■ Vol.5 | 2007年9月25日号 ■
≪ ノワ・アコルデ サロンギャラリー Vol. 1 ≫
ひらい悦子展 音楽家シリーズ in SAPPORO PMF 2007
 ノワ・アコルデ音楽アートサロンウェブサイトを立ち上げて1年半になりました。サロン内では昨年11月企画展と今春は花シリーズを展示していますが、ホームページにやっと掲載する事になりました。
 この音楽家スケッチは、一人一人のスケッチですね。実はPMFの前半の締めくくりとなる楽しみは、本場ウィーンでもなかなか聴けない室内楽の名曲や珍しい曲そして20世紀21世紀の現代曲を平土間の札幌交響楽団練習場ホールで、とても安価なチケットで聴けるミニトークコンサートです。このスケッチシリーズはそのワンシーン。

クラリネット奏者 ペーター・シュミードルさん
 今年は、札幌交響楽団と尾高忠明さん指揮 モーツアルトのクラリネット協奏曲が聴けました。LDでバーンスタイン指揮などは何度も聴きましたが、生で聴いたのははじめて。120回を越える演奏だとか。自家薬籠ヴィンテージものでした。PMFへは'91年より毎年欠かさず17回目。芸術主幹を勤めておられます。
 PMFとは パシフィック・ミュージック・フェスティヴァルの略。作曲家ピアニストのレナード・バーンスタインが提唱してできた世界の若い音楽家の為にアカデミーを札幌で約一ヶ月開催。その間に、シュミードル芸術主幹兼教授初め、ウィーンフィルハーモニーの首席クラスの団員でありウィーン音楽大学の教授達が一般公開のコンサートを開き、アカデミー生と共に世界のマエストロの指揮のもとに交響曲や室内楽を一般に公開演奏をするという長寿で世界規模の音楽祭です。 『世界一』とサイモン・ラトルさんやゲルギエフさんが折り紙を付けた市内の中島公園内にある『キタラホール』で今年は、リッカルド・ムーティさんが振りました。

ホルン奏者 ギュンター・ヘーグナーさん
 ウィーン・フィルハーモニーのホルンは、フレンチホルンとは違うウィンナホルンです。独特の音色がしますが、奏法は難しい。が、さすが頼もしい匠(たくみ)です。'91年以降14回も参加されています。札幌以外来日は数知れません。新年には、ウィーンリンクアンサンブルのメンバーとして、シュミードルさん、W.シュルツさんら9人のメンバーで、毎年大阪いずみホールなどで演奏。

ファゴット奏者 ミヒャエル・ヴェルヴァさん
 PMF参加は'93年以来7回目。

トロンボーン奏者 イアン・バウスフィールドさん
 ウィーンフィルハーモニーの首席奏者に迎えらたイギリス人。ヨーク生まれ。英国王立音楽院のトロンボーン教授をつとめ、世界各国でマスタークラスを指導。PMFへはロンドン交響楽団メンバーとしての参加を含めて6回目の参加。札幌のメインストリート大通公園では、7月PMF音楽祭開幕とともに無料コンサートが二時間も繰り広げられます。もちろん芸術主幹の P.シュミードル教授が自ら司会をして、時間延長してのサービス精神満載のコンサートが開かれます。その後半の指揮をつとめられるのが、このバウスフィールドPMFアカデミー教授。ぬ、らしくない?若いアカデミー生と同じ目線で、クラシックからポップス、ミュージカル、ジャズなどパワフルにめちゃめちゃ楽しいブラスアンサンブルを披露。

ヴィオラ奏者 ハンス=ペーター・オクセンホーファーさん と
  ピアノ奏者 エイドリアン・コックスさん
【ヴィオラ奏者 ハンス=ペーター・オクセンホーファーさん】 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 ウィーンンフィル第一コンサートマスターウェルナー・ヒンクさんらと構成するウィーン弦楽四重奏団メンバー。PMFには'96年より以降9回目の参加。
【ピアノ奏者 エイドリアン・コックスさん】 ロンドン出身。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団メンバーとの共演多く、ウィーン国立音楽大学ピアノ科教授 PMF2002年以降5回目の参加。昨年のPMFでは、ベートーヴェントリプル協奏曲をウェルナー・ヒンク(Vn.) フランツ・ドレシャル(Vc)と札幌交響楽団、尾高忠明指揮(札幌きたらホール)で大好評を博した。

♪ 音楽家紹介は、PMF音楽祭公式プログラムを参考に、筆者の見聞をもとに作成しております。筆者はPMF維持会員。

♪ 当hpギャラリーでは、教授、芸術主幹、首席奏者など役職は省略し、“さん”にしています。ご了承ください。
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