちゃんとLOCKされました。 スイッチもちゃんと効きます。
なんと、ともかく想像通りの動作をしてくれたのでした(^^)/

続けてUNLOCK側も配線し、全ての結線が終わるとこうなりました。

残りの線をビニールテープでまとめ、とりまわしやすくします。
また、リレーユニットはドアの中に置くつもりなので、ビニール袋に入れて防水対策をしておきましょう。

 

ドアの奥、出来るだけ上の方に両面テープで貼り付けます。
パワーウィンドウを動作させながら、配線が邪魔にならないように取り回しを工夫しなければなりません。

一番困ったのは、ゴチャゴチャと結線した部分の収納です。
スイッチユニットのところが狭く、しかもパワーウィンドウのギアがあったりして、なかなかうまく入りません。

ギュウギュウに詰め込んで、やっとこさ収納できました。
このスイッチのところじゃなくて、もっと根元のところで配線出来れば良かったのですが、線の取り回しが出来ないので難しいようです。

内張を張り、ウィンドウの上げ下げとリモコンの動作確認をします。
全て良好!

かくして我が家のタートル号に、無事にリモコン・ドアロックが付いたのでした(^^)/
あー疲れた。
でも、 本日の作業は1時間半程度でありました。

あって良かったもの

とにかくテスターは必須です。買って良かった〜。
それにコネクタを圧着するための道具と、線をまとめるためのタイラップ、そしてビニールテープがあると便利です。

やっぱりリモコンドアロックは便利!


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