12歳でクラリネットを始める。大阪音楽大学音楽学部器楽科を経て渡米、ジュリアード音楽院にて修士課程修了。これまでに山崎隆弘、本田耕一、チャールズ・ナイディック、大島文子諸氏に師事。
1994年から97年まで霧島国際音楽祭に奨学生として参加、優秀演奏賞初め、数々の特別奨励賞を受賞。1999年には第11回宝塚ベガ音楽コンクール木管部門入賞、さらに第68回日本音楽コンクールクラリネット部門第1位入賞し本格的に演奏活動を開始。その後も、2001年には、第2回カール・ニールセン国際クラリネットコンクールディプロマ賞、第5回松方ホール音楽賞大賞、平成13年度坂井時忠音楽賞、第19回黒川録朗賞、2002年第24回姫路市芸術文化賞芸術年度賞、第26回神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、2003年には平成15年度兵庫県芸術奨励賞と受賞を重ねる。
在米中には、過去10年以内に作曲された現代作品のみを取り上げるニュー·ジュリアード·アンサンブルに所属し、多くの世界初演・米国初演に携わった。この経験は帰国以後も活かされており、2001年7月に結成された現代音楽演奏団体 next mushroom promotion のメンバーとして活動を続け、現代音楽の分野でも高い評価を得ている。2006年には団体として、サントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞、バルトーク音楽祭(ハンガリー)、武生国際音楽祭(福井)やセルバンティーノ音楽祭(メキシコ)他、国内外の音楽祭に招かれている。またKNMベルリン(ドイツ)やアンサンブル・ルシリン(ルクセンブルグ)に客演し、録音などにも参加している。近年では、アンサンブル九条山のメンバーとしても活動し、文化庁移転が決まっている京都の現代音楽アンサンブルとして注目を集めている。
これまでに飯森範親指揮東京交響楽団、佐渡裕指揮大阪フィルハーモニー交響楽団、西本智実指揮京都市交響楽団、岩城宏之指揮オーケストラ・アンサンブル金沢や外来のオーケストラとソリストとして共演。今年は7月15日のいずみシンフォニエッタ大阪第39回定期演奏会にてソリストとしてユン・イサンのクラリネット協奏曲を演奏することになっている。
現在大阪音楽大学・京都市立芸術大学にて非常勤講師、ならびにいずみシンフォニエッタ大阪、ニューヨーク・リコリッシュアンサンブルの各メンバー。 |