冬眠なんてするもんか(^^) 1/12/1999
2種類の人間
「人間には2種類が存在する。バイクに乗る奴と、乗らない奴だ。」
キリンという有名なバイクをネタにしたマンガに出てくるセリフです。
私に言わせると、バイク乗りにはさらに2種類の人間がいます。
それは、「冬でもバイクに乗る奴と、やっぱり乗らない奴」です(^^)
さらに言えば、冬でも乗らざるを得ない奴と、好きで乗ってる奴とに分けられたりもするかも(笑)
あたしなんか学生時代は貧乏で足がバイクしかなかったですから、嫌でも乗らざるを得なかったんですがね。
冬のバイク
冬って、気をつけなければいけないことさえ気をつければ、実は意外にバイクには快適な環境だったりするんですよ。
まず、観光客が少なく、他のバイクも少ないこと。
煽られることもないので、ガラガラの道をノンビリ流せます。寒い中で出会うライダーは、まず間違い無く「ちゃんとした」バイク好きである可能性も高く、休憩でいっしょになったりすると話が弾んだりすることも多いです。
また、天気が比較的安定していること。
暖かい日を選べば、まず雨具の世話になることはありません。服装と装備さえちゃんとしていれば、寒さはわりと防げますから、日が当たってけっこう暖かかったりするもんです。
それから、空気が割りと澄んでいて、気持ちいいこと。
なぜか冬は空気がおいしい気がしますね。さすがに高原まで出かける気にはなれませんが、ちょっとした山の上でも空気が澄んでいて眺めがよかったりするもんです。
冬の装備
気をつけなければいけないことも、もちろんあります。
まずは服装と装備。
当然ながらカッチリした冬の装備が必要になります。
ウィンタージャケットとハイカットのブーツ、ウィンターグローブやハンドルカバー、フェイスガードやフルフェイスのヘルメット、ネックガード、オーバーパンツなど、要所を決めることです。
首や袖口などの風の進入口をキッチリおさえた服装をしていると、意外に寒さは凌げるものなんですよ。
それから、もちろん道の状態です。
この時期、山へはなるべく入らないようにします。どこで凍結しているかわかりませんからね。
それから、早朝や日が落ちてからも走らないようにします。気温が下がると何が起こるかわかりませんから。
体の自由が利きにくいので、無理は禁物なのです。
ただ、着膨れしている分、コケても安全だったりはするんですがね(笑)
オーバーパンツ
こないだタンスを漁っていたら、いつ買ったのかわからないようなオーバーパンツが出てきました。

バイク用ではなく、さほど防寒性能も耐風性能も防水性能も期待できないようなシロモノなのですが、それでも無いよりはマシです。それに、何故かちゃんと膝のパッドを入れるところがあったりして、いったいこれは何用のオーバーパンツなのだろう?と思ってしまいましたが、どうやら若者のファッション用らしいんですな。
いったい何のために買ったんだっけ? いったい何年前に買ったんだっけ?
たぶん10年選手だと思うのですが(笑) まったく記憶にございまへん。。。
試しに使ってみると、これが意外に便利です。
まず、ジーンズなどをはく必要がなく、ジャージの上に履いて出かけられます。
あたしゃ不精者なので便利(笑) 重宝しそうです。
それに、やはり暖かいですね。
2枚のズボンの間に空気の層が出来るせいでしょう。単体ではさほど性能はありませんが、これで必要十分な機能を得ることができます。
下にカッパでも着込めば無敵でしょうな。
夏グローブ
ところが、グローブだけは夏用だったりするんですな、これが(笑)
ハンドルカバーを使っているせいです。これがあれば、グローブは軍手でも大丈夫。というか、あたしの夏用グローブは軍手よりも通気性が良いくらいなものですが(笑)
なにしろエンデューロ用のメッシュの奴ですから。
ウィンターグローブ欲しいんですけどね。用が足りているので、優先順位が低いんです。もちっと暖かくなったら買おうかな、って本末転倒ですが(笑)
でも、ハンドルカバーじゃ暑すぎるくらいの季節になると、やはり必要になるかもしれません。
あと、私の装備に足りないのは、アゴです(笑) ジェットヘルなので、アゴが寒いの何の。
これはなんとかせねばなりません。とりあえずはバンダナで応急処置しますが、そのうちフェイスガードを購入しましょう。ネオプレーン素材の奴ならシールドの曇りも防げていいかも。
あなたはどっち?
別に冬に乗らないバイク乗りをけなすつもりなんてサラサラありません。
あたしだって楽しくなきゃ乗りませんしね。装備が面倒だし、もちろん寒いし。
でも、バイクはいつ乗っても楽しいもんですからね。せっかく持ってるんなら、冬でもたまには乗ってみましょうよ。
雪が無い限り、私んちのレイドは冬眠しません(^^)/
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