レインX

10/2/1999

雨の日の視界

コンピュータ関係のシステム・エンジニアとして働きはじめて、もう7年になろうとしています。

この間にもっとも変わったことは、太ったことと体調を崩しやすくなったこと。
そして、目が悪くなったこと。
いや、視力はわりとマトモなんです。両目とも1.2〜1.5という値が出ますので。
問題は「鳥目」になっちゃったことなんです。

視力というより、暗闇での光に対する調節機能が衰えた、と言った方が確かのような気がします。
なにしろライトが眩しい。光が乱反射して見えるのです。
雨の降った夜の道なんかは最悪です。 ウィンドウについた雨粒に乱反射した光で、もう前が何も見えなくなってしまうことしばしば。

これは危険です。なんとかせねば。

スーパーレインX

以前にもこのレインXは使っていたことがあります。
しかし、どうもワイパーを使ったときに細かい雨筋が残り、それが光の膜を作ってしまって前が全く見えなくなる、ということがあって、使うのをやめてしまいました。

いくつかの似たような液体ワイパーを試してみたのですが、だいたい似たようなもの。
決定的に良いモノはありません。

それからというもの、念入りに油膜取りをしただけの素のウィンドウで過ごすようになりました。
キチンと油膜取りをしてあれば、けっこうワイパーだけでイケるもんです。

正しい塗り方

つい最近、Niftyの会議室で「やっぱレインXだよね」という話題が出ました。
付いたコメントのほとんどが肯定派だったので、私は「ギラついちゃってかえって良くないんじゃない?」と振ってみたのです。
すると、
「いや、ぜんぜんそんなことは無い」
塗り方が悪かったんじゃないの?」
という意見をたくさんいただいたのです。

なるほど、確かに私は面倒がキライなので、レインXをピュッピュッとウィンドウにかけ、それをティッシュでコシコシと塗り広げる、という横着なやり方をしていました。
薬品が付いてさえいれば、効果はちゃんと出るだろう、と思ったのです。

ところが、会議室のみんなは、ちゃんと説明書通りに、
「ティッシュにつけて、くるくるとワックスのように塗り広げる」
「一回だけでなく、2重、3重に塗る」
というのを守っているようなのでした。

「全然違うよ。視界クッキリ。」
そんな言葉に乗って、私も久しぶりにレインXを使ってみることにしたのです。

レインXを塗ると、ウィンドウが少し曇りがかったようになります。
いかにも「塗りました」という感じになるのです。
これを目印に、まんべんなく、しかも3回塗り重ねます。
けっこう疲れます。もう腕もだるだる。でも頑張って塗ります。

そして最後に、濡らしたタオルを固く絞って、ウィンドウを拭き上げます。
これで曇った感じが取れ、クリアなウィンドウが復活します。
これをやらないと、くるくるの筋が残ったままで見難いウィンドウになってしまいます。

これで出来上がり。

効果のほどは?

塗り終わった途端に、曇天だった空から雨粒がぽたりぽたり。
なんちゅうタイミングでしょう。

翌日の出勤で、その効果はハッキリと見て取れました。
昔と同じ、水が玉になって飛んでいきます。ああ、懐かしいこの光景。
霧雨程度ではあまり効果ありませんが、そこそこ降っていれば30〜40キロでもう視界クリア。
ワイパーを一回動かすと、それだけで綺麗な視界が復活します。

さて帰りです。恐れていた雨の夜道も完璧でした。
やはりキチンと塗ればキチンと効果のあるものだったのですね。
それに、ウィンドウの角度による乱反射の仕方もあったのかもしれません。
現在の車は、わりとウィンドウが立っていますので、それほど乱反射しないのかも。

それに、ワイパーが綺麗に通るようになりました。 ビビりがありません。
これならワイパーのゴムもそんなに劣化しないでしょう。

しかし、ワイパーを使うと剥がれていくので、マメに塗り重ねなければなりません。
でないと、水滴の筋が出来てしまって、かえって乱反射を起こしてしまいます。
剥がれかけの状態というのが一番悪いのです。

手入れが面倒にはなりましたが、思ったより効果が大きくて良かったです。

 


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