リモコンドアロック(1)

11/20/1999

キーレスエントリー

前にタウンエースにも後付けでリモコンドアロックを付けていました。
これは取り付け賃を1万円も払ってオートバックスで付けてもらったのですが、もっと早く付ければ良かった、と思いました。
それくらい便利なものなのです。

今回のタートル号にもさっそく付けようと思い、色々と探して回りました。
ところが、現品を置いてあるところがありません。
イマドキ後付けでこんなものを付ける人はいないのでしょうかね。

途方に暮れていたところ、なんと通販で発見!
TO-FITというところで、値段は¥9,800でした。
早速メールで申し込んだところ、その日のうちに注文が完了、発送してくれ、翌日にはとどいてしまいました。

リモコンドアロック本体 ¥9,800
スペアのリモコン ¥2,800
送料と代金引換手数料 ¥1,000
合計で、消費税込みで¥14,280でした。

なんちゅう梱包

届いた荷物を開けてみると。。。なんじゃこれは。
ヒドい梱包です。

 

クッション材代わりに、シュレッダーにかけたあとの書類クズが申し訳程度に入っているだけ。これじゃあクッションのかわりにもなりません。
ま、壊れてなければかまいませんが。。。壊れてるかどうか判断できないもんなあ。

おまけに、説明書の不親切なこと。ペラペラのA4容姿枚に、図も何もなくて記述だけ。
これで非常に苦労することになります。

「コストを省くため、簡易包装と説明書を省略してあります
という逃げ口上を書いてありますが、これはちとやりすぎですねえ。
なんとなく胡散臭い、信用ならんなあ、と思いましたね。 これならもっと安くしろ、って感じです。

モノ自体は、リモコンはコンパクトで薄くてなかなかいい感じです。
押したときにランプもつきますし。

 

ただし、ONとOFFのボタンが同じ大きさで横に並んでいるので、どちらを押したのか判別できないでしょう。
前にタウンエースに取り付けたものは、OFFボタンが大きくて、ONボタンが小さかったので、手探りでも分かりやすかったのですが。。。
せめてボタンに小さなボッチくらい付けて置いてくれればいいのに、と思いました。

あ、そういえば、スケルトンじゃなかったのか?
しまった。。。「スケルトンモデルも登場!」と書いてあった。。。
注文のときに言わなきゃならなかったのか。。。

ま、いいや。

内張り剥がし

さて、取り付けです。
今回はDIYです。うまく動くと良いのですが。。。

まず内張を外します。 ネジ穴はカバーされていますが、ドライバでコジれば簡単に取れます。

内装はチャチくて、ベニヤに布を張っただけの飾り板です。

 

ドアノブを外し、肘掛けを外します。
取っても外さねばなりませんが、ドライバでカバーをこじ開ければネジが出てきます。

これでやっと内張が剥がせます。

内張はハリガネのクリップで留まっているだけなので、ドライバーでコジれば取れます。
なあんだ、こんなに簡単な止め方をしてあるんだ。
さすがアメ車ですな(笑)

内張を全て外したら、ドアロックスイッチのカバーもドライバでコジるだけで外せます。
裏側から留め金を弛めてやると簡単です。

さあ、スイッチのコネクタが出てきました。
これでやっと作業開始です。

取り付け

タートル号には集中ドアロックが装備されていて、前の2枚のドアにロック/解除のスイッチが付いています。
横ドアと後ろのドアにはこのスイッチは付いていませんが、ちゃんと連動してロック/アンロックされます。

スイッチは単純なもので、ロックとアンロックの2つのボタンがあるだけです。

コネクタの裏側です。
左側はパワーウィンドウ、右側がドアロックスイッチです。

5本のラインが入っていて、接点が見えています。
ヘタクソな字で書いてあるのは、私がこのためにわざわざ買ってきたテスターを当てた結果です。
どうやら、

オレンジ(上) ロック(左が+、右が−)
中央 常時12V供給
ピンク(下) アンロック(左が−、右が+)

というふうになっているようです。( スイッチをONすると12Vくらいかかる)

テスターは、間違って200mAのレンジにしていきなりヒューズを飛ばしてしまい、ホームセンターに買いに走らねばなりませんでした。
やはり電気は難しいっす。。。(笑)

リモコンドアロックからは、9本のラインが出ています。
さあ、これをどのように繋ぐのでしょう???
説明書には、動作パターンによっていくつかの取り付け例が書かれています。

ライン LOCK/
UNLOCK
電気特性 通常12V、動作時0V、作動後12V
(ほとんどのトヨタ車、三菱&ホンダの一部 )
通常0V、作動時12V、作動後0V
(ほとんどの日産車、軽自動車)
通常オープン、作動時12V
(アメ車の多く、三菱、トヨタの一部 )
LOCK COM30 車両側のLOCK ロックモーター モーター〜スイッチ線をカットし、UNLOCKのモーター側へ
緑白 UNLOCK COM30 車両側のUNLOCK ロックモーター(アンロックの間違い???) モーター〜スイッチ線をカットし、LOCKのモーター側へ
LOCK ON87 ボディアース 12V常時電源 12V常時電源
紫白 UNLOCK ON87 ボディアース 12V常時電源 12V常時電源
LOCK OFF87A 配線せず ボディアース モーター〜スイッチ線をカットし、UNLOCKのスイッチ側へ
青白 UNLOCK OFF87A 配線せず ボディアース モーター〜スイッチ線をカットし、LOCKのスイッチ側へ
    アース アース アース
    12V常時電源 12V常時電源 12V常時電源
    スモール/ルームランプ点灯 スモール/ルームランプ点灯 スモール/ルームランプ点灯

たったこれだけのヒントを頼りに、取り付けを行わねばなりません。

タートル号にはLOCKとUNLOCKのスイッチがあり、通常オープン、作動時に12Vとなります。
ということは、3番目のパターンでしょうか???
しかしこれって、線をカットしてこのユニットを割り込ませろ、ということですよね。
ということは、今あるスイッチが効かなくなっちゃうんじゃあ???
うーん、困った。。。

動かん!?

とりあえず、見えている端子に線の先を突っ込んで動作させてみることにしました。

接続したパターンは下の通りです。

ライン LOCK/
UNLOCK
電気特性 通常オープン、作動時12V
(アメ車の多く、三菱、トヨタの一部 )
LOCK COM30 UNLOCKの+側へ
緑白 UNLOCK COM30 LOCKの+側へ
LOCK ON87 12V常時電源
紫白 UNLOCK ON87 12V常時電源
LOCK OFF87A UNLOCKの−側へ
青白 UNLOCK OFF87A LOCKの−側へ
    アースは無いのでLOCKの−側へ
    12V常時電源
    配線せず

リモコンを操作してみると。。。
ガララララっ!
確かにON/OFFにちゃんと反応します。
が、しかし、モーターがけたたましい音をたててギアをナメながら空回りしているような感じで、キチンとロック/解除がされません。
何か配線を間違っている感じです。
しかも、ちゃんと接触してないので、端子から火花が飛んだりして心臓に悪いです。
幸い、スイッチを使えばちゃんと動きますので、壊れはしなかったようですが。。。

うーん、いったいどういうことでしょう。
やっぱり線をカットすべきなのでしょうか?
それとも、もっと何か他に忘れていることがあるのでしょうか?
はたして、全然接続の仕方が違うのでしょうか???

日も暮れてしまいましたし、とりあえず今日のところは諦めるしかありません。
あーあ、困ったぞ。。。

プラグレンチ

ついでに今日はプラグレンチを探してみました。
アメ車のプラグレンチって、日本車と違うのでしょうか???

前にWORKS USAで購入したスプリットファイアーをポケットに入れて、オートアールズでプラグレンチに突っ込んでみるという暴挙の結果(笑)、見事にサイズは日本車と同じであることが判明しました。
これで一安心。

それから、ついでに作業用の電灯も買って帰ります。
室内用の蛍光灯と作業用のスポットライトです。

いずれも通常は¥2,980とかの値段が付いているのですが、今日はなんと¥580でした。
しかも、早速使うハメになってしまったのです。明るくて重宝しましたよ。

まあ、うちの車のようにサブバッテリーでも付いてればいいんですが、普通のバッテリーで使うのはちと不安かもしれませんね。
でも、これで暗いところで止まってしまっても安心です。


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